グリフォン

風属性

魔獣

 

ZOC内に入ってきた敵へ自動的にダメージを与えられるクリーチャー。
召喚する方法によって使い方が全く異なるので、
攻撃的に使いたいならば早めに召喚しよう。

能力値

HP

130

SP

18

 

攻撃

120

召喚時間

 

防御

115

召喚コスト

 

魔力

90

召喚キャパ

 

4値合計

455

ZOC

 

 

技数

 

移動

 

※値はすべてレベル50の時のものです。


能力

迎撃

B

自分のZOC内に移動してきた敵に[無属性:物理:攻撃値50]の技を使用する。

黄金の守護者

C+

フェイズの始めに[待機]で自マスターのHPが50%以下なら隣のマスに[召喚済]になる。この時、自分の能力に[守護][移動不能]を追加する。

 

 

 

 

 

 





 

 

習得技

技説明

技考察

打撃

無属性  物理  攻45 命100 ク10 射1 範1 コ1 

 

強打

無属性  物理  攻60 命100 ク10 射1 範1 コ2 

 

強打撃

無属性  物理  攻75 命100 ク10 射1 範1 コ3 

 

体当たり

無属性  物理  攻50 命100 ク15 射1 範1 コ2

 対象を1マス後退させる。

 

突進

無属性  物理  攻65 命100 ク15 射1 範1 コ3

 対象を1マス後退させる。

 

ウィンドパンチ

風属性  物理  攻55 命100 ク10 射1 範1 コ1 

 

ウィンドチャージ

風属性  物理  攻70 命100 ク10 射1 範1 コ2 

 

真空派

風属性  魔法  攻45 命100 ク0 射1 範3 コ2

 直線攻撃。

 

斬空波

風属性  魔法  攻60 命100 ク0 射1 範3 コ3

 直線攻撃。

 

熱風

風属性  魔法  攻70 命100 ク0 射3 範1 コ5

 対象の炎耐性の影響を受ける。

隣接でない近くの敵に攻撃するにはこれしかない。 

        

 

クリーチャーの解説

 天地の獣の融合体(コラボレーション)
 技や能力値もほかの風属性クリーチャーと比べてZOC2と「迎撃」が目立つ、攻撃的な風クリーチャーだ。


「迎撃」で敵の進軍を押さえつつZOC外から攻撃だ!

能力「迎撃」はZOCに入ってきた敵に自動ダメージを与えるというもので、この子はZOC2なので、相手にZOC内に入ることをためらわせる=ほかのZOC持ちのクリーチャーよりも相手の足止め効果が大きいことが期待できる。実際CPはこの子のZOCの中に積極的に入ってくることは少ない。なのでそれを利用した相手の足止めがこの子の役割である。

ただ、この子が自分から相手に近づいた時は「迎撃」は発動しない。ここが非常に痛く、射程の長い相手や移動力が高い相手による迂回がこの子の弱点である。ただ風属性唯一のZOC2持ちということもあり、普通のZOC持ちのクリーチャーと同じ運用をしても有用である点には違いない。


・「黄金の守護者」を活かした、攻撃できるマスターの盾にもなる!

この子は「黄金の守護者」によって、マスターのHP次第で召喚時間6を丸々無視することができるのも特徴だ。この召喚コスト・召喚時間と能力値のクリーチャーをすぐ出せるのは非常に魅力的であり、ZOC要員としても優秀なので、積極的に前に出す使い方でなければこの能力でこの子は出したいものである。しかしオーディンと違い「自動追尾」はついていないためこの方法で召喚されるとその場から動けなくなる。召喚場所を選べるわけでもないので召喚された場所によっては腐りやすい使い方である。召喚コストに目をつむれば即召喚クリーチャーのように出し入れできるので、他の移動に難のあるタイプのキャラよりは融通が利く。

この子は能力値がある上即召喚可能な強力なクリーチャーであるのは間違いないが、風属性の基本である射程2・3の技を持たないため、技にアラがある点は注意したい。

 

元ネタ

インドの伝承

グリフォンとは、インドの伝承に登場する怪物であり、3500年前にはグリフォンの原型となる絵が描かれたタペストリーがあったという。

その姿は鷲の上半身と翼、ライオンの下半身を持っているとされる。相当な巨体を持っており、嘴と爪という強力な武器を複数持っていることからかなりの戦闘力を持っていると思われる。なぜライオンと鷲が混じっているのかは、陸と空の王を合わせたものと考えるのが妥当だろう。

この2つの動物は、気高い精神・強さ・多くの信仰をの持ち主であるという強力な共通点を持っていることも理由の一つであろう。事実特にヨーロッパにおいては絵画や紋章のモチーフとなり貴族や国家の紋章に多く使われていた。

グリフォンは黄金を愛していたとされ、高地に作られた巣には世界から集めた黄金財宝が敷き詰められているといわれ、黄金を管理するという部分から転じて知性のあるシンボルともみなされている。

グリフォンが黄金を愛していたとする根拠は、グリフォンが住んでいるとされたコーカサス地方には早くから黄金加工技術が発達していたためであるとされる。

 

出典

・荒木正純『知っておきたい 天使・聖獣と悪魔・魔獣』(株式会社西東社、2011年)114~115ページ

・「世界の幻獣・ドラゴン」を研究する会『よくわかる世界の幻獣ドラゴン大辞典』(廣済堂あかつき株式会社、2008年)64~65ページ

・桜井めぐみ・ほか『萌え萌え幻獣辞典』(株式会社イーグルパブリッシング、2007年)22~23ページ

・おおつ やすたか・ほか『魔獣大百科』(株式会社メディア・テック、2007年)46~47ページ

・TEAS事務所『萌えるモンスター事典 天の巻』(株式会社ホビージャパン、2013年)22~25ページ