グルヴェイグ

無属性

能力値

HP

115(63位)

召喚時間

SP

28(7位)

召喚コスト

攻撃

80(65位)

召喚キャパ

防御

75(86位)

ZOC

魔力

90(62位)

移動

4値合計

360(86位)

 

※値はすべてレベル50の時のものです。

特殊能力

不死

死亡した時HP全快で召喚済になる。

召喚代償1

死亡した時マスターの攻撃防御魔力-15%

 

 

 

 

 

習得技

技考察

毒霧

毒は永続なのでこれをばらまいていきたい。

痺れガス

相手の手数を狂わせるには便利。味方の強攻撃が信頼できるならこっち。

打撃・強打

この子のSPは攻撃より状態異常に専念したい。

○○弱化

すでに状態異常にした相手にはこれ。

        










管理人の感想

 特殊能力の「不死」のため、SPが切れない限り死なない。そのため、SP切れまで相手に状態異常をばらまくのがこの子の仕事となる。この子は毒と麻痺を相手に与えることができる。

 「不死」で蘇った時、なぜか味方の特殊能力「不屈」が発動するので、その子たちと合わせたコンボが使える。しかしもうひとつの特殊能力でマスター自身は弱くなるので、戦士など自身の戦闘能力の高い職業の時はそうでない職業と比べてリスクが高いってことになる。この子を使うときは、あまりマスターに頼らない戦い方を考えることになるだろう。

 この子を味方の範囲攻撃に巻き込めば、相手がこの子を狙ってくる確率が上がるので、囮としても有効な使い方ができる。
 被ダメでは絶対に死なないのだが、その分「精神攻撃」が天敵である。この技はこのクリーチャーのためにあるのではないかと使っているうちに勘繰ってしまうほどだろう。

 敵としてでてきた時は、特殊能力か残りSPを何とかできない限りこちらに状態異常をばらまいてきます。特に毒を治す手段がない時は驚異として立ちはだかるだろう。

元ネタ

北欧神話

北欧神話の登場人物は、その多くがアースガルズに住む神々アース神族であり、その対となるヴァン神族の登場人物は驚くほど少ない(豊穣神フレイとオーディンの愛人であるフレイヤくらい)。グルヴェイグはその数少ないヴァン神族だとされている(下記するが、アースガルズに訪れたという文面が存在するため)。
 グルヴェイグは神話内のたった一文にしか登場しないにもかかわらず印象的な活躍(悪行)を見せている。彼女は平和だったアース神族の世界に現れ、男たちには黄金の価値を教え、女たちにみだらな快楽を与えることでアース神族を惑わし破滅のきっかけをもたらした魔女なのである。彼女がアースガルズ(神々の世界)に悪徳をもたらしたことで、それまで平和だった世界にほころびが生じていくことになる。
 それに気付いた一部の神々はグルヴェイグを殺そうとするが、3度殺しても生き返るから殺すのをあきらめてしまうのだ。彼女はそのたびに生き返り悪行を繰り返す。最終的に3度殺された彼女は、自分の土地に帰って3度殺されたことを告げることで、神々による長い戦争が始まるのだった。
 彼女の殺される過程は、体を槍で貫き、さらに焼き尽くすという苛烈なものであった。これは人々を堕落させる黄金の精錬を表し、グルヴェイグが黄金の擬人化である可能性を示唆している。事実グルヴェイグという名前には「黄金の飲み物」「黄金の戦い」という意味があるとされているのである。

出典
・森瀬繚『「北欧神話」がわかる事典』(SBクリエイティブ株式会社、2014年)52~53ページ
・TEAS事務所『萌えるヴァルキリー事典』(株式会社ホビージャパン、2013年)86~87ページ