ケルピー |
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水属性 |
幻獣 |
能力によって他のクリーチャーを連れていく(連れ去る)ことのできるクリーチャー。 専用技の「巻きつく」と能力のコンボによって移動できない相手を好き勝手したり、 味方の移動力を補うなど様々な使い道が考えられる。 |
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能力値 |
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HP |
150 |
SP |
22 |
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攻撃 |
65 |
召喚時間 |
6 |
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防御 |
110 |
召喚コスト |
6 |
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魔力 |
85 |
召喚キャパ |
1 |
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4値合計 |
410 |
ZOC |
1 |
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技数 |
3 |
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移動 |
5 |
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※値はすべてレベル50の時のものです。
能力 |
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クイックムーブ |
D+ |
発動型 射程0 範囲1 回数2 自分の移動回数1アップ。 |
移送 |
D+ |
移動する時に隣接マスに居るキャラも一緒に移動させる。 |
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習得技 |
技説明 |
技考察 |
打撃 |
無属性 物理 攻45 命100 ク10 射1 範1 コ1 |
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強打 |
無属性 物理 攻60 命100 ク10 射1 範1 コ2 |
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体当たり |
無属性 物理 攻50 命100 ク15 射1 範1 コ2 対象を1マス後退させる。 |
この子に引っ付くキャラを強引にはがす。 |
突進 |
無属性 物理 攻65 命100 ク15 射1 範1 コ3 対象を1マス後退させる。 |
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巻きつく |
無属性 物理 攻0 命100 ク0 射0 範2 コ6 自分には命中しない。対象を[移動不能1]にする |
専用技。この子に引っ付いた敵を逃がさない。 |
水の刃 |
水属性 魔法 攻45 命100 ク0 射3 範1 コ1 |
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水の矢 |
水属性 魔法 攻60 命100 ク0 射3 範1 コ2 |
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湧き水 |
水属性 地形 攻0 命100 ク0 射0 範2 コ2 対象の地形を[泉]にする。すでに[泉]なら[海]にする。 |
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クリーチャーの解説 |
水底へ引きずりこむ者
固有能力である「移送」のわかりやすい使い方は、味方クリーチャーをこの子の隣に動かしてからこの子を動かすことで移動力の低いまたは移動に不自由なクリーチャーの移動を補うという使い方である。 「移送」は隣接する最大4体のキャラに対応するうえ、それで移動させられたキャラは移動回数を消費しないため、さらなる移動をすることができるのだ。つまり敵陣に一気に流れ込むという他のキャラには取れない戦術を取ることができる。移動力の低いクリーチャーがそろっていたとしてもそれが実現可能なのである。「クイックムーブ」もあるので途中で拾っていくことももちろん可能である。「移送」させられたクリーチャー自身が持つ移動力にこの子の移動5をプラスした移動ができるので、単純な敵陣への攻めも高速化させることができるのだ。 「突進」を持つので、この技で「移送」したくない子をはがしてから移動することもできる。 移動の仕方によっては「移送」が発動しないこともある(移動先の他キャラとの隣接状況による)が、このゲームでは移動を取り消せるのでそこは移動を試してじっくりその場で検討すべきである。 逆に厄介な敵をこの子と一緒に遠くへ追いやり、そのうえで「巻き付く」ことで移動の邪魔するといった使い方も可能だ。「クイックムーブ」が2回可能なので、味方の手助けや相手の邪魔に小回りが利くのもうれしいところ。 「飛行」や「ZOC無視」系能力を持たないため、高ZOCの敵にくっつかれると移動が阻まれて1ずつしか移動できなくなる。このZOCに対する対抗手段は、ZOC2までならば「突進」でどかして逃げることができるがZOC3が相手だと他の子に倒してもらうしか拘束を解くすべがない。ここは移動を重視するタイプのクリーチャーとしては致命的な欠点なので、敵の高ZOCクリーチャーの始末はこの子を含めるパーティの第一命題となる。 召喚時間が6とちょっと長めなためわかりやすい速攻戦術や連携に組み込むのは難しい。その召喚時間の中でも能力値や技の質は良くないので、とにかく「移送」の仕事をこなしてほしい。 「巻き付く」はこの子の専用技で、広範囲にわたって複数の敵を移動不能にできる。「移送」と合わせると強力な妨害手段となる。「体当たり」「突進」は、「移送」で送りたくないキャラに対して使うことでこの子の隣接からはがすことができる。 「移送」などを生かすためにこの子が単独で敵地へ行くことがたびたびあるが、「移送」ができればそれでいいと考えよう。 |
元ネタ |
スコットランドの伝承 |
ケルピーとは、スコットランドの伝承に登場する馬の姿をした精霊である。 馬とはいってもたてがみは水草、尻尾は魚と、水を強調したものを持っている。下半身が魚であると伝わっていることもある。性格は臆病だが、同時に気性の荒さを持っている。 ケルピーはなぜか馬具を身につけて登場する。その見た目もあってか、ケルピーを見たものは乗りたくなるらしい。毛並みもいいし馬具もある、乗ってほしそうな姿をしている感じはするけれど、乗ってしまうとケルピーは猛然と水辺に向かって走り出す。あわてて降りようとしてももう遅い。妖精のベールによって阻まれてしまう。そのままケルピーは人を乗せたまま水の中に入ってしまい、乗った人は溺れて死ぬのである。 ケルピーはそのおぼれ死んだ人の肉を食うのだが、なぜか肝臓だけは食べない。なのでケルピーに連れ去られた者は、しばらくするとその肝臓が水辺から見えるようになるのだという。 ケルピーに連れ去られてから人が死ぬ間に、ケルピーに装備されている物などを使ってケルピーを操れるようになるとケルピーはその人間に忠誠をつくすようになる。そしてケルピーの持つ不思議な力によって魔法まで使えるようになるのだという。 時の権力者は、ケルピーを乗りこなすことで自分のお城を建てるのに使役したのだという。
出典 ・奈落一騎・ほか『妖精・精霊がよくわかる本』(株式会社PHP研究所、2010年)74~75ページ ・おおつ やすたか・ほか『魔獣大百科』(株式会社メディア・テック、2007年)24~25ページ ・TEAS事務所『萌えるモンスター事典 海の巻』(株式会社ホビージャパン、2013年)64~64ページ |