スフィンクス |
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地属性 |
幻獣 |
特殊な技を多く覚える、トリッキーなクリーチャー。 相手の召喚時間を遅らせることもできるが、ZOC3と「浄化の光」によって 「種族:不死」に対しては無類の強さを発揮することができる。 |
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能力値 |
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HP |
120 |
SP |
21 |
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攻撃 |
70 |
召喚時間 |
2 |
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防御 |
90 |
召喚コスト |
7 |
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魔力 |
125 |
召喚キャパ |
1 |
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4値合計 |
405 |
ZOC |
3 |
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技数 |
5 |
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移動 |
3 |
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※値はすべてレベル50の時のものです。
能力 |
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なし |
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なし |
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習得技 |
技説明 |
技考察 |
打撃 |
無属性 物理 攻45 命100 ク10 射1 範1 コ1 |
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念力 |
無属性 魔法 攻40 命100 ク5 射1 範1 コ1 |
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念動力 |
無属性 魔法 攻65 命100 ク5 射2 範1 コ3 |
この子のまともな攻撃技。 |
重力砲 |
地属性 魔法 攻25 命100 ク0 射3 範1 コ2 対象を[重力]にする。 |
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物理シールド |
無属性 変化 攻0 命100 ク0 射3 範1 コ2 対象を[物理シールド5]にする。 |
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魔力強化 |
無属性 変化 攻0 命100 ク0 射0 範1 コ1 自分の魔力5%アップ。 |
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脚力強化 |
無属性 変化 攻0 命100 ク0 射0 範1 コ2 自分の移動1アップ。 |
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重力波 |
地属性 変化 攻0 命100 ク0 射0 範4 コ3 対象を[重力]にする。 |
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浄化の光 |
光属性 変化 攻0 命100 ク0 射3 範1 コ4 [種族:不死]ファミリアに命中。対象を[死亡]にする。 |
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光の鎖 |
光属性 変化 攻0 命100 ク0 射2 範1 コ5 [召喚中]に命中。対象の現在召喚時間1アップ。 |
即召喚でこの技が使える。この子にはSPもある。
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白銀の鎖 |
光属性 変化 攻0 命100 ク0 射2 範1 コ11 [召喚中]に命中。対象の現在召喚時間2アップ。 |
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地ならし |
地属性 地形 攻0 命100 ク0 射0 範2 コ2 対象の地形を[砂地]にする。すでに[砂地]なら[岩山]にする。 |
地形補助ができる。 |
砂塵 |
地属性 天気 攻0 命100 ク0 射0 範1 コ4 天気を[砂塵]にする。 |
天候補助もできる。 |
人形召喚 |
無属性 召喚 攻0 命100 ク0 射4 範1 コ3 自分と同レベルの障害物[ゴーレム]を召喚する。 |
