フレースヴェルグ

風属性

魔獣

 

倒した敵の能力を自分のモノにできるクリーチャー。

攻撃力も持つのでメインアタッカーにもなるほか、

「捕食」で回復もできるので安心して敵地を荒らすことができる。

能力値

HP

115

SP

21

 

攻撃

110

召喚時間

 

防御

95

召喚コスト

10

 

魔力

90

召喚キャパ

 

4値合計

410

ZOC

 

 

技数

 

移動

 

※値はすべてレベル50の時のものです。


能力

飛行

C

常に[飛行]になる。

捕食

E+

技で対象を[死亡]にした時に自分のHPを対象の最大HPの25%回復。

能力吸収

B+

技で対象を[死亡]にした時に能力を奪う。(ランクXの能力は除く)

 

 

 

 






 

習得技

技説明

技考察

体当たり

無属性  物理  攻50 命100 ク15 射1 範1 コ2

 対象を1マス後退させる。

 

突進

無属性  物理  攻65 命100 ク15 射1 範1 コ3

 対象を1マス後退させる。

 

ウィンドチャージ

風属性  物理  攻70 命100 ク10 射1 範1 コ2 

 

風おこし

風属性  魔法  攻45 命100 ク0 射3 範1 コ1 

 

風撃

風属性  魔法  攻60 命100 ク0 射3 範1 コ2 

 

強風撃

風属性  魔法  攻75 命100 ク0 射3 範1 コ3 

 この技も強力。

熱風

風属性  魔法  攻70 命100 ク0 射3 範1 コ5

 対象の炎耐性の影響を受ける。

 

属性に対応して敵を倒せる優秀な技。 

寒風

風属性  魔法  攻70 命100 ク0 射3 範1 コ5

 対象の氷耐性の影響を受ける。

        

 

クリーチャーの解説

 もえくりの盗賊王
 風属性の中ではかなり攻撃的な能力を持つ。召喚コストはデカいが召喚時間が短く、並ぶ能力もその攻撃性を増しているものばかりである。


攻撃は最大の防御。この子ほどわかりやすい子はいない。

この子は「捕食」によって倒した相手からHPを奪う形で回復することができる。防御性能がそれほどでもないこの子の欠点を補えるので、この子にとどめを刺させるように味方をうまく動かすのが、この子をより長く使う方法となる。

この子は範囲攻撃技を持たないので、他のクリーチャーの範囲攻撃でできるだけ毎ターン1体は敵を倒せるように、まんべんなくHPを削ってあげることがこの子にとっては最高のサポートになるだろう。

物理・魔法・属性対応と幅広いとどめの刺し方が選択できるのもこの子のいいところである。とどめをどんどん任せてガンガン攻めていこう。

「飛行」によって移動を邪魔されることなく標的のみを強力な性能でぶっ倒していくのがこの子の使用方法である。


・かなり個性的な能力「能力吸収」。これをアタッカー気質で使いこなそう!

とどめをこの子で刺すことの利点はもう一つある。それは「能力吸収」である。強力な能力を持つ敵をピンポイントで仕留めればその強力な能力を自分のものにできるということだ(能力ランクXを除く。つまりランクSも吸収可能)。能力はファミリアからも得られる。

相性がいいのはこの子の攻撃性能を生かせる能力や、「飛行」による移動性能を生かせる能力がいいだろう。逆に防御力は控えめのため、いるだけで発揮する居座りが前提な能力は向かない。場合によっては瀕死の味方を倒して能力を得る立ち回りも面白いだろう。

この能力で能力を奪った場合、相手の能力がなくなるので、アスクレーピオスに「蘇生」された時の脅威を減らすことにもつながる。死亡時発動型の能力も、「能力吸収」が優先されるため発動させないことができるのもこの子特有の攻め方である。クロノスも倒せるというわけである。

ちなみに「能力吸収」で得た発動型能力はすべて使用回数もコピーされる。そして得られる能力は10までなので、目当ての能力を持つ敵の撃破を後回しにするとキャパオーバーで得られなくなることにも気を付けたい。この点やマイナス能力の存在から、この子でやたらめったらとどめを刺すことは必ずしも良いことではないところには注意したい。


・耐久力は低め。あっさり倒された時の損失は大きい。

上記の優秀な攻撃性能と能力のかみ合った実力の代わりに防御性能は控えめなので、出すタイミングを誤るとすぐ狙われて死ぬ一面もある。集団戦に向いていないのでそれに強い能力を奪えそうにない時は出すべきではない。召喚完了のタイミングで寿命が大きく変わるアタッカーである。

 

元ネタ

北欧神話

北欧神話において、世界を支える木ユグドラシルのてっぺんに留まっている大鷲、それがフレースヴェルグである。

フレースヴェルグは、羽ばたくと世界に風を吹かせることができるほど大きな鳥なのである。オーディンと知識比べをした巨人ヴァフスルーズニルによると、「天の一角にとまり、鷲の姿をとる巨人の名はフレースヴェルグ、その翼より風起こりて全ての人々に至る」とされている。オーディンも似たような回答を出している。

名前の意味は「死者を飲み込むもの」という意味があり、ライバルであるニーズヘッグと争って死者を取り合うとされる。また、フレースヴェルグの眉間にはヴェルズフォルニルという鷹が住んでいるとされる。

最終戦争ラグナロクにおいて大きな役割があるわけでもなく、その後どうなるのかも明言されていない。

 

出典

・幻想世界を研究する会『よくわかる 「天国・神界の住人」事典』(株式会社ウェッジホールディングズ、2008年)92~93ページ

・TEAS事務所『萌えるモンスター事典 天の巻』(株式会社ホビージャパン、2013年)28~29ページ