サラマンダー

炎属性

能力値

HP

105(87位)

召喚時間

SP

17(72位)

召喚コスト

攻撃

95(44位)

召喚キャパ

防御

70(93位)

ZOC

魔力

80(79位)

移動

4値合計

350(89位)

 

※値はすべてレベル50の時のものです。

特殊能力

炎の加護

味方[炎属性]の攻撃防御魔力+5%

 

 

 

 

 

 

 

習得技

技考察

インフェルノ

お手軽に高火力の技が出せる魅力があるので必須技。

鬼火

遠くへ攻撃できるが、ダメージに期待はできない。

火撃・炎撃・火炎撃

1体の敵に攻撃したいときに。

爆破・大爆破

範囲攻撃技。インフェルノをためらうならこっち。

炎上

攻撃と威力上昇を同時に行える。

マナバーン

すぐ引っ込めるつもりならデメリットは気にならない。

漆黒の炎

命中が低すぎる。いらない。

暖気・熱気

積み技。インフェルノの火力をさらに上げられるのはおいっしいがそんな暇はないだろう。

炎の渦・炎の壁

炎にとって有利な地形に変えられる。序盤の場づくりを任せるといいかもしれない。

打撃

唯一の物理攻撃技。

        



管理人の感想

簡単に出せて強力な「インフェルノ」が使えるため、速攻高火力を期待することができる。

 単純に攻撃させるだけでも有用だが、特殊能力である「炎の加護」に着目することで、他の炎属性クリーチャーをより活躍させることができる。

 この子自体は「インフェルノ」のこともあり耐久力はかなり低い。「炎の加護」をうまく活かすなら離脱させることも大切だ。軽い負担で出せるがその分出し入れのタイミングが非常に重要となるだろう。攻撃に秀でているのでしっかりと目当ての敵にインフェルノを当てたいところだ。

 敵としてでてきた時は、「インフェルノ」がよく使われる。「インフェルノ」の範囲にクリーチャーを設置せず、この子をさっさと始末したいものだ。

元ネタ

四大精霊

ヨーロッパでは、火、水、土、風の4つで世界が構成されているという考えが信じられていた。
 聖書において7が神聖視されるのは、天上地上地下の3つに加えて上記の4要素の合わせて7要素で世界は構成されていると信じられてきたからだ。実際にこの4元素は、火→エネルギー、水→液体、風→気体、土→個体と置き換えることができる。
 東洋においてはこの四大元素に対して東洋の五行思想がある。
 15~16世紀のスイス人パルケルスス(人造人間を作ったことで有名)は、その4大元素には人格があると主張した。彼らは肉体を持つ生物と霊的な存在の中間であるとされ、みな人間に近い姿をしている。人と交わることも可能だとされる。それらにそれぞれ名前を与えた。そのうちの火の精霊がサラマンダーである。
サラマンダーとは、中世ヨーロッパにて信じられていた四大精霊の一つであり、火をつかさどっている。実在する動物でもあり、体調は15~25センチと小さいが、トカゲとしてはそれなりの大きさである。
 四大精霊に選ばれる前のサラマンダーは、日本のサンショウウオに似た姿をしており、体温が異常に冷たかったため火の中でも大丈夫だったという特徴がある。火の中でも大丈夫だという火への耐性が、火の中で生きられるというイメージとなり、火の精霊という性質を帯びることで四大精霊の一つとして数えられるようになったようだ。
 人間にとって火は恐怖の対象でもあり、パラケルススも属していた錬金術師はこぞってその加護を得ようとしていた。中世では燃えない布が「サラマンダーの皮」として出回ったことがあるが、これは日本でいう石綿(火浣布)であった。
 四大精霊の一つとなったサラマンダーは美女として描かれることもある。情熱的な女性はサラマンダーになるという言い伝えも存在するほど、世の魔術師たちはその説を支持していたようだ。

出典
・「世界の幻獣・ドラゴン」を研究する会『よくわかる世界の幻獣ドラゴン大辞典』(廣済堂あかつき株式会社、2008年)144~147ページ
・「世界のドラゴン」を追及する会 ほか『よくわかる世界のドラゴン事典』(株式会社ウェッジホールディングズ、2008年)52~54ページ
・奈落一騎・ほか『妖精・精霊がよくわかる本』(株式会社PHP研究所、2010年)108~109ページ
・おおつ やすたか・ほか『魔獣大百科』(株式会社メディア・テック、2007年)28~29ページ
・TEAS事務所『萌える悪魔事典』(株式会社ホビージャパン、2012年)178ページ
・TEAS事務所『萌えるモンスター事典 陸の巻』(株式会社ホビージャパン、2013年)126~128ページ
・株式会社レッカ社『ファンタジー人外コレクション』(株式会社カンゼン、2015年)22~23ページ