ピュグマリオン

地属性

魔人

 

能力「人形遣い」によって、ゴーレムを操ることができる唯一のクリーチャー。

この子自身に戦闘力はほぼないので、いかに人形を多く作るかが

鍵となる。シールド技やZOC持ちのクリーチャーなどで守ってあげたい。

能力値

HP

135

SP

12

 

攻撃

55

召喚時間

 

防御

100

召喚コスト

13

 

魔力

95

召喚キャパ

 

4値合計

385

ZOC

 

 

技数

 

移動

 

※値はすべてレベル50の時のものです。


能力

人形遣い

B

発動型 射程4 範囲1 回数4

[種族:人形]の味方ファミリアを操作可能にする。移動と使える技は能力使用者に依存する。召喚技は使えない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 

 

習得技

技説明

技考察

打撃

無属性  物理  攻45 命100 ク10 射1 範1 コ1 

 

強打

無属性  物理  攻60 命100 ク10 射1 範1 コ2 

 

強打撃

無属性  物理  攻75 命100 ク10 射1 範1 コ3 

 

体当たり

無属性  物理  攻50 命100 ク15 射1 範1 コ2

 対象を1マス後退させる。

 

突進

無属性  物理  攻65 命100 ク15 射1 範1 コ3

 対象を1マス後退させる。

人形に持たせれば、敵の位置を調整して範囲攻撃に巻き込むことができたりする。 

パンチ

無属性  物理  攻55 命100 ク10 射1 範1 コ1 

 

ファイアパンチ

炎属性  物理  攻55 命100 ク10 射1 範1 コ1 

 

 

 

 

 

 

 

 

動かす人形に持たせたい技を。 

アイスパンチ

氷属性  物理  攻55 命100 ク10 射1 範1 コ1 

ウィンドパンチ

風属性  物理  攻55 命100 ク10 射1 範1 コ1 

リーフパンチ

木属性  物理  攻55 命100 ク10 射1 範1 コ1 

投石

地属性  物理  攻45 命100 ク10 射2 範1 コ1

 20%の確率で対象を[怯み]にする。

岩石投げ

地属性  物理  攻60 命100 ク10 射2 範1 コ2

 20%の確率で対象を[怯み]にする。

ロックパンチ

地属性  物理  攻55 命100 ク10 射1 範1 コ1 

サンダーパンチ

雷属性  物理  攻55 命100 ク10 射1 範1 コ1 

ウォーターパンチ

水属性  物理  攻55 命100 ク10 射1 範1 コ1 

人形召喚

無属性  召喚  攻0 命100 ク0 射4 範1 コ3

 自分と同レベルの障害物[ゴーレム]を召喚する。

 この技がないと能力はないようなもの。

        

 

クリーチャーの解説

 理想を作る彫刻家
 能力「人形遣い」によってゴーレムを操作できる唯一のクリーチャー。この子がいることで、普段足止めに使用するゴーレムを攻撃に使うことができるようになる。


ゴーレムの使い方は基本的にこの子の技構成できまる。

「人形遣い」によって動かせるゴーレムの使える技は使い手の覚えている技に依存するため、この子自身に攻撃のつもりがなくても選んで覚えさせなければならない。

覚える技は光属性と闇属性以外のパンチ技をすべて覚えるので、ゴーレムの能力値の低さ(アンデッ娘よりは高い)を補う意味でも、次の戦闘や自分のパーティと相談して選びたい。ゴーレム自身は無属性なので「強攻撃」を覚えるのもありである(SP消費に気を付けよう)。

「突進」も覚えるので、ゴーレムに味方クリーチャーの技の範囲内に押してもらうといった使い方も可能。「人形遣い」は射程4の召喚と見てもいいためZOCやクリーチャーの阻みを無視できるため有効である。

射程2の技はピュグマリオン自身の一致技かつ威力のある「岩石投げ」のみである。この技もお好みである。

「人形遣い」でデコイを操ることもできる。だがすべての能力値がゴーレムと同じまたは劣るのであくまでおまけである。


・できるなら「人形遣い」を使い切りたい。この子の防御力はあるけど…

「人形遣い」が使えること以外は平凡で、防御能力以外の能力値は低めである。攻撃技ばかりなのに戦闘能力は低いので、この子には数回使える「人形遣い」を使い切ってもらうことが第一の目標となる。

「人形遣い」は4回使えるが、消費SPの関係で素のままでは4回「人形召喚」を使うとSP枯渇死してしまう。なのでSP回復をするかほかのクリーチャーに「人形召喚」をしてもらわないと「人形召喚」を使い切ることはできない点に注意したい。

防御性能はかろうじて並み程度あるので、「人形遣い」を使い切ったら囮になってもらうのがいいだろう。召喚コストがかなり多いうえ「人形遣い」は能力なので回数の回復がない、故に再召喚のメリットがないからだ。


・高すぎる召喚コストと面倒すぎる用途をどう戦術に組み込むか。

この子は召喚コスト13と今作の中でもかなり高く、試合展開に並ではない負担がかかる。召喚コスト14でかなり強力なクロノスと比べて明らかに複雑かつ使いづらいクリーチャーであろう。

さらにこの子自身に戦闘能力はほとんどないうえ、できることが能力によるファミリア召喚という特殊かつ回りくどいことであるため、パーティとかみ合わなければ足を引っ張ることにもなりやすく汎用性は高くない。

 

元ネタ

ギリシャ神話

ピュグマリオンとは、ギリシャ神話に登場する彫刻家である。

ピュグマリオンは根っからの女性嫌いで、「女は欠点だらけだ」と言って現実の女性に絶望して恋愛をしようとしなかった。そこで優秀な彫刻家である彼は「自分で完全な女性を作ればいい」と思い立ち、自分が持つ最高の力で完璧な女性を作り出す。ピュグマリオンは自分が作ったモノ(女性の像)に惚れ、それに恋してしまった。

決してかなわぬ方思いにピュグマリオンはやせ細り死にそうになるが、町の祭りの日に神殿に行くことで願いがかない、幸せとなったのだった。

 

出典

・小沢章友『ギリシア神話 ふしぎな世界の神様たち』(集英社みらい文庫社、2012年)、102~108ページ

・株式会社レッカ社『ファンタジー人外コレクション』(株式会社カンゼン、2015年)112ページ