雪女

氷属性

能力値

HP

130(41位)

召喚時間

SP

20(40位)

召喚コスト

攻撃

90(48位)

召喚キャパ

防御

110(22位)

ZOC

魔力

120(21位)

移動

4値合計

450(30位)

 

※値はすべてレベル50の時のものです。

特殊能力

雪呼び

召喚完了後天気を吹雪にする。

技射程アップ

2以上の技の射程+2

凍傷耐性

状態凍傷無効。

 

 

 

習得技

技考察

氷の刃・氷の矢・氷の槍

この子にとっては威力と射程を兼ね備えた強力な技となる。

冷気

射程がとんでもなく広い。この子の温存にもなるので覚えたい。

ブリザード

吹雪ならこの技の射程も広くなる。

オーロラ

射程がとんでもなく広い。遠くから確実に相手を弱らせることができる。

急速冷凍・腕封じ

相手の弱体化ができる。吹雪ならこの技の射程も広くなる。

雪降らし

天気が変わった時のために。SP消費は多め。

        








管理人の感想

 魔力が高めだが、それよりも特殊能力による射程の長さが光るクリーチャーだ。射程1の攻撃も特殊能力と天候によってかなり遠くまで届くようになる。氷属性定番の能力低下という追加効果も、射程の長さによって試行回数を稼ぐことができる。

 出すだけで天候を変えられるので、氷属性統一パーティには欠かせない存在だ。天候が途中でころころ変わるこのゲームにおいては、長めな召喚時間はむしろ利点となる場合もあるだろう。この子自身も「雪降らし」を覚えるので、一度出してしまえば味方の氷属性は射程に困ることはないだろう。大切に扱うため、この子は後衛に回した方がいい。

 敵としてでてきた時は、射程の長さから攻撃をもらうことは覚悟した方がいい。技が氷属性しかないので安心して炎属性を出すことができる。あと天気を変えるのも、攻撃力を下げつつ射程を短くできるので有効な対策といえるだろう。他に氷属性がいるのならばより効果が期待できる。

元ネタ

日本の妖怪

雪女と言えば日本昔話に出てくるあの白い女のことである。北方で最も有名な妖怪の一人である。
 雪女の外見は一般的に白い着物を来た美女とされることが多いが、必ずしも美女だというわけではない。目鼻のはっきりしない顔をしていたり大きな笠をかぶった婆さんの姿をしていたり、大雪の日は一本足であるという伝承もある。美女説が多く支持されている理由は単純に説を唱えるやつらが美女の方が好きであるからだ。昔の絵師や妖怪研究者も美女説を支持していた。
 雪山で遭難した親子が山小屋でしのいでいるところに訪ねてきて、爺の方をあっさりと殺す(放っておいてもくたばるからだろう)。雪女の憐みか、若者のほうは殺されず「今日のことは誰にも話すな、話したら殺しに来るからな」と言われて見逃される。その直後の数日間、若者は病で仕事ができなかったが、この事件のことを口にすることはなかった。
 事件から数年後、若者は流浪の身となっている美しい好みの女性、お雪と出会う。この出会いがきっかけとなり若者は結婚をして子供を数人産み、幸せな生活を送る。幸せな生活を送るのだが、子供を産んでかなり時が流れたにもかかわらずお雪が全く老けないのを周囲の人々が怪しむ。その怪しみに若者も怪しいと思い、お雪にあの日の事件のことを話してしまう。その話を聞いたお雪は(あの時の言いつけを破ったわね)といい、あの時の雪女は私だったのよと告白してから雪煙りとなって消えていく。二人の間に設けた子供を大切にしてくれたという理由で若者は殺されずに済んだが、お雪の姿は二度と見ることはなかった。

出典
・「世界の幻獣・ドラゴン」を研究する会『よくわかる世界の幻獣ドラゴン大辞典』(廣済堂あかつき株式会社、2008年)366~367ページ
・奈落一騎・ほか『妖精・精霊がよくわかる本』(株式会社PHP研究所、2010年)196~197ページ
・TEAS事務所『萌える妖怪事典』(株式会社ホビージャパン、2013年)14~17ページ