テュポーン

風属性

魔獣

 

強制移動技を数多く持つ風の最高級クリーチャー。

なかでも「タイフーン」がとても魅力的で、属性一致で高威力ということもあり、

他のマスか墓場かの、2つの意味での強制移動である。

能力値

HP

160

SP

35

 

攻撃

115

召喚時間

16

 

防御

135

召喚コスト

10

 

魔力

130

召喚キャパ

 

4値合計

540

ZOC

 

 

技数

 

移動

 

※値はすべてレベル50の時のものです。


能力

技射程アップ2

D+

2以上の技の射程2アップ。

飛行

C

常に[飛行]になる。

重力耐性

E

[重力]にならない。

 

 

 






 

 

習得技

技説明

技考察

強打撃

無属性  物理  攻75 命100 ク10 射1 範1 コ3 

 

突進

無属性  物理  攻65 命100 ク15 射1 範1 コ3

 対象を1マス後退させる。

 

強風撃

風属性  魔法  攻75 命100 ク0 射3 範1 コ3 

 

陣風

風属性  魔法  攻50 命100 ク0 射5 範1 コ3 

 

爆風

風属性  魔法  攻50 命100 ク0 射3 範2 コ3

 [飛行]にクリティカル。

 

吸引

風属性  魔法  攻55 命100 ク0 射4 範1 コ5

 対象を自分の隣のマスに移動させる。移動先にキャラが居れば失敗する。

 

突風

風属性 魔法 攻65 命100 ク0 射1 範4 コ5

 直線非貫通攻撃。対象を3マス後退させる。

 

ダウンバースト

風属性  魔法  攻50 命100 ク0 射0 範2 コ7

 自分には命中しない。対象を4マス後退させる。

 

タイフーン

風属性  魔法  攻75 命100 ク10 射4 範3 コ14

 [飛行]の敵にクリティカル。対象を近くのマスに飛ばす。

範囲が広い強力な技だが相手の位置がランダムに。割とリスキーではある。 

ヴィントシュトース

風属性  魔法  攻95 命100 ク0 射1 範4 コ11

 直線非貫通攻撃。対象の隣のマスへ移動する。移動先にキャラが居れば失敗する。対象を10マス後退させる。

 威力高い。相手を大きく跳ばせる。

ウィンドブレス

風属性  魔法  攻70 命100 ク0 射1 範3 コ4

 直線攻撃。

 

        

 

クリーチャーの自己PR

 主神に匹敵する百頭竜
 移動力と射程の長さを武器に、どんなところの敵も確実に仕留めることができる、とにかく攻撃を当てることに特化した最高級クリーチャーだ。


この子は攻めの一手!高い能力値からの高射程は圧巻!

風属性ならではの相手強制移動技もいくらかあるが、そんなことは下級クリーチャーに任せて、この子はあまり考えずにどんどん攻撃で攻めていってほしい。技射程アップ2によって、どの風クリーチャーよりもかなり遠くから攻撃が当てられる。

「吸引」もほかのクリーチャーよりも長い射程のおかげで、かなり遠くの相手を引き寄せることもできる。能力値の高さがあり、引き寄せた相手の反撃も大きな痛手とはなりにくい。

能力値は高いが攻撃力の方は最高級クリーチャーにしては控えめなので、敵が多数である方がこの子は本領を発揮する。水属性にありがちな広範囲中威力タイプのクリーチャーをそのまま大型にしたようなクリーチャーなので、この子単体に頼る戦術では微妙な感じがすることもあるだろう。

SPの多さから大技を使わなければ長持ちしやすいので、普通の風属性クリーチャーと同じように使ってもいいだろう(邪魔な敵は吹っ飛ばしつつ)。


・使い手の少ない技の数々を使えるのも、この子の特性!

特筆すべきことは、技のラインナップの豪華さにあるというべきだろう。ほかの最高級クリーチャーが覚えないブレス技・威力がかなり高い専用技「ヴィントシュトース」・技の威力と範囲の広さの両方が最高レベルである「タイフーン」を覚える。専用技である「ヴィントシュトース」は相手を端から端まで吹っ飛ばせるが、場合によっては相手に間合いを与えるだけの技となる。

「タイフーン」は上記の通りかなり強力な技だが、敵をランダムでどこかに飛ばす追加効果がある。敵を散らして乱すこともできると考えることもできるが、自マスターのほうへ飛ばしてしまうこともある。ギャンブル性の高い技なので、そのままあの世へ飛ばしてしまえるように使うのがいい使い方だろう。他の風属性ができることは一通りでき、特に使い手の少ない風属性技を全て覚えられる器用なクリーチャーでもある。


大技の使い時に気を遣って、召喚難度に見合う長持ち使用法を模索しよう。

この子がいればほかの風属性なんかいらないと言えるほどの性能だが、召喚時間がかなり長いのが欠点である。

そして「ヴィントシュトース」と「タイフーン」ばかり使っているとSPがすぐなくなるのも欠点だ。強力でかつ使いやすい技なので当然といえば当然の欠点だが、ほかの技の消費SPも最低3なのでSPの消費には神経を使いたい。この大技をいつ使うかがこのクリーチャーを使うにあたって大切な要素となるだろう。SPの節約や補助を有効に活用できれば、強力な技の数々を、移動を妨げられることなく長期にわたって使える恐ろしいクリーチャーとなる。

ちなみに、「半重力」ひとつですむのに「飛行」と「重力耐性」の二つを持っているのは、作者のこだわりなので突っ込まないこと。

 

元ネタ

ギリシャ神話

テュポーンとは、ギリシャ神話で主神ゼウスに勝ったことのある程の力を持つ竜の頭をした怪物である。

一般的には、ゼウスに対して激しい怒りを抱いた大地の女神ガイアがゼウスに勝つために生み出した、百の竜の頭を持つと言われるギリシャ神話最強の怪物であり、タイフーンの語源になっている。

星に届くほどのでかい体と世界の果てにまで届く腕を持つ。要するにでかすぎるのである。テュポーンはオリュンポスの神々に戦いを挑み全宇宙を混乱の渦に巻き込んだ。ゼウスに勝ってその浮気野郎を一度は捕虜にするものの、泥棒の神ヘルメスによって救出されてしまう。そのためテュポーンはゼウスに再戦するにあたって全ての願いがかなう勝利の果実を脅し取るが、間違ってすべての願いがかなわない無情の果実を取ってしまう。

大切な試合前にポカをしたテュポーンは敗れ、ゼウスが投げた大岩の下敷きとなるのであった。

 

出典

・「世界の幻獣・ドラゴン」を研究する会『よくわかる世界の幻獣ドラゴン大辞典』(廣済堂あかつき株式会社、2008年)84~85ページ

・「世界のドラゴン」を追及する会 ほか『よくわかる世界のドラゴン事典』(株式会社ウェッジホールディングズ、2008年)80~81ページ

・TEAS事務所『萌えるモンスター事典 陸の巻』(株式会社ホビージャパン、2013年)165ページ
・「世界の伝説」研究班『あのゲームやアニメに登場する伝説の生物大全』(株式会社宝島社、2015年9月25日)74ページ