麒麟

地属性

能力値

HP

125(46位)

召喚時間

SP

24(13位)

召喚コスト

攻撃

110(33位)

召喚キャパ

防御

110(22位)

ZOC

魔力

110(34位)

移動

4値合計

455(26位)

 

※値はすべてレベル50の時のものです。

特殊能力

地の護り

[地属性]キャラは弱点属性の技のダメージ2割減少。

弱点属性の技には威力がないからほぼ死に能力。

 

 

 

 

 

 

 

習得技

技考察

投石・岩石投げ

貧弱な技しかない。射程が2以上あったとしてもあってもこれじゃ駄目だね。

地盤崩壊

移動しか妨害できない。射程の長い技や積み技は普通に使われるから駄目だね。

打撃・強打・強打撃

不一致だからダメージが出ない。もうどうしようもないね。

        









                                  管理人の感想

 特殊能力の「地の護り」があり、移動が高めのクリーチャーだ。ステータスのバランスがいいのだが、全体的に微妙な使い道は否めない。

 「地の護り」だが、木属性の技の威力から大した恩恵はない。なのでおまけ程度の特殊能力となってしまうだろう。

 技のほうを見ても、射程も威力も物足りないものばかり。地属性の癖に「地震」や「砂嵐」を覚えてくれない。はっきり言えば範囲が足りなさすぎるのだ。相手の移動を妨害できる技はあるにはあるけども、その方法で使うと玄武に劣ることになる。どうしようもない。

 敵としてでてきた時は、微妙なので近づいてくるまで放っておこう。移動がちょっと高い点にだけは気をつけたい。

元ネタ

中国の神獣

中国で四方を守護されると考えられた神聖な獣のことを、四神という。
 だが中国には世界を4つに分けるという発想はなく、中央にもう一つの要素が加わる。これが西洋の四大元素に対する東洋の五行思想である。その中心には麒麟か鳳凰、黄龍を加える例が見られる。
 中国においてはこれら神聖な獣の図が盛んに描かれるようになるが、そいつらについての神話や伝承はほとんど伝えられていない。
 そのうちの真ん中に位置する瑞獣(良い兆候を知らせるために登場する聖獣)の一体が麒麟とされている。他には鳳凰や黄龍そして霊亀が当てはまるとされている。麒麟は知名度の高いそれらと並ぶほどの存在なのである。
 麒麟とは、中国の古代文献に頻繁に登場する帝王を象徴する獣である。その文献はあの孔子が編纂したという信憑性の高いものなのである。
 信義を表す霊獣であり、360種類の獣たちの王とされ、優れた皇帝が存在している時代にのみ姿を現すとされている。常に単独で行動し、生きた草や蟲を踏まないで移動できるといわれる。
 牛と鹿が交わったら生まれるとされており、鹿の角と牛の体を持つとされている。だがこれだけでは帝王の威厳が現れないということで、狼の顔・馬の蹄・竜の鱗が追加された。
 麒麟は幻獣としては珍しくとらえられたという話が存在する。漢の時代の武帝の時代に捕えられたことがあると『漢書』に記されていたり、孔子の文献に「捕麟」という単語が出ているのが証拠である。伝承ではまぬけなやつである。
 このゲームでは威厳どころか存在感もないどうしようもないザコクリーチャーである。

出典
・「世界の幻獣・ドラゴン」を研究する会『よくわかる世界の幻獣ドラゴン大辞典』(廣済堂あかつき株式会社、2008年)208~209ページ
・幻想世界を研究する会『よくわかる 「天国・神界の住人」事典』(株式会社ウェッジホールディングズ、2008年)222~223ページ
・桜井めぐみ・ほか『萌え萌え幻獣辞典』(株式会社イーグルパブリッシング、2007年)78~79ページ
・おおつ やすたか・ほか『魔獣大百科』(株式会社メディア・テック、2007年)78~79ページ
・TEAS事務所『萌えるモンスター事典 陸の巻』(株式会社ホビージャパン、2013年)155ページ
・株式会社レッカ社『ファンタジー人外コレクション』(株式会社カンゼン、2015年)111ページ