セルキー

氷属性

妖精

 

氷属性でありながら回復手段を持つところが魅力のクリーチャー。

特に能力「祈り」と「癒しの水」を使うことで1ターン内に2回回復できる

非常に稀有な存在であるので、まずは「祈り」を使い切ることを考えたい。

能力値

HP

135

SP

22

 

攻撃

95

召喚時間

 

防御

125

召喚コスト

 

魔力

80

召喚キャパ

 

4値合計

435

ZOC

 

 

技数

 

移動

 

※値はすべてレベル50の時のものです。


能力

祈り

D+

発動型 射程2 範囲1 回数2

対象のHP15%回復。

凍傷耐性

E

[凍傷]にならない。

 

 

 

 

 

 






 

 

習得技

技説明

技考察

打撃

無属性  物理  攻45 命100 ク10 射1 範1 コ1 

 

氷の刃

氷属性  魔法  攻45 命100 ク5 射2 範1 コ1

 25%の確率で対象を[凍傷]にする。それぞれ40%の確率で対象の攻撃力、防御力5%ダウン。

 

氷の矢

氷属性  魔法  攻60 命100 ク5 射2 範1 コ2

 25%の確率で対象を[凍傷]にする。それぞれ40%の確率で対象の攻撃力、防御力5%ダウン。

 

ブリザード

氷属性  魔法  攻40 命100 ク0 射1 範1 コ3

 対象の防御力を無視してダメージを与える。

 

水の刃

水属性  魔法  攻45 命100 ク0 射3 範1 コ1 

 

水の矢

水属性  魔法  攻60 命100 ク0 射3 範1 コ2 

 

凍傷治し

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ1

 対象の[凍傷]を治す。

 

解痺草

木属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ4

 対象の[暗闇][麻痺][怯み][移動不能][技不能]を治す。

 ダメージを受ける系の状態異常は治せない。

癒しの水

水属性  変化  攻0 命100 ク0 射4 範2 コ4

 対象のHP10%回復。

この子の回復技はこれだけ。 

        

 

クリーチャーの解説

 恵みの氷
 回復技が得意で、特にHP回復能力持つ氷属性である。


能力で回復ができる唯一のクリーチャー。この子にしかできないことだ。

この子についてまず特筆したいのは能力「祈り」と「癒しの水」によって1ターンで2度回復ができるというところだ。この動きはほかのクリーチャーではすることができない。移動と組み合わせれば最大6体のクリーチャーを回復させることができるのだ(範囲の5体+祈りの1体)。もちろん「祈り」が切れてもこの子の有用さが落ちることはない。

限定されているが「解痺草」による状態異常の解除や「癒しの水」による回復がこの子の持つ補助技の全てである。氷属性を持ちながらこの性能は貴重なので、氷属性統一パーティにではかなり大きな存在となる。

防御力は回復できる子の中では高めであるので基本どのパーティに入れても十分仕事をすることができる。自分の回復もできるので壁として扱ってもよい。


・攻撃性能は並程度。無理に攻撃せず補助に集中するのもいい。

攻撃面では、攻撃力の数字や技の威力から見てアタッカーを任せられるような数字ではない。水属性技で炎属性を返り討ちにできそうだがそれよりは射程に頼るという意味が強い。

攻撃性能は半端なので、攻撃技をやめて全部を補助技にしてしまうのもよい。

まずは「祈り」を使い切ることであり、うっかり前線に出ることを避けたい。攻撃性能も並程度はあるので相手が風属性であれば話は別だが。

 

元ネタ

スコットランドの伝承

セルキーとはスコットランドに伝わる妖精である。

昔のスコットランド人は「アザラシの皮を剥ぐと中に人間がいる」と信じられていた。この地方にはさまざまな種類のアザラシがおり、大きなアザラシは動物を超えた存在つまり妖精だと考えられていた。セルキーとはそのような考えから生まれた妖精である。

セルキーはザラシの皮を被った人間の姿をした妖精であり、普段は海の中や洞窟で生活しているが、時に陸上に上がってアザラシの皮を脱いで踊るとされている。しかしこの時人間に見られるなどの邪魔が入ると、すぐさまアザラシの皮を持って海に逃げ込んでしまう。

セルキーは人間に悪さをされるとその人間を必ず復讐するという激しい一面を持ち、特にセルキーが流した血が海に流れると大嵐となると信じられている。
 女セルキーはアザラシ乙女とも呼ばれ、人間の男と結婚する話が多く伝わっている。人間の男がアザラシの皮を奪い隠して結婚を迫るというものだ。しかしそのような結婚が続くはずもなく、女セルキーがアザラシの皮を見つけてすぐ帰るという結末でどれも終わっている。

 

出典

・TEAS事務所『萌える妖精事典』(株式会社ホビージャパン、2013年)56~57ページ
・「世界の伝説」研究班『あのゲームやアニメに登場する伝説の生物大全』(株式会社宝島社、2015年9月25日)169ページ