鎌鼬(カマイタチ)

風属性

幻獣

 

能力によって、移動でゴリゴリと体力を削ることができるクリーチャー。

攻撃判定が発生した回数で移動回数が増えるので、連撃技と直線攻撃を

うまく使用してどんどん敵の間を駆け抜けたい。

能力値

HP

110

SP

 

攻撃

90

召喚時間

 

防御

85

召喚コスト

 

魔力

80

召喚キャパ

 

4値合計

365

ZOC

 

 

技数

 

移動

 

※値はすべてレベル50の時のものです。


能力

ZOC無視

B

移動する時にZOCを無視する。

かまいたち

D+

移動する時に通過した隣接マスにいるキャラの現在HP10%減少。

烈神速

B

技でダメージを与えた時に自分の移動回数1アップ。

 

 

 

 






 

習得技

技説明

技考察

打撃

無属性  物理  攻45 命100 ク10 射1 範1 コ1 

 

強打

無属性  物理  攻60 命100 ク10 射1 範1 コ2 

 

連撃

無属性  物理  攻35 命100 ク10 射1 範1 コ3

 2回攻撃。

 連続攻撃。

疾風迅雷

風属性  物理  攻60 命100 ク0 射1 範5 コ3

 直線攻撃。非貫通攻撃。対象の隣のマスに移動する。移動先にキャラが居れば失敗する。

 

烈風連撃

風属性  物理  攻35 命100 ク0 射1 範1 コ4

 2回攻撃。対象を1マス後退させて、自分を1マス前進させる。

 連続攻撃。

風おこし

風属性  魔法  攻45 命100 ク0 射3 範1 コ1 

 

風撃

風属性  魔法  攻60 命100 ク0 射3 範1 コ2 

 

強風撃

風属性  魔法  攻75 命100 ク0 射3 範1 コ3 

 

真空派

風属性  魔法  攻45 命100 ク0 射1 範3 コ2

 直線攻撃。

 うまく複数の敵に当てれば「烈神速」が発動する。

 

斬空波

風属性  魔法  攻60 命100 ク0 射1 範3 コ3

 直線攻撃。

手当て

風属性  変化  攻0 命100 ク0 射1 範1 コ2

 対象のHP5%回復。

 

癒しの風

風属性  変化  攻0 命100 ク0 射1 範3 コ4 

直線攻撃。対象のHP13%回復。

 

        

 

クリーチャーの解説

 走りを攻撃へ変える風
 移動するだけで他キャラのHPが削れるという個性を持つクリーチャー。召喚キャパ2とSP9をどう見るかによって評価が大きく分かれるだろう。


移動でダメージを与える「かまいたち」。主なダメージ源はこれ。

「かまいたち」によって、移動するだけですれ違いざまにダメージを与えられる。そして「烈神速」によって技でダメージを与えた回数だけ移動できる回数が増える。この2つの能力がこの子の最大の特徴である。SPが9しかないので、この能力が本当にこの子の主たるダメージ源となる。

「烈神速」はダメージを与えた回数で判定される。たとえば、「連撃」だと2回移動回数が増え、「斬空波」の範囲攻撃で3体ダメージを与えた場合は3回移動回数が増えるといった具合である。能力を活かして「かまいたち」の恩恵を大きく受けるためにも似たような性能の技は必ず覚えさせておきたい。

「ZOC無視」があるので、ZOCのある敵のHP削りにも大いに役に立つ。「烈風連撃」でZOCのある敵を移動させて味方の進撃に役立てる使い方ももちろん可能だ。守りの固い木属性に有効な属性であることも良い点だろう。木属性相手に出すとそれなりに活躍してくれる。

移動回数を増やして、敵にできるだけ多くの削りをするのがこの子の仕事である。「かまいたち」で与えられるダメージは現在ダメージを参照する%なので、残ったHPが少ない相手には効果は少ないということを覚えておいて、効率よく削っていこう。


・出すなら序盤から。フィールドを駆け抜けて消えていけ!

「かまいたち」のダメージ、SPがたった9、キャパ2と連携にも支障をきたすという理由から、この子は序盤に出すのが最適解だろう。「かまいたち」の与ダメージの理由から、戦闘が進んでから出してもほとんどダメージを与えることはできないからだ。

微妙な能力値で召喚キャパが2であり、さらにSPが9とステータスを見れば悲惨な面が目立つ。この子自身の能力値は決して高くないので、敵地に深入りするとあっという間にやられてしまう。もともと長く場に居るタイプのクリーチャーではないので、あくまで「かまいたち」は削りだという割り切りは必要だが、せっかく移動回数が稼げるのだから、稼いだ分で自軍の元に戻る無難な立ち回りが求められることもあるだろう。

「かまいたち」でダメージを与えた後は移動キャンセルができないので、そこも地味な注意点である。

 

元ネタ

日本の妖怪

鎌鼬とは、日本の中部(甲信越地方)にて信じられてきた風の精である。

その地域では、特に何があったわけでもないのに皮膚の一部が裂けてしまうという現象が起こる。ただ皮膚が裂けるだけで出血はしない。この現象がかまいたちだが、昔の人々にとってみれば奇妙でしかたがない。だからこれを起こす魔獣がいると考えられたのだ。

一般的には鎌鼬は3人組であるとされる。1人目がターゲットを転倒させ、2人目が皮膚を裂き、3人目が血止め薬で出血を防ぐ、これを一瞬で行うのだ。

小規模な竜巻が正体であると言われた時もあったが、それも完全な証明とはならず、かまいたちの正体は今の技術を持ってしても解明されていない。ちなみに同じ現象は日本の中部以外では世界のどこにも発生しないらしい。

 

出典

・「世界の幻獣・ドラゴン」を研究する会『よくわかる世界の幻獣ドラゴン大辞典』(廣済堂あかつき株式会社、2008年)352~353ページ

・おおつ やすたか・ほか『魔獣大百科』(株式会社メディア・テック、2007年)74~75ページ

・TEAS事務所『萌える妖怪事典』(株式会社ホビージャパン、2013年)58~59ページ