アプロディーテー

木属性

 

能力「豊穣神の恵み」によって、SPの補助が自動でできるクリーチャー。

SPがとても多く簡単に死なないので、安心して敵の真ん中へ向かわせることができる。

攻撃力は微妙だが遠慮なしに「地震」を使用できるのは良い点。

能力値

HP

165

SP

32

 

攻撃

55

召喚時間

 

防御

130

召喚コスト

 

魔力

95

召喚キャパ

 

4値合計

445

ZOC

 

 

技数

 

移動

 

※値はすべてレベル50の時のものです。


能力

豊穣神の恵み

D

フェイズの始めに全員のSP1回復。

お守り1

E

自マスターが受ける技のダメージを5%カットする。

 

 

 

 

 

 






 

 

習得技

技説明

技考察

打撃

無属性  物理  攻45 命100 ク10 射1 範1 コ1 

 

地震

地属性  物理  攻60 命100 ク0 射0 範3 コ5 

自分には命中しない。[飛行]には命中しない。15%の確率で対象を[怯み]にする。この技は使用後[ためる(地震)]になる。

連続で使用してもなかなか枯渇しない。威力より範囲・怯み狙いでも価値あり。 

念力

無属性  魔法  攻40 命100 ク5 射1 範1 コ1 

 

緑の波動

木属性  魔法  攻60 命100 ク0 射2 範1 コ2 

 

楽園の実

木属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ5

 対象の永続的なステータス変化をすべて解除する。

 この子の居座り性能と合わせるとしよう機会は割と多い。

植林

木属性  地形  攻0 命100 ク0 射0 範2 コ2

 対象の地形を[草原]にする。すでに[草原]なら[]にする。

 専用技。

        

 

クリーチャーの解説

 全ての命を支える女神
 「豊穣神の恵み」によるSPの補助が特徴的である。召喚コストが4とかなり安いのも魅力である。


SPがトップクラスのクリーチャー!SP補助と壁性能を備えている!

そこそこのHPと高いSPを持つので、場にいる時間が長くなりやすいのが長所だ。

この子の能力「豊穣神の恵み」は場にいるみんなに毎ターンSPを1与えるというものなので、長くいればいるほどSPの確保に努めることができる、その出しやすさもありお得なクリーチャーだ。

しかしこの能力の恩恵は相手側も受けることができるので、この子を採用するこちら側はSP補助を無駄にしない構成にしたい。でないと敵に利用されるだけになって思わぬ損害を受けることもある。そこを考えてSPの恩恵を無駄にすることなく戦闘に生かしていきたい。この子を使うこちら側としては「豊穣神の恵み」を受けることは知っているのだから、それを発揮しきれるSPのかかる構成にしたほうが有利に立ちやすい。


・補助技は貴重。攻撃技はSPの多さを活かしてガンガン使え!

技には大したものはない。「楽園の実」と「植林」いう貴重な技以外は攻撃技ばかりである。木属性にしては珍しく回復も状態異常技や追加効果技もない。

しかしこの子の持つSPの多さを生かして範囲威力ともに優秀な「地震」を複数回使えることはほかの子にはない利点である。削りにしかならないがこの子の他の役割における優秀さを考えると余るほどである。多くの敵を巻き込めれば属性一致技よりも有効な場面は多い。

 

元ネタ

ギリシャ神話

アプロディーテーとはギリシャ神話の愛の女神であり、その中でも主に男女の肉体的結びつきをつかさどる。アフロディテの呼び名が一般的である。

ギリシャ神話の主たる神々である「オリュンポス12神」の一人だが、他の神とは違いゼウスの父クロノスの子孫ではなく、ギリシャ神話としては新参の方であるとされる。

一説によれば、クロノスに殺されたゼウスの祖父ウラノスの切られた男根が海に沈む際に出た泡から生まれたとされている。

愛の女神らしく彼女自身も人々や神々と多くの関係を持ち、多くの子孫を残している。非常にプライドが高い性格であり、彼女の美を悪くいう者には容赦しない。愛をつかさどる女神として、ギリシャ神話では多くの恋物語の主役、脇役として登場する。

夫は醜男もいいところの鍛冶神ヘーパイストス。アプロディーテーは愛の神であるにもかかわらず自身の結婚は意にかなわないものであったのである。ヘーパイストスとの仲はよいものではなく、結婚に納得いかなかったゆえか他のいろんな神・人間と愛を交わして多くの子供を産んでいる。その愛人第一は同母兄妹である戦争の神(弱い方)アレスであった。キューピッドとして知られる愛の神エロスは、この子の子供(夫はアレス)であるとされる。

美の女神としても知られており、3人の女神によって美が争われた「バリスの審判」ではヘラとアテナに美で勝利している。別名はヴィーナスであり、その名前の知名度の高さも美の女神である点が強調されているといえる。

また、大地の豊穣や航海の安全を保証する、昔の生活の生命線を保証するありがたい女神でもある。なぜ航海の女神の面もあるのか、それはこの子の発祥の地が航海士の多い土地であり、彼らの航海の結果でこの子の存在が伝えられたからである。

アプロディーテーの自慢のアイテムは腰巻である。これは腰痛予防のものではなく、自身の女性としての魅力を上げるものである。これを身に着けた女性に誘惑されると、相手はその女性の言うことを聞きたくなるのだという。ギリシャ神話で最も偉い女神ヘラも、浮気神ゼウスの気をそらすためにこれを借りたという。まあ昔から男というものは女性の体が大好きなのだ。

 

出典

・松村一男『知っておきたい 世界と日本の神々』(西東社、2010年)40~41ページ

・幻想世界を研究する会『よくわかる 「天国・神界の住人」事典』(株式会社ウェッジホールディングズ、2008年)63ページ

・岩田和義・ほか『萌え萌え女神事典』(株式会社イーグルパブリッシング、2007年)42~43ページ

・おおつ やすたか・ほか『女神大百科』(株式会社メディア・テック、2006年)20~23ページ