ウンディーネ

水属性

精霊

 

水属性の範囲攻撃ならほぼすべて覚える「水の加護」のクリーチャー。

全ての能力値が低いので、範囲攻撃を生かせなければ削り程度に

しかならない。魔石召喚でいつでも取り出せるようにしたい。

能力値

HP

95

SP

17

 

攻撃

70

召喚時間

 

防御

70

召喚コスト

 

魔力

95

召喚キャパ

 

4値合計

330

ZOC

 

 

技数

 

移動

 

※値はすべてレベル50の時のものです。


能力

水の加護2

C+

味方水属性キャラの攻撃力、防御力、魔力10%アップ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






 

習得技

技説明

技考察

打撃

無属性  物理  攻45 命100 ク10 射1 範1 コ1 

 

水の刃

水属性  魔法  攻45 命100 ク0 射3 範1 コ1 

 

水の矢

水属性  魔法  攻60 命100 ク0 射3 範1 コ2 

 

水の槍

水属性  魔法  攻75 命100 ク0 射3 範1 コ3 

 

水波

水属性  魔法  攻40 命100 ク0 射5 範1 コ2 

 

流水

水属性  魔法  攻50 命100 ク0 射5 範1 コ3 

 

水撃

水属性  魔法  攻45 命100 ク0 射3 範2 コ2 

 

水爆

水属性  魔法  攻45 命100 ク0 射3 範3 コ3 

 

放水

水属性  魔法  攻50 命100 ク0 射1 範4 コ3

 直線攻撃。

 

粘着液

水属性  魔法  攻45 命100 ク0 射3 範2 コ4

 対象の攻撃力5ダウン。

 

溶解液

水属性  魔法  攻40 命100 ク0 射3 範2 コ4

 対象の防御力5%ダウン。

 

錬水撃

水属性  魔法  攻50 命100 ク0 射3 範2 コ5

 自分の魔力5%アップ。

 

吸水

水属性  変化  攻0 命100 ク0 射0 範1 コ3

 自分の魔力10%アップ。

 

癒しの水

水属性  変化  攻0 命100 ク0 射4 範2 コ4

 対象のHP10%回復。

 

水の洗礼

水属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ7

 自マスターに命中。対象を水属性にする。

 

        

 

クリーチャーの解説

 水流鉄砲
 「水の加護2」を持つが、全体的な能力値が加護持ちの中でも特に低いためそれをあまり生かせないクリーチャー。


マスターの範囲攻撃手となれ!

能力値が全クリーチャーで見てもかなり低いが、数々の範囲技をそろえるので、マスターの代わりに手軽に範囲攻撃が出せる。

この子はとにかく能力値が低いので、範囲攻撃を相手に与えることに重きを置きたい。能力値の低さから単体に攻撃してもそれほどの効果が見込めないからだ。敵からの能力値低下も出し入れが可能なこの子では大して気にならないはずだ。

この子の攻めに向いた技の数々から、範囲攻撃のうち逃げ専用と割り切って使うと幾分使いやすく感じるかもしれない。出し入れをしっかりして持つ豊富な範囲技を長く活かしていきたい。もちろん、炎属性への対策力は高い。


戦火に巻き込まななければなんとか…

防御性能も低いので場に残るようなことがあればすぐに倒されてしまう。「水の加護2」があるがそれをあまり生かすことができないことが多い。戦場から離れたところならば「癒しの水」で味方を回復させたり、「水の加護2」や属性値の効果に期待して待機することもできるだろう。

魔術師以外のマスターは、この子の範囲攻撃ができる低コストクリーチャーという魅力から汎用性が高いクリーチャーと見ることができるだろう。

 搭載可能な技の数に対して技数が少ないので、他の編成を考えてからジグソーパズルのように組み合わせていくことが重要となりそうだ。

 

元ネタ

四大精霊

ヨーロッパでは、火、水、土、風の4つで構成されているという考えが信じられていた。

聖書において7が神聖視されるのは、天井地上地下の3つに加えて上記の4要素の合わせて7要素で世界は構成されていると信じられてきたからだ。実際にこの4元素は、火→エネルギー、水→液体、風→気体、土→個体と置き換えることができる。

東洋においてはこの四大元素に対して東洋の五行思想がある。

15~16世紀のスイス人パルケルスス(人造人間を作ったことで有名)は、その4大元素には人格があると主張した。彼らは肉体を持つ生物と霊的な存在の中間であるとされ、みな人間に近い姿をしている。人と交わることも可能だとされる。それらにそれぞれ名前を与えた。そのうちの水の精霊がウンディーネである。

ウンディーネとは、中世ヨーロッパの四大精霊における水の精霊である。人間とほぼ変わらない美しい女性の外見をしており、性質的にも人間と近く結婚も出産もできる。伝承では人間とほぼ変わらない姿だが、創作世界ではエラやヒレなどの水棲生物特有のものが付いていたり肌の色が水色であったりとアレンジされることが多々ある。

元々魂は持っておらず、人間の男性と愛し合うことで初めて魂を持つことができるのだが、人間でないウンディーネが人間とつながりを持つのだからそこには大きな制約がある。

水の上で夫に罵倒されると故郷に帰らなければならない・夫が死別以外で他の女を妻にするとその夫を殺さなければならない、の2つである。人ではない女に対して疑問や不信感を持つのは当然のことである。お互いのことがよりよくわからざるを得ない交際・結婚の過程においては言うまでもない。ウンディーネの出てくる物語の男もまた、その不信感にさいなまれてウンディーネに殺されてしまうのである。最愛の夫を殺すウンディーネの方もかわいそうではある。

これに関連してか、ウンディーネは裏切った男性に対して眠ると死ぬ呪いをかけるといわれる。

ウンディーネの話は、美女の姿をしていたり人間の子供も作れるという設定からか、四大精霊の中でも圧倒的に多い世界レベルのヒロイン候補なのである。

 

出典

・「世界の幻獣・ドラゴン」を研究する会『よくわかる世界の幻獣ドラゴン大辞典』(廣済堂あかつき株式会社、2008年)142~143ページ

・奈落一騎・ほか『妖精・精霊がよくわかる本』(株式会社PHP研究所、2010年)100~103ページ

・TEAS事務所『萌えるモンスター事典 陸の巻』(株式会社ホビージャパン、2013年)126~128ページ

・TEAS事務所『萌えるモンスター事典 海の巻』(株式会社ホビージャパン、2013年)74~75ページ

・株式会社レッカ社『ファンタジー人外コレクション』(株式会社カンゼン、2015年)22~23ページ