いろいろ出せる。
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石の壁 |
地属性 召喚 攻0 命100 ク0 射1 範1 コ1 自分と同レベルの障害物[岩]を召喚する。 |
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岩石の壁 |
地属性 召喚 攻0 命100 ク0 射1 範2 コ3 自分と同レベルの障害物[岩]を召喚する。 |
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石の牢 |
地属性 召喚 攻0 命100 ク0 射3 範2 コ4 自分と同レベルの障害物[岩]を召喚する。 |
クリーチャーの解説 |
主人(ファラオ)を守る防衛獣
まず相手の移動を妨害する手段が豊富な点が挙げられる。「人形召喚」と「石の牢」とこの子のZOCである。ゴーレムのZOC1や岩ファミリアとこの子のZOCを合わせるとかなり広い範囲で相手の行動を制限できるのだ。 「重力砲」で相手の「飛行」を無効化してこの子のZOCにはめるという移動妨害ももちろんできる。移動に戸惑った相手に味方クリーチャーの「地震」を当てるというやり方もできるのだ。 移動のほかにも、召喚自体を妨害することもできる。相手の召喚時間を延ばす「光の鎖」「白銀の鎖」によって相手のプランを妨害できるのである。この技は召喚完了後のクリーチャーに当ててもしょうがないので無駄に使わないようにしたい。 そしてアンデッ娘にとっては最大の敵といっても過言ではない。即召喚が可能である上「浄化の光」ですぐに倒される、その上アンデッ娘はZOCに弱い。この子を含んだパーティにはどのアンデッ娘もほとんど意味がないと考えて構わないほどだ。 もちろんこの子自身とかみ合う補強技の「砂塵嵐」「地ならし」「物理シールド」「脚力強化」の存在も見逃せない。
即召喚が可能である点もやはり大きい。この子の豊富な役割を前準備なしに使用できるのは、移動の低さを補えるという点でも非常に有用であるといえる。 特に鎖技や天候・地形変更技をすぐに使えるのは大きい。そしてSPを大量に消費しても、この子の召喚時間の短さによって手札に戻す負担が少ない。つまり技構成によっては2つの役を受け持たせることも可能なのである。
鎖技による召喚時間の操作・ファミリア召喚・天候と地形変更など、もえくりの火力・状態異常以外の要素を全て詰め込んだようなクリーチャーである。そのためこのゲームにある程度慣れていないと使いづらい・持てあますことになる。 防御性能もSPもあるが、技数が5なのでできることは限られてくる。技のどれもが有用且つ他のクリーチャーがほとんど持っていない技なので、これら多くの技から実際に使う技を選ぶ、この選択の時点でこの子の使い方が変わってくるのである。 上記の豊富かつ効果の高い手段をそろえているものの、攻撃に関しては「念動力」が候補に挙がるほど頼りないモノである。なので相手への攻撃はもっぱらほかの子に任せる形となる。 この子の役割は、相手の移動をことごとく止めて他の子に攻撃させやすくすることにもあるので、他の子は召喚時間や移動や射程に難のあるクリーチャーで固めてもこの子がいれば何とかなる、それほどの性能を持っているのだ。 |
元ネタ |
エジプト・ギリシャ神話 |
スフィンクスとは、エジプトのピラミッドのそばに座っている半人半獣である。 エジプトでは神の使いとして扱われているが、ギリシャ神話では魔獣として扱われている。 エジプトではファラオの守護者としてあがめられており、顔は男のもので体はライオンであった。その男の顔がファラオの顔だとする説もある。神聖な獣で王家の墓の番人を務めると同時に、戦場においては死にゆく者の運命を見守る役割も担っていたとされる。 ギリシャ神話ではなぜか女性の顔を持ち翼も生えている、エキドナとオルトロスの近親相姦によって生まれたとされる。なぜギリシャ神話では魔獣なのかはよくわかっていないが、当時でもすでにエジプト神話は古かったから、スフィンクスの姿が当時のギリシャ人の旅人には奇妙に映ったからなのではないだろうかとされている。 ギリシャ神話のほうには逸話があり、通りかかった旅人になぞかけをするとされている。その質問は決まっており、「朝は4本、昼は2本、夜は3本で歩く生き物はなにか?」である。人間と答えないと食い殺されるが、当時の人々は誰もその質問に答えることができず、多くの人々を食らった。たまたま通ったオイディプスだけがその質問に答えることができたのである。質問に答えられてしまったスフィンクスは恥じて飛び降り自殺をしたらしい。 中世のエジプトが植民地時代だったとき、スフィンクスが反乱分子とみなされて顔面を破壊されたこともあった。
出典 ・荒木正純『知っておきたい 天使・聖獣と悪魔・魔獣』(株式会社西東社、2011年)112~113ページ ・「世界の幻獣・ドラゴン」を研究する会『よくわかる世界の幻獣ドラゴン大辞典』(廣済堂あかつき株式会社、2008年)326~327ページ ・桜井めぐみ・ほか『萌え萌え幻獣辞典』(株式会社イーグルパブリッシング、2007年)114~115ページ ・TEAS事務所『萌えるモンスター事典 陸の巻』(株式会社ホビージャパン、2013年)161ページ |