バハムート |
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水属性 |
魔獣 |
相手の弱点を突くことを得意とする、水の最高級クリーチャー。 技数と技のバリエーションによって、無属性以外の相手に 強いが、無属性やマスター相手だとこの子は良さを生かすことができない。 |
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能力値 |
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HP |
200 |
SP |
30 |
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攻撃 |
130 |
召喚時間 |
17 |
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防御 |
130 |
召喚コスト |
13 |
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魔力 |
130 |
召喚キャパ |
3 |
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4値合計 |
590 |
ZOC |
1 |
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技数 |
6 |
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移動 |
7 |
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※値はすべてレベル50の時のものです。
能力 |
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属性強化 |
C |
弱点属性へのダメージが50%アップ。 |
王の粛清 |
B+ |
技で弱点属性にダメージを与えた時に対象を[技不能1]にする。 |
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習得技 |
技説明 |
技考察 |
突進 |
無属性 物理 攻65 命100 ク15 射1 範1 コ3 対象を1マス後退させる。 |
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ファイアノヴァ |
炎属性 魔法 攻50 命100 ク0 射4 範3 コ6 |
パーティと相談して決めよう。
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アイスノヴァ |
氷属性 魔法 攻50 命100 ク0 射4 範3 コ6 |
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ウィンドノヴァ |
風属性 魔法 攻50 命100 ク0 射4 範3 コ6 |
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リーフノヴァ |
木属性 魔法 攻50 命100 ク0 射4 範3 コ6 |
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サンドノヴァ |
地属性 魔法 攻50 命100 ク0 射4 範3 コ6 |
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サンダーノヴァ |
雷属性 魔法 攻50 命100 ク0 射4 範3 コ6 |
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水の槍 |
水属性 魔法 攻75 命100 ク0 射4 範1 コ3 |
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ウォーターノヴァ |
水属性 魔法 攻50 命100 ク0 射4 範3 コ6 |
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ライトノヴァ |
光属性 魔法 攻50 命100 ク0 射4 範3 コ6 |
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シャドウノヴァ |
闇属性 魔法 攻50 命100 ク0 射4 範3 コ6 |
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オフェンス |
無属性 変化 攻0 命100 ク0 射0 範1 コ3 自分の攻撃力5%アップ |
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ディフェンス |
無属性 変化 攻0 命100 ク0 射0 範1 コ3 自分防御力5%アップ |
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マジック |
無属性 変化 攻0 命100 ク0 射0 範1 コ3 自分の魔力5%アップ |
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アクセレレイション |
無属性 変化 攻0 命100 ク0 射0 範1 コ6 自分の移動1アップ。 |
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コンセントレーション |
