グレムリン

雷属性

能力値

HP

115(63位)

召喚時間

SP

15(92位)

召喚コスト

攻撃

95(44位)

召喚キャパ

防御

80(77位)

ZOC

魔力

75(86位)

移動

4値合計

365(85位)

 

※値はすべてレベル50の時のものです。

特殊能力

ワープ移動

相手、地形の移動コストを無視して移動。

 

 

 

 

 

 

 

習得技

技考察

電撃・雷撃・

サンダーパンチ

一致攻撃技。相手を状態異常にしてから使おう。

サンダービーム

直線に攻撃ができる。ダメージに期待はできないが入れておいて損はない。

電波

射程がとても長い技。とりあえず削りに。

電磁波・閃光

相手の攻撃を失敗させるのに使う。

領域侵食

ZOCの広い敵を崩すのに使える。

暗闇治し

技スペースが余ったら入れる程度でよい。

打撃

ダメージが低いのでいらない。

        







                                  管理人の感想

 移動が高くZOCを無視して移動でき、さらに射程の長い技を使いこなせる雷属性の即召喚クリーチャーだ。

 数字こそ低いが、「ワープ移動」の恩恵と技の射程のおかげで、遠くの敵に軽いジャブを与えるのが得意だ。「サンダービーム」で複数の敵にダメージを与えられる点も見逃せない。麻痺と暗闇という敵の攻撃を成功させにくくする手段も取りそろえている。

 敵としてでてきた時は、移動と射程の広さ、暗闇と麻痺による運ゲーへの持ち込みが厄介だ。突然こちらへ現れてくるので、弱ったクリーチャーがいる場合は何が何だか分からないうちに頭数を失うことも考えられる。麻痺や暗闇は対策が薄くなりがちなので、それをばらまかれないうちに、出てきた次のターンまでに一撃を加えてしまいたい。

元ネタ

近代の精霊

グレムリンとは20世紀になって初めて登場した魔獣である。名前は陰鬱という意味と童話の作者の名前を合わせたグリムとビール飲みを意味するフレムリンの合成語である。
 身長は15センチから50センチであり、まばらに毛の生えたうさぎのような姿をしているらしい。多くの妖精は古い伝承や神話から登場しているが、グレムリンはそうではなくかなり最近になって登場している異質な存在である。
 第1次世界大戦の途中、イギリス空軍の戦闘機から原因不明の故障が相次いだ。これが長期間続き、「これはグレムリンの仕業だ」と言われるようになったのが始まりとされる。第2次世界大戦でも同じことが起こり、その時は「グレムリンを見た」というものまで出てきた。このことから機会に悪さをする妖精のイメージが確定することとなり、「グレムリン効果」という単語も登場した。
 これらのように精密機械が誤動作するのは妖精が悪戯をしたせいであるとされるようになったのである。しかしグレムリンは翼を持たないので、戦時中は飛行機事故を起こすと自分も死んでしまうというのもあり悪戯はほどほどにしたといわれる。
 グレムリンは元々道具や機械が好きなだけの妖精であった。道具を早く動かしたり湯を沸かすときに沸騰という現象を利用して人間に気づかせて助けるなどしていたらしい。だが人間がそれを無視し続けてきたことに嫌気が刺し悪戯をするようになり、それによって最近やっとグレムリンの存在がわかったともいわれる。
歴史の浅い悪魔だが、考えてみれば新しいものが生み出されたらそれに対応する悪魔や天使が出るのは自然な考えである。
 アメリカでは航空機の備品を納入するときは飴玉を添えるという。これはグレムリンが飴玉を好み、それを添えるだけで満足するという噂があるかららしい。

出典
・高橋一人・ほか『天使と悪魔がよくわかる本』(株式会社PHP研究所、2006年)216ページ
・「世界の幻獣・ドラゴン」を研究する会『よくわかる世界の幻獣ドラゴン大辞典』(廣済堂あかつき株式会社、2008年)154~155ページ
・奈落一騎・ほか『妖精・精霊がよくわかる本』(株式会社PHP研究所、2010年)80ページ
・おおつ やすたか・ほか『魔獣大百科』(株式会社メディア・テック、2007年)20~21ページ
・TEAS事務所『萌える悪魔事典』(株式会社ホビージャパン、2012年)177ページ