花魄(カハク)

木属性

悪霊

 

ZOC3に状態異常技に「怨念」と、いやらしいモノが揃っているクリーチャー。

技の射程は長くないので、召喚する位置を工夫して相手に攻撃をしたい。

魔力が高く、他の誰よりも「養分吸収」を生かせるところもポイント。

能力値

HP

100

SP

12

 

攻撃

60

召喚時間

 

防御

80

召喚コスト

 

魔力

165

召喚キャパ

 

4値合計

405

ZOC

 

                           

 

技数

 

移動

 

※値はすべてレベル50の時のものです。


能力

怨念

D+

技で[死亡]になった時に技使用者を[呪い]にする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 






 

 

習得技

技説明

技考察

つる打撃

木属性  物理  攻45 命100 ク5 射1 範1 コ1 

 

つるしばり

木属性  物理  攻35 命100 ク0 射2 範1 コ4

 対象を[移動不能1]にする。

 

木呪

木属性  魔法  攻45 命100 ク0 射4 範1 コ2 

攻撃ならこれ。射程が長め。 

養分吸収

木属性  魔法  攻50 命100 ク0 射2 範1 コ4

 [種族:物質、不死]には命中しない。与えたダメージの50%を自分のHP回復。

 

花吹雪

木属性  魔法  攻30 命100 ク25 射3 範1 コ5

 対象の魔力10%ダウン。

 

劇毒花粉

木属性  魔法  攻50 命100 ク0 射1 範1 コ14

 対象を[][麻痺][移動不能1][封魔1][寄生]にする。

デフォだと使うと死ぬ。召喚時間によって強力な技。 

毒花粉

木属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ3

 対象を[]にする.

 

寄生種子

木属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ3

 対象を[寄生]にする.

 

怨霊憑き

闇属性  変化  攻0 命100 ク 射1 範1 コ6

 対象の召喚キャパ1アップ。

 効果が特殊。与えた敵を倒してしまうと無駄になる。

        

 

クリーチャーの解説

 怨念をちらつかせる華僑(チャイニズム)
 状態異常・ZOC3・嫌な能力と、いるだけで嫌がられそうなものを多く持っている、即召喚できるZOC3クリーチャー。


相手からしたら厄介。技・能力・ZOCの全てを使いこなせ!

即召喚できるうえ嫌らしい技の数々とZOC3を持ち、能力「怨念」もありそのすべてが何ともいやらしい存在だ。相手にしてみれば厄介でかつ対策らしい対策がないということができる。

特に「劇毒花粉」「怨霊憑き」の効果がとても強力なので、これらの技のためにこの子を採用するのも大いにありだと言えるくらいだ。「怨霊憑き」は相手クリーチャーの召喚キャパを上げるという特有の性質を持った技なので、即召喚できるということもあり相手パーティによっては絶大な効果を得られるだろう。

固有技「怨霊憑き」はこの技はこの子にしかない技であり、効果も相手クリーチャーの召喚キャパを上げるという固有の効果である。これを与えることで相手は召喚キャパをフルに使うことができなくさせて連携を崩すことが可能だが、すでにクリーチャーが場に出そろっていたり、奥地でキャパをフルにそろえる編成、マスター自身が火力を持つ編成である場合は効果が薄いため使いどころはこの子自身のSPの問題もありかなり選ぶ。

うまく当てたとしても、そのクリーチャーを倒してしまうと効果がなくなったと同義となるためやはり使いどころは難しい。当てるならば、耐久を有効利用するクリーチャーとなるだろう。

味方に向けて使う場合は幻術師の技の性質と合わせたコンボができるようだ。

他にも効果の強力な技をそろえるのだが、使う側としてみれば技の射程の短さやSPの短さが欠点としてよく見える。特にSPが少ないのに消費が激しいのが使いづらい点である。枯渇死したら「怨念」が生かせない。特に「劇毒花粉」を使用すると、強化していなければ、素の状態ではSPの関係で必ず死ぬので、これを使うならばSPの補強はしておきたい。

即召喚+ZOC3は速攻の敵に強く、この子の場合は魔法攻めに耐えうる上状態異常で移動回数も止められるため、相手に「ZOC無視」さえなければ1体で封じられることもある。


・同召喚リソース代ではかなり高い魔力を持つ。

ZOC3と魔力165によって、魔法攻撃主体の相手には割と耐えることができる。

単純に数字を見れば死にやすい部類なのだが、ZOC外から届く魔法技については高すぎる魔力と技「養分吸収」で割と耐えるうえ、能力「怨念」によって呪いに耐性のあるキャラ(主にマスター)にとどめを刺させる手間などをかけさせるという意味では長生きさせやすいクリーチャーである。

治癒師や精霊使いなど魔法技しか持たないマスターに対しては高ZOCもあり非常に強い足止め効果を得られる。


・SP
が少ないのは欠点だが、この子は場に居るだけでも効果がある。

SP消費の多い技が多い割にSPが少ないので、相手マスターに「劇毒花粉」をかけるか召喚時間1を生かして手札に戻すかZOC3を生かして移動妨害かで運用するかだろう。なんにしても召喚されてから死ぬまで(場に居る限り)ずっと厄介なのは確かである。

SPが枯渇しそうになってもこの子のZOC3と「怨念」によって、居るだけで仕事をしてくれる効果の高いデコイの役割をしてくれる、場に残すだけでも他の子にはない嫌らしい使い方もできる。ZOC3で邪魔なのに「怨念」で倒せない…そんな状況に持っていければ理想であろう。

SPの少なさが気にかかることなので、即召喚できるということを考えて帰還させる使い方も十分考えられる。

 

元ネタ

中国の妖怪

花魄とは、中国で言い伝えられている木の悪霊である。

3人以上の人間が首を吊った木に宿っており、その自殺者の怨みが固まって生まれるのが花魄だとされる。その外見は手のひらサイズの美女であり肌は白く体毛は全く生えていない。声は小鳥のようなものであり人間と会話することはできない。

花魄の魄とは、肉体と魂をつなぐエネルギーのことであり、花魄とは花の精ということである。

花魄は気の悪霊なので水を与えないでいると干からびて死ぬが、体に水をかけてあげると生き返るとされる。

 

出典

・TEAS事務所『萌えるモンスター事典 陸の巻』(株式会社ホビージャパン、2013年)154ページ

・株式会社レッカ社『ファンタジー人外コレクション』(株式会社カンゼン、2015年)81ページ