ヘスティア

炎属性

 

能力によってマスターへの攻撃をためらわせるクリーチャー。

技自体に特徴はないが、出すだけでマスターへの攻撃に圧力をかけられるうえ、

高ZOCによってさらにクリーチャーも守ることもできる。

能力値

HP

130

           SP

19

 

攻撃

65

召喚時間

 

防御

110

召喚コスト

 

魔力

90

召喚キャパ

 

4値合計

395

ZOC

 

 

技数

 

移動

 

※値はすべてレベル50の時のものです。


能力

お守り2

E+

自マスターが受ける技のダメージを10%カットする。

炎の衣

D+

自マスターが技でダメージを受けた時に技使用者を[火傷]にする。

火傷耐性

E

[火傷]にならない。

 

 

 

 






 

習得技

技説明

技考察

打撃

無属性  物理   45 命100 ク10 射1 範1 コ1 

 

強打

無属性  物理  攻60 命100 ク10 射1 範1 コ2 

 

火の粉

炎属性  魔法  攻50 命100 ク5 射2 範1 コ1 

 

炎撃

炎属性  魔法  攻65 命100 ク5 射2 範1 コ2 

 

爆破

炎属性  魔法  攻50 命100 ク0 射2 範2 コ2 

 

大爆破

炎属性  魔法  攻60 命100 ク0 射2 範2 コ3 

 

炎の渦

炎属性  地形  攻0 命100 ク0 射0 範2 コ2 

 対象の地形を[焼け野原]にする。すでに[焼け野原]なら[マグマ]にする。

 

この子は攻撃するよりこの技使ったほうが役割持てるだろう。 

炎の壁

炎属性  地形  攻0 命100 ク0 射3 範2 コ3

 対象の地形を[焼け野原]にする。すでに[焼け野原]なら[マグマ]にする。

        

 

クリーチャーの解説

 家庭を見守る神の炎
 炎属性の中では火力もなく技にも特徴はないが、能力「お守り2」と「炎の衣」によってマスターの存在感を高めることができるクリーチャー。

マスターを守るのはZOC3と能力の2段構え!

炎属性の中では防御性能が高く、ZOCも3あるため典型的な壁役を務めることになる。

「炎の衣」によって敵に自動的に火傷を与えることができるため、この子がいるだけで相手側はマスターに対する攻撃に抵抗を覚えることになる。敵陣にガンガン攻められるマスターとの同時進撃がいい使い方といえるだろう。

ZOCを3持つが、能力との相性はあまり良くない。わざわざZOC3を乗り越えて火傷をもらいにマスターへ攻撃なんてことはほぼないだろうからだ。この子のZOC3は自マスターへの道をふさぐことはもちろんだが、味方クリーチャーを守ったり敵の移動妨害のために使うことになるだろう。ただ高ZOCと能力の相性がよくないだけで、高ZOC要員・マスターへの攻撃への牽制といったそれぞれの用途としては非常に優秀である。


・技は平凡。進撃よりも自陣の死守に努めよう。

技を使ってする仕事は、「火炎撃」もない上に攻撃力の中途半端さから「炎の渦」「炎の壁」を使用した場づくりが主になるだろう。ZOCで陣地を守りつつ地形技を使っていくスタイルで味方を強化する事もこの子ならではの役割である。

 

元ネタ

ギリシャ神話

ヘスティアとは、ギリシャ神話における竈の女神である。ローマではヴェスタと呼ばれる同神話で有名なゼウス・ポセイドン・ハデスの姉であり一番上の姉である。

にもかかわらず、自分の王位を娘に取られることを恐れた愚父クロノス(豊穣神のほう)に呑み込まれてしまい、成長がそこで止まってしまう。他の兄弟も飲みこまれたが、一番最初に呑み込まれたヘスティアは一番最後に出ることになったので、6人兄弟の中で最も若い外見となったのである。

最も若い外見を持つので、弟や息子に求愛されたことは数知れず。その危機をあるロバが救ったので、彼女の使い魔はロバというイメージが定着する。その後ゼウスに永遠の処女になることの許可を得たのである。

ヘスティアは神話における独立した話も活躍もほとんどないが、慎み深く母性本能にあふれており、優しい性格と家族の象徴とされるため地位は高い。当時は竈が家庭の中心であったため、その竈をつかさどるヘスティアはそのまま家庭をつかさどる存在となり、存在が大きくなったのである。子供が生まれたときはまずヘスティアにささげられ、その後でその家の一員として認知されるのだという。家庭を重んじる文化において彼女は重要な存在であったようだ。

ヘスティアには特定の対象物もないため、火そのものが御神体として崇められてきた。つまり火があるところはすべて彼女の領域ということである。どの神殿にも火を掲げる場所があるため、どの神殿にもヘスティアは居場所を持っていたと解釈することもできる。そしてオリンピックの聖火はヘスティアの玉座ともいわれる。

 

出典

・幻想世界を研究する会『よくわかる 「天国・神界の住人」事典』(株式会社ウェッジホールディングズ、2008年)56~57ページ

・岩田和義・ほか『萌え萌え女神事典』(株式会社イーグルパブリッシング、2007年)36~37ページ

・おおつ やすたか・ほか『女神大百科』(株式会社メディア・テック、2006年)188~191ページ