死霊使いとは、ファミリア・種族:不死・死亡という要素を精一杯生かして戦う職業である。
マスターがアンデッ娘(種族:不死のファミリア)を召喚できるうえそれらを生かす能力・技をおぼえるが、
ファミリアはクリーチャーより弱い存在であるうえ、それを補うほどのものがマスターに与えられるわけでもないため、
そこまでファミリアを主として扱えるというわけでもない。
この職業は「アンデッドフュージョン」や「屍兵技強化」「屍兵強化1・2」などでファミリアを生かすか、
「アンデッドエキス」や「幻術:冥府の宴」などで「種族:不死」に注目した戦い方をするか、
「コープスコントロール」で死んだクリーチャーを生かすかという3つの戦術に大別されると思う。
マスターが弱い割には有効なSP増加系の能力・技がないため、強力なクリーチャーを召喚するのは苦手。
個性的な能力や技の説明をよく読んで戦術を練るタイプの、上級者向けの職業である。



以下特徴を・・・
・ほかの職業では主として扱いにくいアンデッ娘を強化させて扱うことができる。
・マスター自身の技が個性的かつ強力であるため、SPさえあれば強い。
・「種族:不死」のキャラへのサポートが非常に強い(特に「瞑想」並みの回復を範囲で行える「アンデッドヒーリング」は強力)。
・死んだクリーチャーならば敵のクリーチャーでも「コープスコントロール」で1ターンだけ扱える。
 ※死んだクリーチャーについては、敵の構成によるためここでは考慮しない。


キャラ別能力による特徴
・イルセ…この職業は能力が強力なので、能力キャパ20をフルに使えるということはそれだけでこの職業への適性を示しているといえる。
・ヨナ…「夢現の幻」によってデコイが自動的に出現する。デコイはファミリアなので、不死を付ければ「アンデッドフュージョン」などの
”不死ファミリア”限定の技の恩恵を受けられる。もちろんターン数が必要なこの職業自体との相性もいい。

上記二人は特徴がはっきりしているため記載した。


欠点は、
・治癒師ほどではないが攻撃性能が低い(条件次第で技がパワーアップするが)。
・SP効率を上げる能力がほぼない(「鎮魂」や「招霊」など、キャラが死ぬ必要がある)。
・クリーチャーより弱いファミリアを出すためのコストが6・8と高い(「レイズアンデッド」が最安値だが位置不定)
・技も能力も戦闘序盤(マスターのSPや手数が足りない状態)では真価を発揮しにくい性質であるうえ移動も低いため、速攻に非常に弱い。


 マスターの攻撃性能が控えめであることが基本であるため、マスター自身で攻める戦いが得意な人には向かないだろう。
後衛職のイメージがあるが実際はその通り、攻撃力も防御力も移動も低いためドラゴン・最高級クリーチャーを使うことは非常に難しい。
初手でアンデッドエキス」を自分に当てて「種族:不死」になるだけでも耐久力がかなり変わるためお勧めだが、無理はできない。
マスターのSPがそろったりファミリアの数がそろい強化が済むと真価を発揮するが、それまで戦いを長引かせることが簡単ではない。
一般的に速攻が強いこのゲームでどうやって長期戦へ持ち込むか、ここがこの職業が上級者向けであるゆえんである。 
 クリーチャーの死亡がこの職業の技・能力の発動のトリガーである場合が少なくないので、クリーチャーの見殺しも時には大切である。

 

以下、パーティ考察




活発な不死パーティ
イルセ・死霊使い・冥府の宴・屍兵技強化・魔石召喚
フロラ・アプロディーテー・ケルベロス・バジリスク・カラドリオス・軻遇突智

 「ゾンビパウダー」で種族:不死を量産して、「幻術:冥府の宴」による連続攻撃で一気に叩くパーティ。
 バジリスクや軻遇突智の2回連続攻撃はそれだけで敵マスターをあっという間に倒せるレベルなのである。
ほかには、たまったSPで「コープスコントロール」をすることでカラドリオスの「託す」を複数回使用できるのもポイント。
「屍兵技強化」は敵が長期戦を仕掛けてきた時のためにある。速攻を仕掛けてきた時はすぐに軻遇突智をだして備えてもよい。
マスター撃破はバジリスクの連続攻撃or毒でいいのである。



死霊ペナルゥパーティ
ペナルゥ・死霊使い・悪戯厄災・屍兵技強化・屍兵暴走・魔石召喚
ヘル・アプロディーテー・エウリノーム・フロラ・オセ・バジリスク

 悪戯厄災による能力キャパー4を生かして、「屍兵技強化」「屍兵暴走」という個性的な組み合わせを実現したパーティ。
「屍兵技強化」以外はクリーチャーの出したアンデッ娘にも適用される。
そして「屍兵暴走」はターンの最初orアンデッ娘を出した直後のどちらかで必ず操作されるという優秀な仕様。
つまりマスターがファミリアを出した直後も動いてくれるため「屍兵技強化」と合わせたこの戦術は有効だといえる。
 ほかのファミリア使いのクリーチャーを採用するのもいいが、ヘルはほかの能力が優秀、
イスラーフィールとピュグマリオンは召喚コストが高すぎて死霊使いと相性はよくないことから、エウリノームかネビロスがいいと思われる。
 「屍兵技強化」を生かすにはマスターのSPが必要なので、アプロディーテーとフロラの併用は重要である。



フレス爆弾パーティ
イルセ・死霊使い・幻術:冥府の宴・ダークマスタリー・招霊・魔石召喚
ザバーニーヤ・フロラ・クムバカルナ・フレースヴェルグ・グルヴェイグ・バジリスク
必須技アンデッドエキス・アンデッドボム

 フレースヴェルグに「アンデッドエキス」をかけて「種族:不死」にし、
グルヴェイグを「能力吸収」することで死なないフレースヴェルグを「アンデッドボム」の対象にできるパーティ。
 こうすれば威力も射程もある「アンデッドボム」起爆剤の完成となり、
フレースヴェルグの脆さも克服できるというわけである。
 SP補給にはフロラを採用し、他の子は召喚時間の短めの子で構成した。
ザバーニーヤは別に誰でもいいが、闇属性の敵への打点として採用した。