白虎(ビャッコ)

雷属性

霊獣

 

高い移動を持つ中では、能力値が高めのクリーチャー。

「雷の護り」のおかげで防御は数字以上に固いので、割と前に出ても安心できる。

技の威力は微妙にない。

能力値

HP

125

SP

24

 

攻撃

130

召喚時間

 

防御

100

召喚コスト

 

魔力

90

召喚キャパ

 

4値合計

445

ZOC

 

 

技数

 

移動

 

※値はすべてレベル50の時のものです。


能力

金生水

D+

自マスターが水属性クリーチャーを召喚する時に召喚時間、召喚コストを2少なくする。

雷の護り

C+

雷属性キャラが受ける弱点属性のダメージ倍率を30%ダウン。

 

 

 

 

 

 






 

 

習得技

技説明

技考察

打撃

無属性  物理  攻45 命100 ク10 射1 範1 コ1 

 

強打

無属性  物理  攻60 命100 ク10 射1 範1 コ2 

 

強打撃

無属性  物理  攻75 命100 ク10 射1 範1 コ3 

 

電撃

雷属性  魔法  攻45 命95 ク15 射4 範1 コ1

 10%の確率で対象を[麻痺]にする。

 

雷撃

雷属性  魔法  攻65 命90 ク15 射4 範1 コ2

 10%の確率で対象を[麻痺]にする。

 

電磁砲

雷属性  魔法  攻90 命60 ク20 射6 範1 コ2

 25%の確率で対象を[麻痺]にする。

麻痺をばらまこう。 

電磁場

雷属性  魔法  攻60 命100 ク0 射3 範2 コ5

 50%の確率で対象を[麻痺]にする。

 五行パーティで最も使えない子である理由はこれ。

        

 

クリーチャーの解説

 質量を持つ白き稲妻
 「雷の護り」を持ち、移動と射程の長い技を有する雷属性の守り神のようなクリーチャー。防御力の低い子が多い雷属性においては頼もしい存在となる。


・主にこなせるのは麻痺撒き。そして攻撃力の高さを活かした基本攻撃。

所有者の少ない「電磁場」を覚えるので、それを利用した麻痺撒きが有効にできる。攻撃力があるので「電撃」「雷撃」「電磁場」でもそれなりのダメージソースになる。

「電磁場」の存在から雷獣と似たような動かし方となるが、こちらは召喚時間が長かったり防御力が(雷属性にしては)割とあるのを生かして場に留まる使い方となる。


・単体性能は四神の中では最難。何かしら補助がないと実力を発揮できない。

この子は割と脆い上「電磁砲」くらいしか強力な技がないのが問題である。他の一致技のほとんども命中不安であるため他のクリーチャーによる「雷雨」による補助が欠かせず、単体ではそれほどの戦力が期待できないのがやや残念だ。


水属性の召喚補助が可能。高射程パーティの運用が楽になる。

能力で水属性のクリーチャーが出しやすくなる。水属性の子はその大半が召喚時間4以内なのでその適用範囲の広さがこの子の売りだということもできる。この子自身の技も射程があるのでうまくいけば一方的に遠くからの攻撃で圧力をかける射撃戦に持ち込むことも可能だ。

 

元ネタ

中国の四神

中国で四方を守護されると考えられた神聖な獣のことを、四神という。

だが中国には世界を4つに分けるという発想はなく、中央にもう一つの要素が加わる。これが西洋の四大元素に対する東洋の五行思想である。その中心には麒麟か鳳凰、黄龍を加える例が見られる。

中国においてはこれら神聖な獣の図が盛んに描かれるようになるが、そいつらについての神話や伝承はほとんど伝えられていない。

そのうちの西・秋を守護する聖獣が白虎である。

白虎とは、中国の四神のひとつであり、西を守護する存在である。

中国には獅子がいないので、一番強い猛獣は虎である。虎の姿は金色の体に黒い縞がはいっているため、その姿に神秘性を見出した古代中国人によって聖獣と崇められたのである。

そんな虎の中でもまれに存在する白い虎は特別視され白虎となったのである。

虎は四神の中で唯一実在するから、人々の生活に溶け込みやすく力強くて頼りになる存在だった。

しかし本物の虎はみんなも知っている通り獰猛だから、慈しみを重視する儒教によって白虎の地位は四神の中でも下落していった。

 

出典

・荒木正純『知っておきたい 天使・聖獣と悪魔・魔獣』(株式会社西東社、2011年)125ページ

・「世界の幻獣・ドラゴン」を研究する会『よくわかる世界の幻獣ドラゴン大辞典』(廣済堂あかつき株式会社、2008年)202~203ページ

・桜井めぐみ・ほか『萌え萌え幻獣辞典』(株式会社イーグルパブリッシング、2007年)80~81ページ

・おおつ やすたか・ほか『魔獣大百科』(株式会社メディア・テック、2007年)88~93ページ