太歳(タイサイ)

地属性

魔獣

 

能力値は低めだが、石化の技を最も生かせるクリーチャー。

石化が成功すればそれだけで戦力を大きく傾けることができる。

他にも毒・麻痺・暗闇を覚え、ZOC2と多才ぶりを持つ。

能力値

HP

115

SP

17

 

攻撃

80

召喚時間

 

防御

80

召喚コスト

 

魔力

130

召喚キャパ

 

4値合計

405

ZOC

 

 

技数

 

移動

 

※値はすべてレベル50の時のものです。


能力

魔眼

C+

常に命中率35%アップ。[暗闇]にならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






 

習得技

技説明

技考察

地割れ

地属性  物理  攻40 命100 ク0 射1 範2 コ5 

直線攻撃。[飛行]には命中しない。対象を[移動不能1]にする。この技は使用後[ためる(地割れ)]になる。

 

地震

地属性  物理  攻60 命100 ク0 射0 範3 コ5 

自分には命中しない。[飛行]には命中しない。15%の確率で対象を[怯み]にする。この技は使用後[ためる(地震)]になる。 

強力な技だがこの子だと役に立たない。 

毒霧

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射1 範1 コ5 

対象を[]する。

 石化と合わせられる。

重力負荷

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射4 範1 コ1

 対象を[重力]にする。

 

黒霧

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射4 範1 コ5

 対象を[暗闇]にする。

 

痺れガス

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射1 範1 コ5

 対象を[麻痺]にする。

 石化と合わせられる?

攻撃弱体

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ2

 対象の攻撃力5%ダウン。

 

防御弱体

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ2

 対象の防御力5%ダウン。

 

魔力弱体

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ2

 対象の魔力5%ダウン。

 

石化

地属性  変化  攻0 命65 ク0 射1 範1 コ8

 対象を[石化]にする。この技は使用後[ためる(石化)]になる。

 専用技。効果は強力。

鋼鉄錬成

地属性  変化  攻0 命100 ク0 射0 範1 コ2

 自分の攻撃力、防御力5%アップ。魔力5%ダウン。

 

        

 

クリーチャーの解説

 石化させる全身魔眼娘
 相手を石化にすることに特化したクリーチャー。ほかのクリーチャーでも相手を石化にすることはできるが、この子はその仕事を確実にこなすことができるところに特徴がある。故に石化という状態異常はほぼこの子専用の状態異常と考えてもよい。


石化!石化!石化!素で確実な「石化」がこの子のできること。

専用技「石化」と能力「摩眼」によって、手間なく石化が100%成功する。これがこの子の個性であり、使い方である。

「石化」と「毒霧」、この2つが合わされば、特にマスターにとってはかなり脅威になるクリーチャーであることは間違いない。ぜひ近づいてきたマスターにこのコンボを当てたいが、強力なクリーチャーに当ててももちろん効果が大きい。石化状態にできれば相手がどんな強くても関係ないため、一手で試合を傾かせることが可能だからだ。

「石化」を複数回使いたいならば、帰還を考えることである。それには長期戦に持ち込む必要があるため、帰還は相手の構成や動きなど長期戦にできそうかどうかを考えてからにするべきであろう。

・状態異常技以外はおまけ。用途はかなりピンポイントである。

この子を「石化」以外で用いるのはすべきではない。というのも、この子は攻撃力も防御力も移動もかなり低く、狙われたらあっという間に倒されるからだ。

魔力が高いと言っても相手の攻撃を受けられるほどではない。

技のほうも弱体技に自己強化技・「黒霧」「痺れガス」という確率にかけるしかないものばかりである(もちろん強力なのだが、この子には「石化」があるためそれと比べると劣る)。せいぜいが「重力負荷」やZOCによる足止めくらいだろう。強化技もこの子の能力の低さと用途とはかみ合っていない。

攻撃技も「地震」しかなく、「石化」を使った後にそれを使うとSP枯渇死するので基本いらない。

この子を使用するときは「石化」だけ考えるのがよい。召喚時間が並なので能力値の低さからうまく召喚完了とタイミングが合わないとうまく使用できないことも起こりうる、出しどころが肝心なクリーチャーである。

 

元ネタ

中国の伝承

太歳とは、中国において地中に住むとされている異形の肉の塊であり、その体中に目が付いている妖怪である。

木星の化身であり、天上の木星の動きに合わせて地中を移動するとされている。この太歳は神聖で侵してはならないものだとされており、掘り起こしてしまったらすぐ埋め直さないと祟りを受けるとされている。日本にも同様の話があり、「太平広記」には太歳を掘り起こしたために一族が滅亡したというすさまじい逸話が残っている。

太歳は不老不死の薬の材料となるとされているが、現代では地中で成長した菌類の巨大な塊であるという説が有力である。

 

出典

・TEAS事務所『萌えるモンスター事典 陸の巻』(株式会社ホビージャパン、2013年)162ページ

・株式会社レッカ社『ファンタジー人外コレクション』(株式会社カンゼン、2015年)39ページ