シルフ

風属性

精霊

 

短い召喚時間で召喚できる「風の加護」を持つクリーチャー。

多くの射程の長い技よりも相手を移動させることのできる技に注目して

お手軽に相手を操れるように動かしたい。

能力値

HP

100

SP

17

 

攻撃

70

召喚時間

 

防御

80

召喚コスト

 

魔力

90

召喚キャパ

 

4値合計

340

ZOC

 

 

技数

 

移動

 

※値はすべてレベル50の時のものです。


能力

風の加護2

C+

味方風属性キャラの攻撃力、防御力、魔力10%アップ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






 

習得技

技説明

技考察

打撃

無属性  物理  攻45 命100 ク10 射1 範1 コ1 

 

風おこし

風属性  魔法  攻45 命100 ク0 射3 範1 コ1 

 

風撃

風属性  魔法  攻60 命100 ク0 射3 範1 コ2 

 

強風撃

風属性  魔法  攻75 命100 ク0 射3 範1 コ3 

 

辻風

風属性  魔法  攻40 命100 ク0 射5 範1 コ2 

 

陣風

風属性  魔法  攻50 命100 ク0 射5 範1 コ3 

 

真空派

風属性  魔法  攻45 命100 ク0 射1 範3 コ2

 直線攻撃。

 

斬空波

風属性  魔法  攻60 命100 ク0 射1 範3 コ3

 直線攻撃。

 

暴風

風属性  魔法  攻40 命100 ク0 射3 範2 コ2

 [飛行]にクリティカル。

 

爆風

風属性  魔法  攻50 命100 ク0 射3 範2 コ3

 [飛行]にクリティカル。

 

突風

風属性  魔法  攻65 命100 ク0 射1 範4 コ5

 直線非貫通攻撃。対象を3マス後退させる。

 

熱風

風属性  魔法  攻70 命100 ク0 射3 範1 コ5

 対象の炎耐性の影響を受ける。

 

寒風

風属性  魔法  攻70 命100 ク0 射3 範1 コ5

 対象の氷耐性の影響を受ける。

 

風の洗礼

風属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ7

 自マスターに命中。対象を風属性にする。

 

        

 

クリーチャーの解説

 風属性の基礎
 「風の加護2」をもち、風属性のできることならなんでもできる(吸引はできない)風の技師。


できることは多彩。他の子と場の様子を見て場に出よう。

ふっ飛ばし・範囲攻撃・属性対策など一人でできる役割はかなり多く、風属性独特の恩恵をとりあえず受けたいという方にぴったりだ。風属性値は移動と射程を伸ばすという独特なモノなので、とりあえず出すという感覚でも恩恵が大きい。


・技ではなく、能力と召喚難度の低さをうまく活用だ。

技の多さ以外には特に特徴はなく、「飛行」もない。だが召喚コストの高い子の多い風属性を多く取り入れるパーティにおいては「風の加護2」は非常に重要となる。しかも召喚がしやすいことに違いはないので、そのバリエーションの広さから好きな技を選びたい。カスタマイズ性の高いクリーチャーである。技と能力による風属性のサポートをの両方を目当てで入れ、第2のエアリアルとして活用していこう。

搭載可能な技の数に対して技数が少ないので、他の編成を考えてからジグソーパズルのように組み合わせていくことが重要となりそうだ。特にこの子には固有性が足りないのでそういう使い方が主となりそうである。

 

元ネタ

四大精霊

ヨーロッパでは、火、水、土、風の4つで構成されているという考えが信じられていた。

聖書において7が神聖視されるのは、天井地上地下の3つに加えて上記の4要素の合わせて7要素で世界は構成されていると信じられてきたからだ。実際にこの4元素は、火→エネルギー、水→液体、風→気体、土→個体と置き換えることができる。

東洋においてはこの四大元素に対して東洋の五行思想がある。

15~16世紀のスイス人パルケルスス(人造人間を作ったことで有名)は、その4大元素には人格があると主張した。彼らは肉体を持つ生物と霊的な存在の中間であるとされ、みな人間に近い姿をしている。人と交わることも可能だとされる。それらにそれぞれ名前を与えた。そのうちの風の精霊がシルフである。

シルフとは、火・土・風・水の4つで世界が構成されていると考えられていた中世ヨーロッパの思想における風の精霊である。

背中に昆虫のような羽根を持った華奢な少女として描かれることが多い。性格は風のように気まぐれで信用できないという。

シルフという名前は、森という意味のシルヴァとニンフの合成語である。女性が圧倒的に多いため女性名詞のシルフィードと称されることも多い。なぜ森が語源なのかは、風が森の木々の間を駆け抜けていくというイメージからきている。森が語源であるのだが、高い山に登ってもシルフに会えるとされており、必ず緑豊かなところにいるというわけでもない。

羽でいろんな風を起こすことができ、起こった時は嵐で船を難破させるという。

シルフの体はすべて空気でできているといわれる。そして魂がない。空気そのものと言ってもよく、自在に姿を消すことができるため、めったに人の目に触れることはない。シルフに女の子の姿のイメージが定着しだしたころから、人間に恋をしそれが成就すると魂が持てるという設定が付け加えられた。

魂を持ったシルフは美しい姿のまま不老不死になるという。

 

出典

・「世界の幻獣・ドラゴン」を研究する会『よくわかる世界の幻獣ドラゴン大辞典』(廣済堂あかつき株式会社、2008年)148~149ページ

・奈落一騎・ほか『妖精・精霊がよくわかる本』(株式会社PHP研究所、2010年)106~107ページ

・TEAS事務所『萌えるモンスター事典 天の巻』(株式会社ホビージャパン、2013年)42~43ページ

・TEAS事務所『萌えるモンスター事典 陸の巻』(株式会社ホビージャパン、2013年)126~128ページ

・株式会社レッカ社『ファンタジー人外コレクション』(株式会社カンゼン、2015年)20~21ページ