無属性

 

 

概要

追い風の少なさが戦闘職人の適正。一つを極めて手にしたスペシャルスキルを見せつける!

 

無属性とは、中世ヨーロッパで提唱されたパルケルススの4大元素にも、天にも地にも直接関係のないいわば寄せ集め集団である。人の信仰したものの中でも自然とは直接関係ない、思想や財産など概念的なものが神格化した存在が多い。

無属性と言うのはどのゲームにも必ず存在するオーソドックスな属性。マスターがデフォルトでみな無属性であることから、我々人間も属性にあてはめるならば無属性となるのだろう。

前作では22体と最多のクリーチャーが属していたが、有能なクリーチャーのほとんどが属性値や天気、地形の効果という甘言によるスカウトで新しい属性に属してしまい、今彼女たちはメンバー構成に苦しんでいる。

だが彼女たちには弱点属性がない、この手のゲームにおいて重要なそれがないという利点がある。地味かつ単純なポイントだが、それを生かして相手に左右されずどんな時も自分の役割を貫ける強さとなっている。疫病神やケットシー、オニャンコポンやアルテミスなど、一つの役割に全てを賭ける彼女たちの献身的な貢献は侮れない。

技の方も追加効果はほとんどないが安定性の高いモノが揃っている。さまざまな要素への執着の無さが逆に戦闘におけるスタンスの一貫性となっており、一心不乱に勝利をもぎ取る原動力となっていることも間違いない。

 

 

 

 

属性値の影響

なし

 

天気・地形の影響

[晴れ]無属性:なし

[曇り]無属性:なし

[移動不能]無属性:なし

[平地]無属性:なし

 

基本クリーチャー

 

アルテミス

無属性の無は無個性の無ではなく、どの属性にも入れられない個性派集団ということだ。

一人選ぶのに迷うが、アルテミスは能力補助や召喚催促ができるオールマイティなクリーチャーだ。もえくりは連携が重要だとはいっても、頼れる子が一人いれば戦いを作ったり流れを変えたりすることができる。このクリーチャーはそれを教えてくれる。

 

攻撃面

無属性の攻撃は単純な攻撃しかない。だが単純が故に使いやすく、威力もほかの属性のものより高めである。

バジリスクは無属性だけでなく召喚時間が短いクリーチャーすべてを代表する攻撃手だ。召喚時間3がネックだけど出してしまえば攻撃力の高さや移動力などで相手の狙ったキャラに大きな負担を与えられる。

ヴァルキリーとアルテミスはクリーチャーでありながら、マスターが使える強力な技が使える。SPが自動で回復するマスターが使える技を使うのだから、SP燃費の悪さは否定できないが、クリーチャーが使える点と属性一致なのはやはりほかの属性にはない破壊力の見せ所であろう。

毘沙門さんは登場が遅いがその分攻撃力の高さと「脱魂」の所持によって使いやすいクリーチャーである。

 

防御面

防御面といえば、覚という作中でも象徴的なクリーチャーがいる。4種のシールドをすべて使いこなし、「透視」で魔石に隠れた相手を知ることができる。なかなか攻撃が当たらないのも性能の高さを表しているといえるだろう。ある程度運が絡むが、どの召喚方法でも即召喚できるからその点で十分カバー可能だ。

アルテミスによるクリティカル率の底上げは微々たるものだが、彼女自身の攻撃性能と合わせたら十分信頼できる。

あとは、攻撃は最大の防御という格言を表すミノタウロス。このクリーチャーは攻撃技全てに「移動不能」が加わるので、まさにその格言を体現している。

 オニャンコポンの召喚催促は、場を早く整える=守備を固めるだから、広義でいえば防御に当たるかもしれない。

 

補助面

無属性のみんなは存在だけで役割がはっきりしている。

ケットシーは3つの固有技があり、しかもそのすべてが固有の役を与えられるほど重要な技である。ゆえに彼女を見ただけじゃどういう使い方なのかがわからない。それがケットシーの強みなのだ。

毘沙門さんは「脱魂」で「霊体」を与えられる唯一のクリーチャー。それ使わなくてもアタッカーにできる点もおいしい。

ティアマトはいるだけで召喚コストのかかるクリーチャーの負担を軽くできる。疫病神は「能力交換」ができる。

どのクリーチャーもほかの属性にはできない唯一を持つ…あてはめられないから無属性なのである。