ハルカさん中心パーティ考察


感情を失いかけた霊能力者 ハルカ

クリーチャーの力をその身に宿すハルカ。
彼女のまっすぐな姿勢からは、狂気を感じるほどの
手持ちクリーチャーに対する信頼と知識がある。



解説

 クリーチャーの能力や技をマスターにつけることのできる降霊術師の使用例。
能力やクリーチャーの選択や運用次第ではクリーチャーたちを本来の性能以上に
発揮できることもあるが、ハルカさん自身の技や能力値は微妙であり、
降霊するためのクリーチャーについて熟知していなければならないため上級者向けの職業となる。

 マスターへ搭載することのできる強力な能力は、
クリーチャーの持つSPをマスターへ移すことができる「SPポゼス」や、
降霊解除したクリーチャーをそのまま場へ残せる「ソウルリリース」であり、
いずれも戦闘の展開をスピーディにしてくれるものである。
ポゼス系能力は、極端に高い能力値を誇るクリーチャーへ降霊するときに一考するとよいだろう。

 降霊先とするクリーチャーは、能力値は25%しか上がらないこともあり
能力や技を目当てにして選ぶことが基本となるだろう。
HPとSPがとても高く、能力でSPの確保を迅速にできるアプロディーテー、
即召喚できるクリーチャーの中で最もSPが高い野槌、
移動回数を増やすことで2回移動できるマスターを作れるエアリアル、
能力が優秀なメジェドやクラーケンがパッとあげられるところであろう。
 そして、降霊中にクリーチャーの能力を使った場合、ハルカの能力の回数が減るのみであり、
降霊したクリーチャー自身の能力回数は減らない。つまりうまく使えば能力回数の2倍の回数だけ発動能力が使えるということになる。

 「ソウルキャッチ」「ソウルアクセプト」によって召喚キャパ2・3のクリーチャーへ降霊することもできるようになる。
それらを使う必要のあるクリーチャーたちは、能力値はもちろん能力や技も強力であり、さらにその子たちが持つ召喚キャパを無視できるので、
能力キャパ以上の効果をもたらすことが多い。
それらが必要なクリーチャーの中で強力なのは、即召喚もできるオセ、
「世界」こそないがハルカさんの移動4をそのまま得られるユグドラシルや能力が優秀なドラゴンちゃんだろう。
特にドラゴンちゃんを降霊先にすることは、能力値や能力そして他クリーチャーの補助の全ての面でとても効果的である。
そしてクリーチャーの持つ耐性系能力によって、ハルカの状態異常を治癒できるという点もある。
「○○耐性」・ドラゴンやスルトが持つ「状態異常耐性」はハルカパーティにおいては非常に利用価値の高いクリーチャーとなるわけである。
ちなみに「完全耐性」はAランクなので利用できない。

 この職業に慣れていない人がやりがちなミスは、戦闘の序盤で降霊や召喚を多用してSPが足りなくなり、
相手の速攻に対応できずやられてしまうことである。
持っているSPを、降霊したクリーチャーの仕事と召喚するというマスターとしての仕事の
どちらかを選択していかなければならないところも、クリーチャーの熟知と並ぶこの職業の難しい理由である。

 いずれにせよSPの確保が難しく、速攻で敵を攻めることはできないマスターなので、
高ZOCを持つクリーチャーで守りを固めたり、野槌やアプロディーテーなどSPの高いクリーチャーへ
降霊するなどしてSPをためてじっくり戦力を溜めてていきたい。
敵の速攻に対応するために、降霊関係なしに即召喚できるクリーチャーを数体用意することをお勧めする。

 ちなみに、この職業はマスターの能力値を能動的に上げる数少ない職業なので、うまく使えば3祖神の召喚が最も楽にできる職業でもある。




ハルカさん自身の考察
 能力値が低めであり移動も4しかなく技もスラッシュ系しかない。
能力も降霊することが前提なので、当たり前だが降霊することが不可欠である。
「エアスラッシュ」「スピンスラッシュ」「ハードスラッシュ」を持っているので、
射程・範囲・威力のある技を持たないクリーチャーに降霊すると、それらの欠点を無属性技ではあるが補うことができる。
リアクト技は3つあるので、これらを使って降霊までのターンを稼ぐことは非常に重要である。



