太歳(たいさい)

地属性

能力値

HP

110(77位)

召喚時間

SP

16(84位)

召喚コスト

攻撃

75(74位)

召喚キャパ

防御

75(86位)

ZOC

魔力

120(21位)

移動

4値合計

380(80位)

 

※値はすべてレベル50の時のものです。

特殊能力

魔眼

命中率+35% 状態暗闇無効。

 

 

 

 

 

 

 

習得技

技考察

石化

ほぼ専用技。非常に便利な技だがSPの消費が激しい。絶対に覚えておくべき技。

毒霧

石化と合わせるとマスターに対して絶対的に強くなる。

痺れガス・黒霧

相手の技妨害を優先するなら。上記の技より重要度はかなり低い。

重力変化

飛行持ちに強くなるが、わざわざこの子でする必要はない。

○○弱体

敵の能力を下げる。

硬化・鋼鉄錬成

能力が低いので上げてもタカが知れる。

地震

唯一の攻撃技。能力が低いので消費SPの割に合わない。

        






                                  管理人の感想

 補助技の充実が光る地属性のテクニシャンだ。「魔眼」によって補助技が外れる心配がいらないのもおいしい。

 自分の能力を上げたり相手の能力を下げる技を覚えるが、この子のステータスの低さとはかみ合っていないので、使える技はおのずと限られてくるだろう。使えると言えば状態異常技だ。毒と麻痺と石化にすることができるのだ。特に「石化」はこの子の個性と言っても差支えない。他のクリーチャーが低命中率なのに対して、この子は命中がほぼ100%であるからだ。

 毒と石化を合わせることで、相手を行動させずにダメージを与えていくことができる。相手マスターにこれを決めることができれば確実に勝ち筋がこちらにくるだろう。

 でも、攻撃防御移動のどれもがダメなので、出しどころが肝心だ。相手マスターに確実に「石化」を決めたいのなら帰還を常に頭に入れておきたい。シールド技を持っているなら、それをかけるべきはこの子であろう。

 敵としてでてきた時は、言うまでもなく状態異常に警戒すべきだ。特にマスターが「石化」を食らうと一気に絶望的な状況となる。石化の脅威から真っ先に倒す対象として見ることだ。マスターでなければ、毒さえ治せるならば石化対策はしなくてもなんとかなるのだが。

元ネタ

中国の伝承

太歳とは、中国において地中に住むとされている異形の肉の塊であり、その体中に目が付いている妖怪である。
 木星の化身であり、天上の木星の動きに合わせて地中を移動するとされている。この太歳は神聖で侵してはならないものだとされており、掘り起こしてしまったらすぐ埋め直さないと祟りを受けるとされている。日本にも同様の話があり、「太平広記」には太歳を掘り起こしたために一族が滅亡したというすさまじい逸話が残っている。
 太歳は不老不死の薬の材料となるとされているが、現代では地中で成長した菌類の巨大な塊であるという説が有力である。

出典
・TEAS事務所『萌えるモンスター事典 陸の巻』(株式会社ホビージャパン、2013年)162ページ
・株式会社レッカ社『ファンタジー人外コレクション』(株式会社カンゼン、2015年)39ページ