リモン

闇属性

悪魔

 

治し技と天気技が並ぶ、どんなパーティにも入れられるクリーチャー。

手札にいるだけで効果を発揮する能力「押しかけ治療」を使うかどうかによって

技構成が180度変わる超個性的な存在だ。

能力値

HP

115

SP

18

 

攻撃

90

召喚時間

 

防御

100

召喚コスト

 

魔力

85

召喚キャパ

 

4値合計

390

ZOC

 

            

 

技数

 

移動

 

※値はすべてレベル50の時のものです。


能力

クリティカル耐性

E+

クリティカルを受けない。

押しかけ治療

X

フェイズの初めに[待機]で自マスターが技で治せる状態異常ならば隣のマスに[召喚済]になり技を使う。その[後待機]になる。

追加請求

X

[押しかけ治療]で技を使用したときに自マスターのSP(技のコスト+2)減少。

 

 

 

 



 


習得技

技説明

技考察

生命吸引

闇属性  魔法  攻50 命100 ク0 射2 範1 コ4

 [種族:物質][種族:不死]には命中しない。与えたダメージの50%分を自分のHP回復。

 

どれも一癖あるこの子の攻撃技。 

生命転移

闇属性  魔法  攻40 命100 ク0 射1 範1 コ6

 [種族:物質][種族:不死]には命中しない。与えたダメージの50%分を自分のマスターのHP回復。

ショックセラピー

闇属性  魔法  攻40 命100 ク0 射1 範1 コ6

 対象の状態異常を全て治す。治した状態異常の数だけ技の攻撃値が(*40)増える。

攻撃後に相手の状態異常を治すところに注意。 

毒治し

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ2

 対象の[]を治す。

 

火傷治し

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ1

 対象の[火傷]を治す。

 

暗闇治し

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ2

 対象の[暗闇]を治す。

 

麻痺治し

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ2

 対象の[麻痺]を治す。

 

睡眠治し

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ2

 対象の[睡眠]を治す。

 

石化治し

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ3

 対象の[石化]を治す。

 

行動不能治し

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ3

 対象の[移動不能][技不能]を治す。

 

回復不能治し

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ2

 対象の[回復不能]を治す。

 

状態異常治し

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ6

対象の状態異常を全て治す。

 この技は一番下にセットすると安全。

状態変化解除

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ5

 対象の状態変化をすべて解除する。

 

ステータス解除

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ5

 対象の永続的なステータス変化をすべて解除する。

 

天候操作

無属性  天気  攻0 命100 ク0 射3 範1 コ3

 選択した天気に変更する。

 この子の数ある個性の一つ。

        

 

クリーチャーの解説

 天気と体内の暇人衛生士
 天気と治し技・そして独特の能力を持つ技を持つ闇属性クリーチャー。すべてが個性でできていると言っても過言ではない。それゆえ多くの使い方が考えられる、作中でも珍しい多芸なクリーチャーだ。


・手札にいるだけで効果を発揮する「押しかけ治療」でマスターを保護!

この子の能力に注目すると、「押しかけ治療」による手札からの自動治療の利用となる。この子の持つ技で治せる状態異常にかかった時に勝手に召喚され、技を使った直後に即帰還される能力だ。この能力によって手札にいるだけでもこの子を活かすことができるのだ。職業によって搭載可能な耐性系能力は、この子を構成に入れるだけでその分の能力キャパが空けられるという選択肢にもなる。

「状態異常治し」はその凡庸性から入れたいところだが、効果の小さい状態異常でも能力が発動する。この場合は「追加請求」によって消費SPが8になるのため、その消費のデカさと割の合わないことになることもありえる。ここは許容するしかないところではあるが…。

この能力によって治し技一色にすることも十分に考えられる。ちなみに「ショックセラピー」でもこの能力は発動する。

「追加請求」では技の消費SPに+2した値のSPをマスターから減らしていくというモノ。「状態異常治し」以外はSP消費が少なめだが、この「状態異常治し」の用途の広さが上記の通り欠点にもなることがある。しかしマスターの現在SPより請求されるSPの値が低いと、SPが1になるまで取れるだけのSPをとっていくので、マスターが死ぬことはない(つまり残りSPが4の時にとられるSPが8だと3だけとっていく)。この点は安心していい。

これらの能力で使用する技は、搭載している技の順番を参照する。つまり「状態異常治し」の下に「毒治し」がある場合、毒を受けた時に使われる技は「毒治し」ではなく「状態異常治し」になる。これによって無駄なSPをとられることに注意したい。

「押しかけ治療」によって一応召喚帰還の条件を満たすので、ニカとの相性はいい。


・場に出たらクリーチャーの補助か独特の技を使いこなせ!

場に出たら、マスターのみならずクリーチャーの状態異常を治す仕事を受け持てる。直接的なHP回復技を持たないが、後述する個性的な攻撃技がその欠点を補うことになるだろう。もちろん、状態異常技で多くを固めても構わない。

攻撃技は「生命吸引」「生命転移」「ショックセラピー」である。どれも特殊な効果を持ち、後者2つは専用技である。「生命転移」は与えたHPのうちのいくらかをマスターの回復に充てる技である。マスターがどこにいてもこの技によって回復できるので、位置という問題においては最も有用な回復手段となるが、肝心の攻撃力と威力がそれほどでもないため回復量にそれほど期待できないのが(回復耐性を上げないという点を考慮しても)欠点だろう。しかもSP消費が大きいので効果が大きい技ながら採用には悩む物である。可能ならば光属性を狙いたいところだ。「生命○○」はほとんどのファミリアには効果がないことには注意したい。

この使い方だとせっかくの能力が活きないが、技の面でも述べた通り性能は独特なので召喚するこの方法もまた有用だといえるだろう。


・天気技や解除技も持つ。どの属性パーティにも対応可能!

「天候操作」を覚えるので、どの属性の補助役にもなれる。「妖霧」以外の天気はこの子自身に恩恵はないが、他の技・能力に優秀なものが多いのでその点は気にしなくてもよい。この子の軽さでどの天気にもできるという点だけでも価値はあるというものだ。

他にも「状態変化解除」「ステータス解除」という多くの搦め手を封じる手段を持ち、能力も「クリティカル耐性」を持つので、相手に小細工を許さない戦い方を強いることができる。


・HP回復ができないのは大きな欠点。だけどこの子はそこじゃない。

直接的なHP回復技を持たないのがこの子の欠点である。そこに目をつむっても戦場ではSP消費の激しい技をメインに使用するので、SPが足りなくなりがち(攻撃技で最もSPを消費しない技が4の「生命吸引」)なところも欠点だ。召喚時間や能力を考えると引くことも正しい。

召喚するなら天気や個性的な攻撃技を活かす戦い方となり、召喚しないならば治し技に集中したマスターの保護という、独特な使い分け方ということになる。

 

元ネタ

地獄の辞典

リモンとは、地獄にいるとされる医者である。

下級の悪魔なので影響力はあまりないとされており、なんのために医者をしているのかは不明である。別の資料では、天気を自由に操る神だったとされる。

 

出典

・ファンタジィ辞典「リモン」

<http://fantasy.kakurezato.com/encyclopedia/rimmon.html>