甕槌(ミカヅチ)

雷属性

 

「ワープ移動」と「防御性能」の高さから、遠慮なく敵へ近づけるクリーチャー。

「召喚時間制限」があるので、1ターンたりとも無駄にすることはできない。

外れやすい技は採用したくない。

能力値

HP

150

SP

16

 

攻撃

135

召喚時間

 

防御

100

召喚コスト

 

魔力

120

召喚キャパ

 

4値合計

505

ZOC

 

                           

 

技数

 

移動

 

※値はすべてレベル50の時のものです。


能力

ワープ移動

C

移動する時に敵キャラ、地形の移動コストを無視する。

召喚時間制限

D-

[召喚済]になった3ターン後のフェイズの終わりに[待機]に戻る。

 

 

 

 

 

 

 






 

習得技

技説明

技考察

打撃

無属性  物理  攻45 命100 ク10 射1 範1 コ1 

 

強打

無属性  物理  攻60 命100 ク10 射1 範1 コ2 

 

強打撃

無属性  物理  攻75 命100 ク10 射1 範1 コ3 

 

体当たり

無属性  物理  攻50 命100 ク15 射1 範1 コ2

 対象を1マス後退させる。

 

突進

無属性  物理  攻65 命100 ク15 射1 範1 コ3

 対象を1マス後退させる。

 

連撃

無属性  物理  攻35 命100 ク10 射1 範1 コ3

 2回攻撃。

 

電光石火

雷属性  物理  攻50 命100 ク0 射5 範1 コ4

 非貫通攻撃。対象の隣のマスへ移動。移動先にキャラが居れば失敗する。

この技をどんどん使っていい。 

サンダーパンチ

雷属性  物理  攻55 命100 ク10 射1 範1 コ1 

 

サンダーチャージ

雷属性  物理  攻70 命100 ク10 射1 範1 コ2 

 

サンダーブレイド

雷属性  物理  攻80 命100 ク5 射1 範1 コ4 

これをどんどんぶつけたい。 

電撃

雷属性  魔法  攻45 命95 ク15 射4 範1 コ1

 10%の確率で対象を[麻痺]にする。

 

雷撃

雷属性  魔法  攻65 命90 ク15 射4 範1 コ2

 10%の確率で対象を[麻痺]にする。

 

稲妻

雷属性  魔法  攻75 命85 ク20 射5 範1 コ3

 10%の確率で対象を[麻痺]にする。

 時間制限あるこの子にはリスキーである。

        

 

クリーチャーの解説

 エスケープの常習犯
 「ワープ移動」と雷属性髄一の防御力の高さから、敵陣に突っ込んで無茶をすることができる。物理魔法の両方の良質な攻撃技も持っている。


能力値の高さと強力な技を制限時間内に使いまくれ!

雷属性の攻撃技を一通りそろえているが、中でも使い手の少ない強力な「サンダーブレイド」を覚えるので「ワープ移動」を利用してそれを当てていくのが主な使用方法と考えて構わない。

この子は「召喚時間制限」によって勝手に帰還してしまうので、外れない技を使うのはかなり有効な使い方である。他の技を使うなら、天候変化による命中率の補助は欠かせないだろう。

「ワープ移動」や「電光石火」による超長距離の移動ももちろん可能である。移動妨害されない固くて強いクリーチャーなので相手にしてみれば厄介際まりない存在であろう。

 
・制限時間の存在がやはり厄介。恐れずに敵陣に飛び込もう。

「召喚時間制限」がその性能の高さにブレーキをかける。「電光石火」を4連続で使わない限りSP枯渇死しないので、SP消費の高い技のみを搭載するのがよい。

場持ちの良い能力値をしているが能力がその逆の性質なので、敵陣に突っ込んで無理をさせる使い方の方がより生かしやすいだろう。

そして状態異常でターン数をごまかされることにも非常に弱いので、状態異常の特に睡眠・麻痺・暗闇といった行動を邪魔する状態異常に対して半分くらいは対応できるようにしておきたい。それ以外の状態異常は、勝手に帰還するあの能力のこともあり気にしなくてよい。

同属性にインドラが居るので、能力を消してもらう使い方も有用であろう。

 

元ネタ

日本神話

 甕槌は日本神話に登場する神の内の1柱だ。タケミカヅチの名称が有名だろう。

創世の女神イザナミが軻遇突智を生む際に死んだが、これに怒ったイザナキが軻遇突智を殺した際に、剣に滴った血から甕槌は生まれたとされている。

雷の神とされているが、雷と関係あるエピソードは見当たらない。相撲の紀元となったイベントの主人公とみてもいいだろう。

スサノオによって地上が豊かになったのを見た天照大神が、「私は天を支配した。地上も私の子孫が治めるべきよね」という勝手な考えによって使わされた神の1柱である。甕槌以前にも地上制圧に乗り出した奴らはいたが、怖がって逃げてくる者・オオクニヌシの手下になる者・オオクニヌシの娘と結婚するものが相次いでまともに事が進まなかったのだ。そこで甕槌が行ってくることになったわけである。

地上に降りた甕槌はオオクニヌシに直談判するも、「俺はもう老いぼれだから、息子と話してくれ」と言われる。そこで息子と話をすると、一人は「いいよいいよ」と言われるが、もう一人(タケミナカタ、タケミカヅチと似た名前である)からは「ただでやるかよ! 俺と力比べをしろ」と言われ、そこで力比べをする。

この力比べが相撲の紀元とされ、負けたタケミナカタが逃げることで、地上の支配が認められる。というお話である。日本神話において、地上進出のきっかけを作った大物だから、覚えておいて損はない。

上記のエピソードからタケミカヅチは勇猛果敢な武の神であり、神武天皇に神の剣を授けたこともある音から、神の武器の威力を示す剣の神の面も持つ。

主な神社は茨城の鹿島神社・奈良の春日大社である。

出典

・幻想世界を研究する会『よくわかる 「天国・神界の住人」事典』(株式会社ウェッジホールディングズ、2008年)182~183ページ

・鈴木ドイツ『萌ゆる古事記』(イカロス出版株式会社、2010年)、111~114ページ

・椙山林継『日本の神々 完全ビジュアルガイド』(株式会社カンビン、2014年)57ページ