ラタトスク

氷属性

幻獣

 

使い方が全クリーチャー中、指折りの個性派クリーチャー。

「中立」によって攻撃されず攻撃もできないが、キャパを食わず、

戦禍の中を自由に動き回ってSPの手助けをすることができる。

能力値

HP

100

SP

16

 

攻撃

80

召喚時間

 

防御

85

召喚コスト

 

魔力

75

召喚キャパ

 

4値合計

340

ZOC

 

 

技数

 

移動

 

※値はすべてレベル50の時のものです。


能力

扇動

D

フェイズの初めに全員の攻撃力5%アップ。

中立

X

技でダメージを与えることが出来ず、ダメージを受けない。

 

 

 

 

 

 






 

 

習得技

技説明

技考察

打撃

無属性  物理  攻45 命100 ク10 射1 範1 コ1 

 

アイスパンチ

氷属性  物理  攻55 命100 ク10 射1 範1 コ1 

 

徴収

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射1 範1 コ2

 マスターに命中。対象のSP1減少。この技は使用後[賄賂]になる。

この子の役割。しょぼい。 

 

※賄賂

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射1 範1 コ2

 マスターに命中。対象のSP1回復。この技は使用後[徴収]になる。

雪道

氷属性  地形  攻0 命100 ク0 射1 範6 コ3

 直線攻撃。対象の地形を[]にする。すでに[]なら[雪原]にする。

 

        

 

クリーチャーの解説

 ひたすら往復する仲介者
 能力「中立」とキャパ0が特徴的なクリーチャー。出してもキャパが埋まらないので存在が足を引っ張ることはない。


・直接ダメージを受けないし与えられない。特殊なクリーチャー。

能力「中立」によって攻撃で相手にダメージを与えられないが、この子もダメージを受けないという特徴を持つ。状態異常や天候・相手の能力によるダメージがない限り絶対にダメージを受けないのである。しかしSP削りはしっかり受けるので「精神攻撃」持ちのクリーチャーには気をつけるべきであろう。


・キャパを食わないのでとりあえず出すだけでもよい氷のお供。

「扇動」によって場にいるだけで味方の能力が上がる。ターンごとに自動で上がるので効果は大きいが、相手の攻撃力も上げてしまう点には気をつけたい。

技による仕事は、基本的に「徴収」「賄賂」を使ったSPのやり取りが主である。

「徴収」「賄賂」がこの子の固有技にして固有の役割となる。まず相手マスターに「徴収」してSPを1奪い、(すると技が「賄賂」に変化する)、自マスターへそのSP1を与えるというものだ。相手のマスターのSPをいじるという個性的でかつ地味に堪える仕事ができるということだ。しかも「中立」によって基本相手マスターは分かっていてもどうにもできないのも強みである。

だがやり取りできるSPは1だけなので短期戦には向かず、その割に耐性系能力を持たないので状態異常に弱いのが欠点である。ZOCに弱いのも欠点である使い道の難しいクリーチャーである。召喚コストが3ととても安いのでそんな時は苦手な敵を蹴散らしてもらうなり再召喚して状態異常を治すなりするのがいいだろう。
 その他には「氷道」とキャパ0を利用した属性値で氷属性の補助・氷属性値の維持をすることくらいだろう。それだけでも氷属性全体に個性が出る、そんなクリーチャーである。


・補助しかできないこの子を使うなら、1枠分の効果を得られる編成を。

それよりもこの子は相手に対する攻撃手段もなく場づくり以外の補助技も持たず、はっきり言えば「徴収」「賄賂」以外にすることはほぼないので、召喚キャパが0であることを考えてもこの子でクリーチャー枠を埋めるのには多くの場合黄信号が光る。ZOCを持たないので相手の足止めにも向いていない。さらに敵の攻撃力も上げてしまうので、漠然とこの子を出すと「扇動」がデメリットになる場合もあるのである。

ほかの5体のクリーチャーで穴をどう埋めるかが非常に重要である。この子の運ぶ相手マスターのSPを生かして召喚コストの高めなクリーチャー・マスターの技の負担が軽くなることを生かしたい。

 

元ネタ

北欧神話

ラタトスクとは、北欧神話における悪いリスである。

北欧神話の世界を支える世界樹ユグドラシルに住んでいる。ユグドラシルに住む権力を持つ生物フレーズヴェルグと地下の黒竜ニーズヘッグの間で暗躍して両者の喧嘩を誘っている。

 

出典

・池上良太『図解北欧神話』(株式会社新紀元社、2007年初版)、37ページ