ヘル |
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闇属性 |
神 |
能力「死の覚醒」が発動した後のヘル。能力が倍加することで全クリーチャー上位に食い込む。 HPだけは半分なので、発動直後に回復できるように立ちまわることが重要。 消費SPの少ない技でもかなりの活躍ができる。 |
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能力値 |
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HP |
105 |
SP |
18 |
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攻撃 |
150 |
召喚時間 |
5 |
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防御 |
140 |
召喚コスト |
8 |
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魔力 |
180 |
召喚キャパ |
2 |
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4値合計 |
575 |
ZOC |
1 |
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技数 |
5 |
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移動 |
8 |
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※値はすべてレベル50+「死の覚醒」発動後のものです。
能力 |
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死の覚醒 |
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発動後なので割愛。 |
屍兵強化1 |
D+ |
[種族:不死]の味方ファミリアの攻撃力、防御力、魔力25%アップ。 |
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習得技 |
技説明 |
技考察 |
打撃 |
無属性 物理 攻45 命100 ク10 射1 範1 コ1 |
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闇の波動 |
闇属性 魔法 攻60 命100 ク5 射2 範1 コ2 |
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漆黒の波動 |
闇属性 魔法 攻70 命100 ク5 射2 範1 コ3 |
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毒霧 |
無属性 変化 攻0 命100 ク0 射1 範1 コ5 対象を[毒]する。 |
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黒霧 |
無属性 変化 攻0 命100 ク0 射4 範1 コ5 対象を[暗闇]にする。 |
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屍魔兵召喚 |
闇属性 召喚 攻0 命100 ク0 射1 範1 コ6 自分と同レベルのファミリア[ワイト]を召喚する。 |
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クリーチャーの解説 |
能力「死の覚醒」による能力の上昇幅(能力値2倍)が最大の特徴。そのため死ぬタイミングがかなり重要となっており、味方に殺されることが有意義となることもある珍しい存在である。 ・発動後は半分のHPと使用中のSPに気を配れ!無駄は省くべし! 「死の覚醒」が発動したら、すべての能力が全キャラで見てもかなりの数字となる(効果は能力値倍化&移動+3)。発動方法がほかの能力値上昇系能力と比べて容易かつ強力なのが魅力的である。ただこれをうまく生かすならば、HP・SPともに回復できるクリーチャーが必要である。HPは「死の覚醒」で半分しか回復しないためであり、SPはこの子のそれがもともと低めであるからである。 「死の覚醒」が発動した後は、発動前では重要だった技もいくつかいらないものとなる。特に「屍魔兵召喚」はSPを無駄に使うだけにしかならない。 攻撃技は「闇の波動」「漆黒の波動」があればよいだろう。能力値の高さゆえ「闇の波動」でも十分な場合は少なくないので、使い分けはSP管理の良い手段にもなる。最大射程は変わらず2なので、ZOCに弱いのは覚醒後も変わらない。
どのタイミングどのクリーチャーで「死の覚醒」を発動させるかはしっかりと考えたい。SPが少なかったりSPの消費が激しい技を多用する味方クリーチャーなどでするのはできれば避けたい。出し入れ容易なクリーチャーか、マスター(特に「ライトブラスト」のある治癒師)でするといいだろう。 相手のクリーチャーで「死の覚醒」を発動させることもできれば避けたい(複数クリーチャーの連撃で殺される恐れを避けるため)。そして激戦中に「死の覚醒」を発動させることについても、そのころは戦闘準備ができる序盤と比べて1手の重さがかなり違うので、できれば激戦になる前に「死の覚醒」を発動させておいて無駄を減らしたい。 とにかく変に工夫せずに使うことが何より大切だ。ステータスの高さをもって相手を制するために「死の覚醒」を発動させるのだと思って構わないからだ。実際に使用するときは、防御力の高さに合わないSPの低さによるSP枯渇死に注意したい。 |
元ネタ |
北欧神話 |
ヘルとは、北欧神話に登場する幼女である。その名前には「隠すもの」という意味がある。 父は悪神ロキである。ロキが女巨人アングルボザの生焼けの心臓を食べたとき、自らの身に3兄弟を宿し、その結果生まれたのである。兄に大狼フェンリルと大蛇ミドガルズオルムがいる。 ヘルは兄弟とは異なり人間の姿をして生まれたが、その半身が青黒く腐っている外見であるとされる。その半身が左右半身なのか上下半身なのかは定まっていない。外見が美しいか醜いか、幼女かどうかも実は定まっていない。 ヘルを含む3兄弟はある日神々にとって不吉な存在であるという予言が下り、ヘルはすぐに極寒の地ニヴルヘイムに飛ばされるのである。そしてオーディンから仕事を押し付けられ、こうしてヘルは病気や老衰で死んだ人々の管理をすることになったのである。 ニヴルヘイムは冷たくてじめじめとした、霧がかかった暗い場所であるとされている。入口は鋭く切り立った岩石に囲まれており、獰猛な番犬ガルムと番人モーズグズという幼女がいるため簡単には入れないのである。ヘルが住んでいる場所は、驚くほど高い城壁に囲まれた館エーリューズニルに住んでいる。その東には、オーディンがかつて訪れた巫女の墓があるという。 昔の北欧では、死者を船に載せて弔う習慣があった。北欧神話では北の海にニヴルヘイムという氷と死者の国があると信じられていたからだ。その冥界ともいうべき世界の統治者がヘルなのである。 ヘルが管理する死者の国での暮らしはあまりいいものではなかったらしい。実際にはヘルのところへ行くのが嫌だからと自分から戦場へ足を運んだり自ら体を傷つけて死ぬ戦士もいたという。だが一般のイメージである地獄とは違い責め苦がないうえ、オーディンの息子バルドルのように最高待遇される例もあったので、本当に悪い場所なのかというとそうでもなかったりする。 ラグナロクにおいては、参戦こそしていないが、死者の詰めで作った船ナグルファルと軍隊を父であるロキに貸し出すことで間接的に戦いに加わっている。 ラグナロクの後でヘルがどうなったかについては、どの文献にも載っていない。もしかしたら今も地底のどこかで黙々と死者を受け入れ続けているのかもしれない。 英語で地獄を意味するhellは、この子の名前が元ネタである。
出典 ・幻想世界を研究する会『よくわかる 「魔界・地獄の住人」事典』(株式会社ウェッジホールディングズ、2008年)156~157ページ ・池上良太『図解北欧神話』(株式会社新紀元社、2007年初版)128~129ページ ・杉原梨江子『いちばんわかりやすい北欧神話』(実業之日本社、2013年)104~105ページ ・おおつ やすたか・ほか『悪魔大百科』(株式会社メディア・テック、2006年)156~159ページ ・森瀬繚『「北欧神話」がわかる事典』(SBクリエイティブ株式会社、2014年)148~151ページ |