無属性 変化 攻0 命100 ク0 射0 範1 コ2 自分の命中率10%アップ。 |
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アボイド |
無属性 変化 攻0 命100 ク0 射0 範1 コ2 自分の回避率5%アップ。 |
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クリーチャーの解説 |
属性の理屈を識る魚
この子は能力によって弱点を突いたときに限って与えるダメージを2倍くらいにすることができるうえ、「王の粛清」によって技不能にするため一方的な試合運びができるとても強力な能力を持っている。弱点さえつければ耐性を持たない敵は無抵抗となるため、まさにクリーチャーキラーとしての名をほしいままにしている。 移動も7あるので、ノヴァ技の射程・範囲もありに場合よっては逃げることが不可能な相手も存在するほどだ。とくに炎属性が相手では属性一致ということもあり、驚異的なダメージを簡単に出すこともできてしまう。弱点が突ける相手(とくに炎属性)は残しておき、弱点がつけない相手や雷属性はこの子が出る前に片付けておきたい。 無属性や弱点がつけないキャラが相手だととたんに平凡以下のクリーチャーになってしまうのもこの子の特徴であり欠点である。 積み技がいくつかあるが、対応範囲を広げるために純粋に攻撃技で固めたいところだ。 この子と一緒に構成するクリーチャーは、もちろんこの子の技構成と相談だ。技構成で弱点が付けない属性技を持つ子か雷属性に強い地属性の子が良い候補となるだろう。
理論上で考えた場合、バハムートに勝てるクリーチャーは無属性を除きほぼ存在しない。なぜなら技のバリエーションによって無属性以外の全クリーチャーに弱点を突くことができるうえ、二つの能力によってそのダメージ・効果を爆発的に高め、どんなクリーチャーでも倒すことができるからだ。しかし実際に搭載できる技は6つなので、どうしても対応できない属性のクリーチャーが出てくる。そのどうしても対応できない属性を味方に任せる必要が出てくるのがこの子の使用の難しさである。 しかし実戦では属性ごとではなくクリーチャーごとに早めに対処すべきかそうでないクリーチャーかが分かれるため、この子の召喚完了時の状況によっては、割り当てた技が活かされるかどうかはその時になってみないとわからない。運が悪ければ能力を活かせないクリーチャーに成り下がってしまう難しさも存在する。 水属性以外の技はノヴァ技のため、SPの消費が6と重いのも欠点だ。SP補助がないと5回しか技が使えないので、属性のみならずこの補助もパーティにいれておきたい。
とくにドラゴン系にはHP・移動力以外の能力値で劣っており、その子たちに負けているとなると召喚時間に見合わない子になってしまうので、この子が出るころに無属性(もしくは対応できない属性)ばかりにならないようにするのがもっとも大切なことであろう。 ゆえに無属性が多いマスターだけが相手に残ってしまうという状況はこの子にとっては避けたい状況だといえる。もちろんこの子でマスターを攻め撃破することもできるのだが、得意なところがまったく生かせないかわいそうな使い方であるということには違いない。 |
元ネタ |
旧約聖書 |
バハムートとは旧約聖書に登場する魚であり、その体の大きさではこの世界よりも大きく、その背中でこの大地・世界を支えているとされる。別名ベヒモス・ベヘモットともされる神の最高傑作である。「見よ、ベヘモットよ。お前をつくった私はこの獣もつくった。これこそ神の傑作。造り主をおいて剣をそれに突きつける者はない」という一文が旧約聖書にあるように、神がこれほど絶賛するほどの出来であったことがわかる。 貪欲をつかさどるとされており、草木を食いつくし川の水を飲み干し顎が疲れるまで飲食を繰り返すまさに楽天主義者だ。性格は温厚だがその食欲は非常に旺盛であり、千の山に生える草を食べつくしたとされる。このような食欲旺盛な面があるゆえか、暴食をつかさどるともいわれ、食に対する欲望を人間に与えて過食させるという悪魔の一面も見られる。またルシファーの味方として戦うこともしており、その時はその欲を以ってミカエルの補給を妨害していたようだ。結局ルシファーは負けてしまったが。 幻獣としては代表格であり獣たちの王として他の動物たちには慕われていたようだ。「すべての獣という獣が、このベヒモスと戯れていた」という一文があり、これだけでもバハムートが温厚な性格であったことがわかる。 バハムートと言えばその世界そのものを支えることのできるほどの体のでかさも特徴である。バハムートはリヴァイアサンと同列に語られることが多いが、それは両方とも海の魔獣であり、神に造られた存在であるという点が共通しているからだろう。両方が海で共存したら海があふれるから、バハムートだけ陸に上がれるようにしたそうだ。
出典 ・荒木正純『知っておきたい 天使・聖獣と悪魔・魔獣』(株式会社西東社、2011年)222~223ページ ・幻想世界を研究する会『よくわかる 「魔界・地獄の住人」事典』(株式会社ウェッジホールディングズ、2008年)76~79ページ ・天使悪魔ドットコム『図解天使悪魔辞典』(株式会社幻冬舎、2009年)88ページ ・桜井めぐみ・ほか『萌え萌え幻獣辞典』(株式会社イーグルパブリッシング、2007年)92~93ページ ・おおつ やすたか・ほか『魔獣大百科』(株式会社メディア・テック、2007年)6~9ページ ・TEAS事務所『萌える悪魔事典』(株式会社ホビージャパン、2012年)182~183ページ ・TEAS事務所『萌えるモンスター事典 海の巻』(株式会社ホビージャパン、2013年)96~97ページ ・早乙女研究所ほか『天使・悪魔・妖精イラスト大事典』(株式会社宝島社、2011年)152~155ページ |