ノーム

地属性

能力値

HP

115(63位)

召喚時間

SP

17(72位)

召喚コスト

攻撃

80(65位)

召喚キャパ

防御

95(44位)

ZOC

魔力

90(62位)

移動

4値合計

380(80位)

 

※値はすべてレベル50の時のものです。

特殊能力

地の加護

味方[地属性]の攻撃防御魔力+5%

 

 

 

 

 

 

 

習得技

技考察

砂嵐

遠くの敵に攻撃するのに使える。

地震

複数の敵に同時攻撃ができる。役割を終えた時の退場につかおう。

岩雪崩・岩突起

威力と射程の選択である。

投石・岩石投げ

砂嵐とは消費SPと射程が違う。

地割れ・地盤崩壊

相手の妨害ができる。移動と攻撃のどちらを妨害するかはお好みで。

ストーンニードル・ストーンアーマー

自己強化と攻撃を同時に行える。威力も高め。

重力砲・重力波

飛行持ちに左右されやすい地属性の補助に。

泥人形

ZOCを持つので相手の移動妨害ができる。重力状態にする技と合わせて使いたい。

石畳

場づくりができる。泥人形を置くと泥人形がちょっと強くなる。

硬化

欠点の防御をあげられるが攻撃ダウンは厳しいデメリット。

打撃

唯一の地属性以外だがいらない。

        

                                  管理人の感想

 地属性の中では技のデパートと呼べるくらい技が充実している。地属性の技だけだが、攻撃技も補助技もそろっている。

 相手を重力にして味方の地属性を助けるのもよし、地形を変えることも移動不能にすることも技不能にすることもできる。泥人形を出して敵の足どめもできる。召喚がしやすいのもポイントであり、そのおかげでSPを食う技も他のクリーチャーと比べて採用しやすい。

 攻撃技の性能もいいのだが、数字は頼りないので前線に出るときは敵の数が少ない時がいい。集中攻撃に耐えられるだけのものは持っていないからだ。これだけの補助技と特殊能力の「地の加護」持ちを粗末に扱ってほしくはない。

 敵としてでてきた時は、こっちの移動妨害を狙ってくるか、ピュグマリオンの人形量産要員が主な役割だ。逃げられてSPを回復されると止められなくなることもあるので、敵陣にいるこの子を人形無視してまでも倒すことだ。

元ネタ

四大精霊

ヨーロッパでは、火、水、土、風の4つで世界が構成されているという考えが信じられていた。
聖書において7が神聖視されるのは、天井地上地下の3つに加えて上記の4要素の合わせて7要素で世界は構成されていると信じられてきたからだ。実際にこの4元素は、火→エネルギー、水→液体、風→気体、土→個体と置き換えることができる。
 東洋においてはこの四大元素に対して五行思想がある。
 15~16世紀のスイス人パルケルスス(人造人間を作ったことで有名)は、その4大元素には人格があると主張した。彼らは肉体を持つ生物と霊的な存在の中間であるとされ、みな人間に近い姿をしている。人と交わることも可能だとされる。それらにそれぞれ名前を与えた。そのうちの土の精霊がノームである。
 ノームとは、中世ヨーロッパに存在した、パルケルススの提唱した四大元素を元とする四大精霊の一つであり、土の精霊だとされる。
 ノームという名前にはギリシャ語で「地中に住む者」という意味がある。女性のノームはノーミデスと呼ばれ、その姿はかわいらしいともひげ面ともいわれる。四大精霊の中でノームは唯一、女性として描かれることはほとんどなく、立派な髭を生やした爺さんの姿が多い。
 ノームの大きさは15センチくらいの小人で、普通は赤い三角帽子をかぶっているとされる。服は土でできており、その土は体の一部から取っているという。
 ノーム達は技術力が高く、土を使って家から家具・そして嗜好品まで作り出せる能力を持っている知能の高い精霊とされる。地中を自由に進む能力も持っており、この能力のおかげで人間に見つからないのである。
 地中に埋まるお宝を管理する役目を持っていたが、採掘者との衝突を繰り返すことで住処をより深いところに変えていき、現代ではノームは全く見れなくなってしまったといわれる。

出典
・「世界の幻獣・ドラゴン」を研究する会『よくわかる世界の幻獣ドラゴン大辞典』(廣済堂あかつき株式会社、2008年)150~151ページ
・奈落一騎・ほか『妖精・精霊がよくわかる本』(株式会社PHP研究所、2010年)110~111ページ
・TEAS事務所『萌える悪魔事典』(株式会社ホビージャパン、2012年)181ページ
・TEAS事務所『萌えるモンスター事典 陸の巻』(株式会社ホビージャパン、2013年)126~128ページ
・株式会社レッカ社『ファンタジー人外コレクション』(株式会社カンゼン、2015年)20~21ページ