エント

木属性

能力値
ＨＰ	１３５（３４位）	召喚時間	２
SP	１７（７２位）	召喚コスト	５
攻撃	６０（９２位）	召喚キャパ	１
防御	７０（９３位）	ＺＯＣ	１
魔力	７０（９０位）	移動	４
４値合計	３３５（９３位）

※値はすべてレベル５０の時のものです。

特殊能力
木の加護	味方[木属性]の攻撃防御魔力+5%。

習得技	技考察
毒花粉・昏睡花粉	強力な状態異常技。ぜひそろえたい。
麻痺花粉	麻痺も強いが、上記に準ずる優先度でよい。
木呪	状態異常がきかない相手へのあがきとして。
精気吸収	相手の体力を奪い取れる。威力もよい。
大木打撃	優秀な攻撃。相手の状態異常を撒き終えたらでいい。
つるしばり	相手の特殊能力を見て使おう。
癒しの実	味方の体力を回復できるが、この子でなくてもよい。
針葉・打撃・つる打撃	低ＳＰ消費で使える技。ＳＰを状態以上に当てたいこの子との相性は良いほう。
花守	ステータスを上げられるが、状態異常を撒くのは難しくなる。
養分補給	移動不能になるデメリットがでかい。この技が必要になるなら素直に帰還させた方がいい。

管理人の感想

　「木の加護」を持ち、状態異常技と回復技を持つので味方の補助に特化しているクリーチャーだ。

　毒・麻痺・眠り・移動不能にすることができる。他に見るべき技は「癒しの実」と「精気吸収」による体力回復くらいであり、他の子を回復できる点は他の状態異常手にはないところである。能力値が低くて技の威力もでないので、追加効果のない技はこの子にはいらない。

　能力が低いので、状態異常をばらまく前に倒されないようにしたい。召喚時間がとても短いから敵と味方が入り混じっているところに出して、敵のクリーチャーを不利にする使い方がいいだろう。眠りにする技は消費ＳＰが高い割に起こす手段が豊富だから、敵の手数が少なくなってきた時かマスターに使うのがいい。

　敵としてでてきた時は、状態異常をばらまかれる前に倒すことだ。特に毒対策がない時は、残りＳＰが少ないクリーチャーを突っ込ませて被害を小さくすることが大切だ。

元ネタ

指輪物語

エントとは、ヨーロッパの各地で信じられている、自分で動き会話もできる木の種族である。外見はほとんど木と変わらない。
　エント族の寿命は非常に長いため、人間をはじめとするほかのさまざまな生物とは感性が大きく異なっているので意思疎通が合わないことが多々ある。たとえばエント達の話し合いは数日に及ぶのが普通で、その遅すぎる動作故に他の生物との交流は少ない。
　彼らの生活はのんびりしており性格も穏やかなのが多いが、森や木々を脅かすものの存在に関しては厳しく、特に火を使う者に対しては容赦がない。
　基本的に老人男性のような性格をしている。エントは男性の多い種族である。女性のエントもいるのだが、彼女らの多くは外界の農業や園芸に興味を持って出ていってしまっており、エント族の少子化は進んでいて将来滅ぶ運命にある。
　彼らは足をほとんど曲げることができないため、大股で歩く。そのため椅子に座ることができない。一応テーブルとベッドは使うようだが、エントたちは眠るためにベッドを使うのではなく、横になることで栄養分を体中に浸透させるのだそうだ。

出典
・「世界の幻獣・ドラゴン」を研究する会『よくわかる世界の幻獣ドラゴン大辞典』（廣済堂あかつき株式会社、２００８年）１５２～１５３ページ
・ＴＥＡＳ事務所『萌えるモンスター事典　陸の巻』（株式会社ホビージャパン、２０１３年）２０～２３ページ