ワイバーン

風属性

竜

高い能力とブレスによる強力な一撃を持つ、属性違いのあるクリーチャー。

属性値を上げたり天気を利用することで個性を発揮できる。

キャパが２ということもあり割と連携しやすい一面もある。

能力値

ＨＰ

１５０

ＳＰ

２２

攻撃

１４０

召喚時間

１２

防御

１４０

召喚コスト

１３

魔力

１４０

召喚キャパ

２

４値合計

５７０

ＺＯＣ

１

技数

３

移動

６

能力

地形侵食１

D

移動する時に通過したマスを自分と同じ属性の地形にする。

状態異常耐性

C

状態異常にならない。

飛行

C

翼竜の鱗

D+

風属性値１アップ。

クリーチャーの解説

　紋章から生まれた希少竜
　能力値と能力が非常に優秀であり、属性だけが違うクリーチャーが複数用意されている。属性以外は一緒の性能だが、属性値を上げる専用技と天気を変える技を１つずつ持つので、その性能によって十分個性を出すことができる。キャパ２だが、その２つの技の存在から味方との連携の軸となることができる。もちろん能力値の高さから純粋なアタッカーとしての使用もできる。

・ドラゴンの基本と属性ごとの解説。
　攻撃技は「打撃」と対応する属性のブレス技１つである。攻撃力が高いので、打撃であっても割とダメージが出るが、弱点を突けないので選ばなくてもよい。

ブレス技がメインなので、敵が１列にならないときが非常に歯がゆく感じるが、それを差し引いてもドラゴンはどれも強力なので割り切ることだ。

ワイバーンは風属性なので、属性値によって移動と射程が大きく上がる。ターンを無駄にしにくくなるということだ。とにかく相手を攻撃することに長けるので、相手を強制移動させて間合いを取り、離れたところから一方的に攻撃するという展開へもっていきたいところだ。
　能力「飛行」を持つので、位置にうるさいブレス技を不自由なく撃てるのが非常に心強い。移動６をしっかり生かすことができる。

「嵐」ではクリティカル率が上がるのがポイントだ。これと風属性の射程の長さを生かして、試行回数を増やして生かしていきたい。

どのドラゴンを使用するにしても、召喚時間とコストの高さで敬遠しがちである。召喚催促でクリーチャー枠を埋めれば今度は属性値が生かしにくくなるのもよくないところ。だが単体使用としてもサポートとしてもかなり高い且つ個性的なものがあるので、属性を考慮するパーティを構築するときには採用を一考したい子たちである。

元ネタ

中世の紋章学

ワイバーンとは、中世ヨーロッパにて考えられたドラゴンの亜種である。

普通のドラゴンとは違い、前足と翼が一緒になっているのが特徴的である。そのためワイバーンの足は後ろの２本だけである。ワイバーンの口は鋭い牙が並び、尻尾は鏃のような形で強力な毒を持つとされる。

外見的な特徴はよく知られているものの、それを明確に書き記されている書物は少ない。

ワイバーンは西洋で個人や組織を表す紋章に誰かが使ったことが起源だとされる。紋章学では、ワイバーンは強い敵意を表しており、強さを誇示する組織によって大いに使用されその個性や存在を確立していったとされる。

出典

・「世界の幻獣・ドラゴン」を研究する会『よくわかる世界の幻獣ドラゴン大辞典』（廣済堂あかつき株式会社、２００８年）１３８～１４１ページ

・「世界のドラゴン」を追及する会　ほか『よくわかる世界のドラゴン事典』（株式会社ウェッジホールディングズ、２００８年）３８～３９ページ

・桜井めぐみ・ほか『萌え萌え幻獣辞典』（株式会社イーグルパブリッシング、２００７年）４２～４３ページ

・ＴＥＡＳ事務所『萌えるモンスター事典　天の巻』（株式会社ホビージャパン、２０１３年）３４～３５ページ