グレムリン

雷属性

妖精

 

麻痺と暗闇をバラまける雷属性の即召喚クリーチャー。

能力「ワープ移動」によって地形やZOCを無視して移動できるので、

召喚と待機をうまく使って運ゲーに持ち込もう。

能力値

HP

115

SP

15

 

攻撃

95

召喚時間

 

防御

80

召喚コスト

 

魔力

75

召喚キャパ

 

4値合計

365

ZOC

 

 

 

技数

 

移動

 

※値はすべてレベル50の時のものです。


能力

ワープ移動

C

移動する時に敵キャラ、地形の移動コストを無視する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






 

習得技

技説明

技考察

打撃

無属性  物理  攻45 命100 ク10 射1 範1 コ1 

 

サンダーパンチ

雷属性  物理  攻55 命100 ク10 射1 範1 コ1 

 

電撃

雷属性  魔法  攻45 命95 ク15 射4 範1 コ1

 10%の確率で対象を[麻痺]にする。

 

雷撃

雷属性  魔法  攻65 命90 ク15 射4 範1 コ2

 10%の確率で対象を[麻痺]にする。

 

電波

雷属性  魔法  攻40 命95 ク10 射7 範1 コ2

 10%の確率で対象を[麻痺]にする。

遠くからこの技が使える。 

ビーム

雷属性  魔法  攻60 命85 ク15 射1 範5 コ3

 直線攻撃。10%の確率で対象を[麻痺]にする。

 

暗闇治し

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ2

 対象の[暗闇]を治す。

 

領域侵食

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射1 範1 コ2

 対象のZOC1ダウン。

 

磁気嵐

雷属性  変化  攻0 命100 ク0 射3 範1 コ3

 対象を[麻痺]にする。

 相手の技を使うのをジャマできる。

 

閃光

光属性  変化  攻0 命100 ク0 射3 範1 コ3

 対象を[暗闇]にする。

        

 

クリーチャーの解説

 安定戦術をいじる者
 即召喚が可能で、相手に麻痺と暗闇を与えることに特化したクリーチャー。「ワープ移動」と射程のある技も持つため普通に攻撃にも使える。


運絡みの状態異常が持ち味。即召喚と「ワープ移動」でばらまいていこう。

「ワープ移動」によって移動の妨害を受けることなく突っ込んで状態異常を与えることができるのが持ち味。移動妨害されないのでいきなりマスターへ状態異常をぶつけることも可能である。だがこの子自身に耐久力はないので、そのような使い方をするときは必ず直後に帰還させることが大切だ。

麻痺と暗闇が両方とも運要素の強い状態異常であるため、相手の安定性をなくすことがこの子の主な仕事となるだろう。この2つの状態異常を重ねることで更なる行動の妨害ができるが、片方でも十分なことが多いのであまり欲張ることはない。


・遠くならば攻撃技で牽制ができる。ちょくちょくでも削っていこう。

敵が近くにいれば上記の通り状態異常を通すことが有力だが、この子は雷属性なので遠くからでも攻撃が届く。特に「電波」は射程が長いので位置取りに気をつければ帰還させなくても戦える。この子自身の攻撃力は高くないので、削り程度にしかならないが、麻痺の追加効果に期待できるのでその実力は決して小さいものではない。


耐久力は低い。敵の近くでの待機は控えよう。

かなりもろいので、引っ込める時はしっかりと見極めなければならない。状態異常にすることで、運任せでターン数をごまかすこともできる。確実性に欠けるがこの子はそういうクリーチャーなので、この子に限らず暗闇や麻痺という状態異常を使うときはこちらも大抵運に左右されがちであることを留意すべきである。

 

元ネタ

近代の精霊

グレムリンとは20世紀になって初めて登場した魔獣である。名前は陰鬱という意味と童話の作者の名前を合わせたグリムとビール飲みを意味するフレムリンの合成語である。

身長は15センチから50センチであり、まばらに毛の生えたうさぎのような姿をしているらしい。

多くの妖精は古い伝承や神話から登場しているが、グレムリンはそうではなくかなり最近になって登場している異質な存在である。

第1次世界大戦の途中、イギリス空軍の戦闘機から原因不明の故障が相次いだ。これが長期間続き、「これはグレムリンの仕業だ」と言われるようになったのが始まりとされる。第2次世界大戦でも同じことが起こり、その時は「グレムリンを見た」というものまで出てきた。このことから機会に悪さをする妖精のイメージが確定することとなり、「グレムリン効果」という単語も登場した。

これらのように精密機械が誤動作するのは妖精が悪戯をしたせいであるとされるようになったのである。しかしグレムリンは翼を持たないので、戦時中は飛行機事故を起こすと自分も死んでしまうというのもあり悪戯はほどほどにしたといわれる。

グレムリンは元々道具や機械が好きなだけの妖精であった。道具を早く動かしたり湯を沸かすときに沸騰という現象を利用して人間に気づかせて助けるなどしていたらしい。だが人間がそれを無視し続けてきたことに嫌気が刺し悪戯をするようになり、それによって最近やっとグレムリンの存在がわかったともいわれる。

歴史の浅い悪魔だが、考えてみれば新しいものが生み出されたらそれに対応する悪魔や天使が出るのは自然な考えである。

アメリカでは航空機の備品を納入するときは飴玉を添えるという。これはグレムリンが飴玉を好み、それを添えるだけで満足するという噂があるかららしい。

 

出典

・高橋一人・ほか『天使と悪魔がよくわかる本』(株式会社PHP研究所、2006年)216ページ

・「世界の幻獣・ドラゴン」を研究する会『よくわかる世界の幻獣ドラゴン大辞典』(廣済堂あかつき株式会社、2008年)154~155ページ

・奈落一騎・ほか『妖精・精霊がよくわかる本』(株式会社PHP研究所、2010年)80ページ

・おおつ やすたか・ほか『魔獣大百科』(株式会社メディア・テック、2007年)20~21ページ

・TEAS事務所『萌える悪魔事典』(株式会社ホビージャパン、2012年)177ページ