マスターの能力考察

踏ん張り
能力キャパが余ったら。降霊条件が召喚時に隣接することなので割と重要な能力である。
ソウルキャッチ
ドラゴンちゃんやオセへの降霊が強力。
ソウルアクセプト
これが必要なクリーチャーは単体性能が高いので、これの需要は意外と低い。
ソウルリリースと併用すると召喚キャパ3のクリーチャーを場に2体出せるようになる。
全域降霊
降霊が暴発しやすくなるだけなのでいらない。
HPポゼス1・2
降霊がHP回復として機能する。
状態耐性共有
状態耐性系能力を持つクリーチャーへ降霊することで、自分側のみんながその恩恵を受けられるようになる。
影響力の大きい能力である。ハルカさんがこれを受けることで、場に出ている味方全員の状態異常を無理やり治すことができる。
SPポゼス1・2
このマスターの死活問題であるSPの確保ができる能力。SPポゼス1はソウルリリースと併用できるのがポイント。
ソウルリリース
降霊解除したときに手札ではなく場に即出せるのが強力。相手の数への対応力が格段に上がるだけでなく、
マスターが技を使った後に降霊解除することで、マスターの技使用→クリーチャーの技使用と1ターンに2度同じ技を使用することもできる。
アビリティピック
恩恵を得られるクリーチャーがかなり少ない(マイナス能力のほとんどは降霊してしまえば発動しないものがほとんどなため)。
ハルカさんとの相性もよくない子が多い。
アタック・ガード・マジックポゼス
降霊先のクリーチャーに合わせて選びたい。
ムーブ・ZOCポゼス
上昇幅が小さいので使いにくい。
究極降霊
能力値が大幅に上がるが、1ターンしか降霊できないのでいらない。




クリーチャー考察


降霊先におすすめなクリーチャー

エアリアル
2回移動+「飛行」持ちなので、移動力に難のあるハルカとの相性はいい。
バジリスク・ユミール
降霊すれば攻撃力が200を超える。「ソウルリリース」による連撃が非常に有効。
アルテミス
ショット系技によって遠くから援護できるほか、
「キュアポイズン」や「闇の渦」で軽い治癒師になることができる。
毘沙門
「脱魂」が自身に使えたり攻撃力が高かったり数回使えるのが魅力。
ただ「脱魂」のコストと召喚時間の長さが厳しい。
メジェド
必中「レーザー」や常時効果のある2つの能力をそのままもらえ、
SP13の欠点も無視できるので降霊できれば強力なマスターとなる。
ウコバク
「与ダメ攻撃アップ」を本人以上に生かすことができる。
スルト
「状態異常耐性」をもつので、「状態耐性共有」と組み合わせれば強力。「不屈」でマスター自身が強くなれるのもポイント。
軻遇突智
召喚キャパ1の中でも全てのステータスが高い。「アビリティピック」が役に立つ数少ないクリーチャー。
アミィ
自身もある程度ダメージを受けるが、降霊によって火力が増えることがポイント。「自爆」しないように。
カラドリオス
降霊することで自分で回復できる。「ソウルリリース」ならば解除後も隣に来るため容易に「託す」が可能。
フェンリル
SP12という欠点を無視できる。
セイレン
遠くから援護できる。天気を変えられる点も優秀。
鎌鼬
欠点であるキャパ2とSP9は降霊できれいに解決できる。「ZOC無視」によって機動力に困らない。
たんころりん
「癒しの実」「自己治癒」による効果的な回復技と高射程技「木呪」を持つので降霊との相性はとても良い。
句句廼馳
能力を使うことはできないが、能力値の高さと技「癒しの実」「万能漢方」がとても優秀。攻撃技も優秀である。
ユグドラシル
「ソウルキャッチ」が必要。「世界」「SP回復」がなくなるが、「HP回復」がなくならず能力値の高さや有用な技を活用することができ、
何よりマスター自身が動く壁と化すためかなり有効である。
アプロディーテー
HPの高さやSPの高さが光る。「豊穣神の恵み」が継承可能なのもポイント。
野槌
降霊することでSPをモリモリ確保できる。回避率も得ることができるので相性はかなりいい。
「ストーンアーマー」「ストーンニードル」の能力値アップも魅力。
クムバカルナ
「眠り姫」で睡眠状態となることで、マスターへの攻撃をしなくなる性質を利用できる。自動でカラドリオスを呼ぶことも可能。
グレムリン
「ワープ移動」や便利な技を即召喚で利用できる。
オセ
「ソウルキャッチ」が必要。「アビリティピック」がなくても「完全操作」を無視できる。
戦闘の序盤から最後そして緊急時にも役に立つ。
甕槌
降霊すれば「召喚時間制限」がミスするので、本来の彼女以上の強さを得られる。移動方法が「ワープ移動」なのもポイント。
サンダーバード
移動の高さと「クイックムーブ」が光る。
ラシャプ
遠くから援護できるほか技回数をあげることができるので、SPが余りがちな後半戦で本来以上に真価を発揮する。
ハルカが「クイックアタック」を使っても、ラシャプ自身の「クイックアタック」の回数は減らない。
マカラ
「射程アップ2」を得て高射程からの「水爆」が強力。
クラーケン
耐性系能力を3つもつため「状態耐性共有」が有効。水属性の射程の長さをそのまま受けられ、技を自分に当てることで回復できるのも魅力。
クピド
降霊することで多少硬くなるので、「クピドの矢」を2回使いやすくなる。
ハルカが「クピドの矢」を使っても、クピドの「クピドの矢」の回数は減らないため最大4回使用可能に。
ドラゴンちゃん
「ソウルキャッチ」が必要。天候技や強力な4つの能力全てをそのまま受けられる。降霊することで状態異常を強引に治せる。
アスクレーピオス
「蘇生」はBランク。降霊できれば他の回復系クリーチャーはいらなくなるだろう。
うまく降霊すれば「蘇生」を2回使用可能ということになる。
覚・ペリ・ラマッスなど複数の壁技をもつクリーチャー
「ソウルリリース」使用で1ターンのうちに2枚壁を張れる。
リモン
「押しかけ治療」で出てきた時、降霊していなければ勝手に降霊してくる。天気補助と状態異常治しが得意なマスターになれる。
アリオク
マスター自身がダメージを受けることで「復讐者」が発動するようになる。




