セイレン

風属性

魔獣

 

最初から使える、長めの射程を持つクリーチャー。

水と風の2属性の技を遠くから使える点が優秀だ。SPに余裕があるので

パーティ次第では天候補助も行える。

能力値

HP

115

SP

26

 

攻撃

85

召喚時間

 

防御

85

召喚コスト

 

魔力

95

召喚キャパ

 

4値合計

380

ZOC

 

 

技数

 

移動

 

※値はすべてレベル50の時のものです。


能力

技射程アップ1

E+

2以上の技の射程1アップ。

飛行

C

常に[飛行]になる。

 

 

 

 

 

 






 

 

習得技

技説明

技考察

打撃

無属性  物理  攻45 命100 ク10 射1 範1 コ1 

 

強打

無属性  物理  攻60 命100 ク10 射1 範1 コ2 

 

風おこし

風属性  魔法  攻45 命100 ク0 射3 範1 コ1 

 

風撃

風属性  魔法  攻60 命100 ク0 射3 範1 コ2 

 

辻風

風属性  魔法  攻40 命100 ク0 射5 範1 コ2 

 

陣風

風属性  魔法  攻50 命100 ク0 射5 範1 コ3 

 

暴風

風属性  魔法  攻40 命100 ク0 射3 範2 コ2

 [飛行]にクリティカル。

 

爆風

風属性  魔法  攻50 命100 ク0 射3 範2 コ3

 [飛行]にクリティカル。

 

水の刃

水属性  魔法  攻45 命100 ク0 射3 範1 コ1 

 

水の矢

水属性  魔法  攻60 命100 ク0 射3 範1 コ2 

 

水波

水属性  魔法  攻40 命100 ク0 射5 範1 コ2 

 

流水

水属性  魔法  攻50 命100 ク0 射5 範1 コ3 

 

水撃

水属性  魔法  攻45 命100 ク0 射3 範2 コ2 

 

水爆

水属性  魔法  攻45 命100 ク0 射3 範3 コ3 

 とても範囲が広い。

癒しの風

風属性  変化  攻0 命100 ク0 射1 範3 コ4 

 直線攻撃。対象のHP13%回復。

 

 回復技も選択可能。

癒しの水

水属性  変化  攻0 命100 ク0 射4 範2 コ4

 対象のHP10%回復。

風属性  天気  攻0 命100 ク0 射0 範1 コ4 

天気を[]にする。

 

ターンさえ許せばSPの余裕さにて使いやすい。 

水属性  天気  攻0 命100 ク0 射0 範1 コ4 

天気を[]にする。

        

 

クリーチャーの解説

渓流生まれの水風
「技射程アップ1」をもち、風属性と水属性の技の射程のもともとの長さと「飛行」を持つことから、移動・射程・範囲の3つが合わさったクリーチャー。


射程自慢の2属性を得意とする遠距離属性対応クリーチャー。

威力の高い技は持たないが、風・水属性の技を扱うことができる。さらに単体技・範囲技の両方をまんべんなく扱えるのでかなり使いやすいクリーチャーである。属性一致の風属性技・範囲が広い水属性技を生かして遠くから敵のHPを少しづつでも削っていきたい。

「飛行」を持つので移動にも困らず、好きなところから好きな場所へ攻撃を打てるのがこの子の長所だ。


・補助技も攻防充実している。控えめな能力値をどう守るかにかかる。

技の射程の長さによる攻撃ばかりがこの子の良さではない。「嵐」「雨」という2つの属性の天気を操ることもできる。この子の技の都合からどちらの属性のパーティにも組み込めるということだ。

強力な威力の技は持たないものの、技の豊富さからほとんどなんでもできるためカスタマイズ性の高さも持っている。しかし控えめの能力値から前線に立つことは苦手なので、一歩引いたところで大活躍してもらおう。更に2つの回復技も持つ上SP26も多めなので、能力値の低さで簡単に落とされるようなことがないようにしたい。

 

元ネタ

ギリシャ神話

セイレンとは、ギリシャ神話に出てくる上半身が人間の女性で下半身が鳥の鳥人である。

もともとニンフであったが、ギリシャ神話のどこかで下半身を鳥にされた姿がこのセイレンなのである。

セイレンは群れで行動し、ニンフであったかつてと同じく美しい声で歌を歌う。しかしそれは美しくても死のメロディとなっており、その歌で主に住む島の近海を通る船乗りたちを魅了し、船を難破させた隙に人々をむさぼり食ってしまうという。

セイレンを見た人々は、最初は美しい少女たちの姿に見とれるが、羽毛に覆われた下半身と足元に散らばった人骨の山をみて逃げてしまいたくなる。しかしセイレンの歌声はそんな惨状など関係ないほど美しいので、被害は増える一方である。対策は耳栓をしてセイレンの歌声を聴かないことだ。

セイレンの歌声は怪物のものであってもロマンチックであり、古今東西さまざまな文学者の想像力を駆り立ててきた。警報や時報のサイレンという言葉はセイレンが語源となっている。

セイレン達は自尊心が高いようで、自分の歌を聴いた人間は魅了されて当たり前だと考えている。ギリシャ神話屈指の琴使いオルフェウスの奏でる音で歌の魅惑を回避されたセイレン達は、自分の音楽が劣っているというショックを受けて自ら海に飛び込んで傷心自殺をしたという。

他に、セイレーンの唄語を聞きながら無事だった人物もおり、そいつは船の柱に自分の体を縛り付けて通過したのである。

冥界に存在するセイレンもおり、そいつらはギリシャ神話の豊穣女神デメテルの娘ぺルセポネがハデスのところへ行ったのを悲しみ、追っていったニンフであるとされる。ニンフが冥界へ行く代償として与えられた姿がセイレンだとする説である。この個体には冥界を行き来できる翼や魂を抜く能力が付与されており、もともとニンフの得意だった歌を利用して冥界へ運ぶ魂を集めているとされる。

 

出典

・荒木正純『知っておきたい 天使・聖獣と悪魔・魔獣』(株式会社西東社、2011年)228~229ページ

・奈落一騎・ほか『妖精・精霊がよくわかる本』(株式会社PHP研究所、2010年)88~91ページ

・TEAS事務所『萌えるモンスター事典 海の巻』(株式会社ホビージャパン、2013年)42~43ページ