グルヴェイグ

闇属性

 

能力「不死」によって、SPが切れるまで戦場を悠々と歩きまわれるクリーチャー。

そのSPもかなり多いので、毒と麻痺を好きにばらまいて場を

荒らすことができる。しかし殺されすぎるとマスターがじり貧となってしまう。

能力値

HP

115

SP

28

 

攻撃

80

召喚時間

 

防御

75

召喚コスト

 

魔力

90

召喚キャパ

 

4値合計

360

ZOC

 

 

 

技数

 

移動

 

※値はすべてレベル50の時のものです。


能力

精神負荷

D-

[死亡]になった時に自マスターのSP2減少。

不死

S

HPが0以下で[死亡]になった時にHP全快で[召喚済]となる。

 

 

 

 

 

 

 






 

習得技

技説明

技考察

打撃

無属性  物理  攻45 命100 ク10 射1 範1 コ1 

 

強打

無属性  物理  攻60 命100 ク10 射1 範1 コ2 

 

闇の波動

闇属性  魔法  攻60 命100 ク5 射2 範1 コ2 

 悪くない削り。

毒霧

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射1 範1 コ5 

対象を[]する。

 

死なない能力で敵に近づいてこれらを与えよう。 

痺れガス

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射1 範1 コ5

 対象を[麻痺]にする。

攻撃弱体

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ2

 対象の攻撃力5%ダウン。

 

防御弱体

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ2

 対象の防御力5%ダウン。

 

魔力弱体

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ2

 対象の魔力5%ダウン。

 

        

 

クリーチャーの解説

 魔女の猛攻(ウィッチーズチャージ)
 能力「不死」のおかげで、SP切れにならない限り死ぬことがない。この特徴によって帰還の必要性がなく、敵地の奥へも安心していくことができるクリーチャーだ。


仕事をしきるまで退場しない魔女の突進(ウィッチーズチャージ)!

攻撃能力は高くないので、状態異常を撒くのが主な仕事となるが、できる状態異常は毒と麻痺の2つ。この2つの状態異常を「不死」を生かして狙った相手にかけていきたい。この子の移動力は4と低めなので、高いZOCの味方や他のクリーチャーの移動配置を考えないと移動力の低い相手でも逃げられてしまいうまくあてることができない。故に「飛行」を持つ相手には不利であるといえよう。

状態異常技の射程が1なので、それが使えないときは射程が2である弱体技や「闇の波動」を使用することになる。この子の性質から攻撃技は削りか仕留め損ねた相手を倒すために使うことになるだろう。


・「不死」だけでなく多いSPのおかげで場持ちはいい。削りとしても優秀!

この子はSPが多めなので、「不死」もありかなり長生きすることができる。これにより地味に「精神攻撃」に強い点も魅力である(被弾で死ぬ唯一の状況という点では注意すべきだが)。

SPの多さは攻撃回数の多さにもなるので、長い目で見れば「闇の波動」の連発も属性一致技ということで選択肢に入れることができる。特に相手に状態異常対策や移動妨害ができているときはこの手で行くことになるのだが、決して悪い性能ではない。

阻害要因がなければ安定した活躍をしてくれるので、味方がその阻害要因(特に移動性能)をどうするかによってもこの子の強さは変わってくる。

状態異常が治されると厳しい。職業によっては厳しくなることも。

相手側に「状態異常治し」要員がいればそいつを真っ先に始末しないと、「不死」という強力な能力がありながら足手まといになりやすい。弱体技をばらまく役として動けなくもないが、その弱体幅が少ないことが問題である。


 「精神負荷」によって死ぬたびにマスターのSPが減ることも欠点である。防御力がそんなにあるわけではないので、狙われたらSPがどんどん減っていってマスターのすることがなくなるということも。

 

元ネタ

北欧神話

北欧神話の登場人物は、その多くがアースガルズに住む神々アース神族であり、その対となるヴァン神族の登場人物は驚くほど少ない(豊穣神フレイとオーディンの愛人であるフレイヤくらい)。グルヴェイグはその数少ないヴァン神族だとされている(下記するが、アースガルズに訪れたという文面が存在するため)。

グルヴェイグは神話内のたった一文にしか登場しないにもかかわらず印象的な活躍(悪行)を見せている。彼女は平和だったアース神族の世界に現れ、男たちには黄金の価値を教え、女たちにみだらな快楽を与えることでアース神族を惑わし破滅のきっかけをもたらした魔女なのである。彼女がアースガルズ(神々の世界)に悪徳をもたらしたことで、それまで平和だった世界にほころびが生じていくことになる。

それに気付いた一部の神々はグルヴェイグを殺そうとするが、3度殺しても生き返るから殺すのをあきらめてしまうのだ。彼女はそのたびに生き返り悪行を繰り返す。最終的に3度殺された彼女は、自分の土地に帰って3度殺されたことを告げることで、神々による長い戦争が始まるのだった。

彼女の殺される過程は、体を槍で貫き、さらに焼き尽くすという苛烈なものであった。これは人々を堕落させる黄金の精錬を表し、グルヴェイグが黄金の擬人化である可能性を示唆している。事実グルヴェイグという名前には「黄金の飲み物」「黄金の戦い」という意味があるとされているのである。

 

出典

・森瀬繚『「北欧神話」がわかる事典』(SBクリエイティブ株式会社、2014年)52~53ページ

・TEAS事務所『萌えるヴァルキリー事典』(株式会社ホビージャパン、2013年)86~87ページ