ケルベロス

闇属性

魔獣

 

強力なブレス技を3つ持つ攻撃的な闇属性クリーチャー。

能力で「属性:不死」の子との連携が得意だが、

ブレス技が強力なので能力を有効に使わなくても強い。

能力値

HP

145

SP

23

 

攻撃

130

召喚時間

 

防御

100

召喚コスト

 

魔力

90

召喚キャパ

 

4値合計

465

ZOC

 

 

技数

 

移動

 

※値はすべてレベル50の時のものです。


能力

屍兵強化1

D+

[種族:不死]の味方ファミリアの攻撃力、防御力、魔力25%アップ。

暗闇耐性

E

[暗闇]にならない。

 

 

 

 

 

 

 

 




習得技

技説明

技考察

体当たり

無属性  物理  攻50 命100 ク15 射1 範1 コ2

 対象を1マス後退させる。

 

突進

無属性  物理  攻65 命100 ク15 射1 範1 コ3

 対象を1マス後退させる。

 

ダークチャージ

闇属性  物理  攻70 命100 ク10 射1 範1 コ2 

 メインウエポン。使えるならこれ使いたい。

ファイアブレス

炎属性  魔法  攻70 命100 ク0 射1 範3 

 直線攻撃。

魔力の低さはあるが属性対応力は優秀。 

 

 

アイスブレス

氷属性  魔法  攻70 命100 ク0 射1 範3 

 直線攻撃。

サンダーブレス

雷属性  魔法  攻70 命100 ク0 射1 範3 

 直線攻撃。

        

 

クリーチャーの解説

 俊足の息遣い犬
 闇属性の中でも単純でかつ屈指のアタッカーである。攻撃力の高さ、各種ブレス技と闇属性の中ではかなり使い方がわかりやすいクリーチャーである。

特徴はやはり多数のブレス技。移動力を活かして的確に弱点をつけ!

ブレス技を3つ持つおかげで属性対応力が高い。他にもブレス技を複数持つクリーチャーは存在するが、この子はほかの子と比べてHPがあることとSPが多めであるところ、光属性という突かれにくい弱点である所がよいところ。技数に気を配る必要もない。


・アンデッ娘に対してはサポート専門。立ち回りで場に居座れ!

アンデッ娘の召喚はできないが、「屍兵強化1」を持つことでサポートはできる。この子のバランスの良い能力値などで長生きすればそれだけアンデッ娘を強化して生かすことができる。強化されたアンデッ娘を活かすことで、この子が仕留め損ねた相手キャラを削り倒すことができるので、活用することで突破力は上がるという訳だ。

単体性能とアンデッ娘サポートの両方こなせるのがこの子のいいところである。

欠点は召喚時間がやや長いのと、属性一致のブレス技がないことくらいだろう。どちらもあまり気にするほどではない。

 

元ネタ

ギリシャ神話

ケルベロスとは、ギリシャ神話に出てくる3つの頭を持つ有名な番犬である。生肉を好み、尻尾は蛇(顔がある)で、髭やたてがみには無数の蛇が生えてうじゃうじゃしているらしい。

半人半獣の父テュポーンと上半身女下半身蛇怪物のエキドナから生まれたとされている。弟に双頭犬のオルトロスがいる。キリスト教に侵食された時代には魔獣の1体とされ、それを示す版画も存在する。

ケルベロスは死者に対してはかわいい犬のようだが、生きている者に対しては牙をむいたり、視線で石にするのだという。また、死者が死の世界から逃げようとすれば追いかけて制裁を加える。生と死をかぎわけることができるのだ。

古代ギリシア人は、あの世とこの世の間にはステュクス川が流れているとされ、その間は渡し守のカロンが船に乗って川を渡らせてくれると信じていた。その川の向こうにケルベロスが番犬をやっており、生死を区別して選別するという。3つの首はそれぞれ冥界の内側・外側・境界を見張っているとされ、鳴き声は青銅をこするような奇妙な声をしており、聞いたものは震えあがるのだそうだ。

ケルベロスは番犬として非常に優秀であったが、2回だけ生きている人間を冥界に通したことがある。

1回目は冥界の王ハデスの許可を得てケルベロスを生け捕りにしたヘラクレスである。地上に連れ出したケルベロスのよだれからトリカブト草という猛毒草が初めて生まれたとされている。

2回目はオルフェウスが恋人のユーリディケを連れて帰ろうと冥界に入った時のことである。川を渡ったオルフェウスは得意の竪琴と歌声でケルベロスを魅了し、その間に冥界に入ったのである。

この2人はともに稀代の英雄であり普通ケルベロスを手懐けるのは無理なので、ケルベロスを飼いたければまず命を捨てることだろう。

そうすればケルベロスが可愛い姿に見えるようになるかもしれない。

 

出典

・荒木正純『知っておきたい 天使・聖獣と悪魔・魔獣』(株式会社西東社、2011年)224~225ページ

・「世界の幻獣・ドラゴン」を研究する会『よくわかる世界の幻獣ドラゴン大辞典』(廣済堂あかつき株式会社、2008年)66~67ページ

・幻想世界を研究する会『よくわかる 「魔界・地獄の住人」事典』(株式会社ウェッジホールディングズ、2008年)148~149ページ

・桜井めぐみ・ほか『萌え萌え幻獣辞典』(株式会社イーグルパブリッシング、2007年)10~11ページ

・おおつ やすたか・ほか『魔獣大百科』(株式会社メディア・テック、2007年)48~49ページ

・TEAS事務所『萌えるモンスター事典 陸の巻』(株式会社ホビージャパン、2013年)62~63ページ