降霊せずに生かすクリーチャー
エアリアル
降霊しなくても、強制移動技を持つ相手を「突風」で飛ばす使い方もできる。
ウンディーネ
手軽に召喚できる範囲攻撃技使いであり、敵側の速攻に対応できる。
フロラ
「アロマセラピー」でマスターのSPを補助できる。
スフィンクス・マンドレイクなど高ZOCクリーチャー
敵の速攻攻めを防ぐことができる。特にスフィンクスは「石の牢」でエリシャにも対応可能。
サヴィトリ
マスターの逃げを助けたり、「アシスト」で命中率の低いクリーチャーの技を有効に使うことも可能。
オセ
SPが余りがちな後半戦で。
スレイプニル
降霊で上がったマスターの能力をさらに上げることができる。
ノーム・大太法師
「地震」を持つ召喚時間の短いクリーチャーであり、「人形召喚」もあり敵側の速攻に対応できる。
ラマッス
ZOC2とシールド技でハルカさんを守れる。
ラタトスク
召喚キャパを食わず召喚コストも少ないので、とりあえず出すだけでも「扇動」や「賄賂」によって効果はかなり高いモノとなる。
カラドリオス
能力「病人の枕元」によって、クムバカルナに降霊した際の「眠り姫」発動だけで召喚できるようになる。
リモン
状態異常に弱いハルカにとっては頼りになる存在。出てきた時に降霊していなければ勝手に降霊する。
グングニル
マスターに一応戦力があるため候補となる。
ウングル・オニャンコポンなど召喚催促系クリーチャー
召喚時間の長いクリーチャーへ降霊するときに組みたい。





総評、やっぱりSPが大切
 ハルカを使用するときはSPの重要性がほかのマスターと比べて非常に高いことを覚えておきたい。
技を使用しないと降霊したクリーチャーの役割が生きず、召喚しないとマスターの役割が失われる。
マスター自身も弱い(全職業の中で憑依術師の次に弱い13位)ので降霊しないわけにはいかない。
相手が速攻の時は叩きのめされやすいので、それの戦法を相手にするならフロラやアプロディーテーのSP補助、
ウングルやオニャンコポンといった召喚補助のクリーチャーは必須クラスとなるだろう。
ハルカの出てくるステージでも、SPポゼス1とソウルリリースが採用されていることから、
この2つの能力がいかに有効であるかが公式に証明されているわけであろう。





※ソロニス姉妹は、トウカが天才型、ハルカが努力型だと思う。
使用感もトウカがクリーチャーをそろえればすぐ使い勝手の良いマスターとなるのに対し、
ハルカは使いこなすのに努力と素質が求められる玄人向けのマスターとなるからだ