レーシー

木属性

能力値

HP

110(77位)

召喚時間

SP

16(84位)

召喚コスト

11

攻撃

30(100位)

召喚キャパ

防御

80(77位)

ZOC

魔力

100(53位)

移動

4値合計

320(99位)

 

※値はすべてレベル50の時のものです。

特殊能力

緑化

フェイズの終わりに[草原][]の地形が増える。

地形浸食木

通過したマスが[草原]になる。

迷いの森

相手キャラの[]への移動コスト+1

 

 

 

習得技

技考察

精気吸収

 

この子にしては威力の高い技だが、威力不足は変わらない。

打撃・つる打撃・針葉

単純な攻撃技。余ったスペースへのおまけ扱いでよい。

花衣

移動してから使わないと緑化の意味がないところに注意。

        











                                  管理人の感想

 特殊能力の「緑化」で得意な地形を増やしていけるクリーチャーだ。この子がいる時間が長いほどフィールドは緑に染まるのである。

 特殊能力を発動させるには、まず移動して緑を植えることから始まる。いる時間が長いほど緑の地形が増えるという特性上、この子を出すときは初手で出した方がいい。「迷いの森」による足止め効果のシナジーも効果的だ。

 技は5つしかないが、この子はいるだけで効果を発揮するタイプなのであまり問題にならない。それよりこの子をどれだけ長生きさせるかが大切である。

 木属性統一パーティでは要なので取り巻きと森をどう利用して相手の侵入を防ぐかにかかっている。逆に木属性の特質を利用しないパーティにこの子を入れる理由はない。

 木属性には花魄やマンドレイクといったZOCの高い子(この子も)がいるので、その子たちと緑のマスでターンを稼いでほしい。この子を使ったパーティの勝ち筋はとにかくターンを稼いで緑のマスを増やすことにある。緑のマスが増えれば木属性が生き生きするようになり、状態異常をばらまきながら地形効果でSPまで増えるので、生き長らえやすくなるのだ。

 敵としてでてきた時は、とにかく地形変更が厄介。しかも最初に出てきやすいのでこの子の撃破は難を極める。暇になったら「花衣」で強化してくる(こっちに来る気はない)ので手のつけようがなくなるだろう。速攻が無理なら素直に他のから片付けていきたい。

元ネタ

スラヴ神話

レーシーとは、主にスラヴの森に住んでいる精霊の一つである。深い森に訪れた人々を迷わせたり悪戯したりする。
 名前はスラヴ語で森を意味する「レス」に由来し、森の中にいるときは木々と同じ大きさで、森の外では葉っぱに隠れるくらいの大きさになる。
 姿は一つ目であるとも角や山羊の踵を持っているとされているが、フクロウや狼、クマなどの動物や老人になることもできる。体の大きさを自由に変える能力も持つが、自分の領域から外に出ると葉っぱより大きな体になれなくなるという。
 その人の知人に似た声で話しかけ、なぞなぞがとけなければ永遠に森の中をさまよわせるという。森にて誰かの視線を感じたら、それはレーシーである可能性がある。
 レーシーは森の管理者のような存在であり、森を荒らす存在には森を迷わせる罰を与える。そのためレーシーの森に人が入る前には必ずレーシーに捧げものをしたという。
 レーシーは賭け事好きな妖精でも知られ、森の中にいる数頭の動物や受けたささげものをかけて日々トランプ遊びをするのだという。

出典
・奈落一騎・ほか『妖精・精霊がよくわかる本』(株式会社PHP研究所、2010年)131ページ
・TEAS事務所『萌えるモンスター事典 陸の巻』(株式会社ホビージャパン、2013年)175ページ
・TEAS事務所『萌える妖精事典』(株式会社ホビージャパン、2013年)116~117ページ