クピド

光属性

天使

 

能力「クピドの矢」による相手の操作が文字通り魅力のクリーチャー。

能力値も治せる状態異常も微妙なモノがそろっているので、「クピドの矢」を使ったら

切ってもかまわないだろう。

能力値

HP

95

SP

19

 

攻撃

75

召喚時間

 

防御

80

召喚コスト

 

魔力

95

召喚キャパ

 

4値合計

345

ZOC

 

 

技数

 

移動

 

※値はすべてレベル50の時のものです。


能力

クピドの矢

B

発動型 射程4 範囲1 回数2

敵クリーチャー、ファミリアに命中。対象を[魅了]にする。

飛行

C

常に[飛行]になる。

 

 

 

 

 

 

 





 

習得技

技説明

技考察

打撃

無属性  物理  攻45 命100 ク10 射1 範1 コ1 

 

ショット

無属性  物理  攻40 命90 ク10 射4 範1 コ2 

 

マジックショット

無属性  魔法  攻60 命90 ク10 射4 範1 コ4 

 

怯み治し

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ1

 対象の[怯み]を治す。

 

睡眠治し

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ2

 対象の[睡眠]を治す。

 

石化治し

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ3

 対象の[石化]を治す。

 

行動不能治し

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ3

 対象の[移動不能][技不能]を治す。

 

封魔治し

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ3

 対象の[封魔]を治す。

 

        

 

クリーチャーの解説

 魅了のクピド
 能力「クピドの矢」によって、相手を操る魅了状態にできる唯一のクリーチャーである。


・貴重な状態異常「魅了」。これによる1手がこの子の持ち味。

能力「クピドの矢」を当てることさえできれば、耐性を持つクリーチャー以でなければどんなクリーチャーでもこっちのコマとして動かせるので、この子の一手の影響力はかなり大きい。相手が苦労して出したクリーチャーを、1ターンのみだがただでこっちが利用できるからだ。なのでこの子を出すタイミングは非常に重要であるといえよう。

魅了状態の用途は、大技の無駄打ちによるSP削り・移動コントロールによる戦地からの強制撤退・自分側への補助技使用・クリーチャーの性能を活かした技使用と多岐にわたる。

召喚場所は、「飛行」のおかげであまり重要ではない。召喚場所の寛容さもこの子の特徴である。

ドラゴン系をはじめとする「状態異常耐性」を持つ子が相手では意味がない。マスターにも効かないところも忘れないでおきたい。もちろん相手側にクリーチャーがいないと役に立たないので、クリーチャーをぶつけだす序盤~中盤戦に召喚したい。


・本人実力は控えめ。「クピドの矢」を撃ちきることが第一目標。

ただかなり脆いゆえにかなり狙われやすい。囮にしやすいという利点とみることもできるが、「クピドの矢」は2回使用できるので、使い切らないのはもったいない。

1回目の「クピドの矢」は召喚直後にすれば楽だが、2回目はそうはいかない。再召喚するにしてもコスト8は軽いものではないためできればそうでない方法で運用していきたいところだ。


技はしょぼい。愛が全てなのだ!

技のほうは「ショット」が使えるくらいである。相手の「物理シールド」を遠くから解除できるところは便利だが、威力に期待はできない。治し技のほうも使用価値の低いモノばかりなので、「クピドの矢」を使い切ったらさっさと倒されること。


とにかく狙われやすい子なので、「クピドの矢」を2回使い切るために味方の壁が重要となる。「飛行」を利用して撤退しやすいが、射程の長い敵には気をつけたい。

 

元ネタ

ローマ・ギリシャ神話

クピドとは、ローマ神話における愛の神である。

日本ではキューピッドという英名のほうがよく知られ、ギリシャ神話のエロスと同一視される。

その姿は、みんながよく知っているキューピーを思い浮かべてもかまわない。背中に羽をつけて小さ目の弓矢を放つ幼児として描かれることが多い。その弓矢には2種類あり、黄金の矢の方で射られた者は、最初に見たものを激しく愛するようになる力を持っている。

ギリシャ神話においては、アプロディーテーの息子として登場する。

母の男性支持者の獲得に大いに力を貸し、神々でさえ逆らえない矢の効力を以ってその存在を示した。だが途中で恋の矢を誤って自分の足に落として怪我をしてから人間の美少女プシケに恋をしてしまい、エロスの人生は狂ってしまう。

神であるエロスはその姿を人間に見られてはならないという掟を直接・間接的の両方で破ってしまうが、紆余曲折を経て最終的に二人は結ばれるのであった。

ちなみにもう一つの弓矢である鉛の矢で射られた者はすさまじい憎悪を抱くようになるという。

 

出典

・松村一男『知っておきたい 世界と日本の神々』(西東社、2010年)44~45ページ

・TEAS事務所『萌えるモンスター事典 天の巻』(株式会社ホビージャパン、2013年)143ページ