ティアマト |
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無属性 |
竜 |
能力「幻獣の母」によって召喚コストの多いクリーチャーの召喚補助をしてくれるクリーチャー。 他のクリーチャーによるお膳立てが欠かせない。 |
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能力値 |
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HP |
145 |
SP |
36 |
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攻撃 |
65 |
召喚時間 |
4 |
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防御 |
110 |
召喚コスト |
12 |
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魔力 |
90 |
召喚キャパ |
2 |
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4値合計 |
410 |
ZOC |
0 |
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技数 |
4 |
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移動 |
3 |
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※値はすべてレベル50の時のものです。
能力 |
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幻獣の母 |
B+ |
自マスターがクリーチャーを召喚する時に召喚コストの半分を肩代わりする。 |
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習得技 |
技説明 |
技考察 |
打撃 |
無属性 物理 攻45 命100 ク10 射1 範1 コ1 |
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強打 |
無属性 物理 攻60 命100 ク10 射1 範1 コ2 |
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ブレス |
無属性 魔法 攻70 命100 ク0 射1 範3 コ4 直線攻撃。 |
一致技だが弱点が付けない。 |
ファイアブレス |
炎属性 魔法 攻70 命100 ク0 射1 範3 コ4 直線攻撃。 |
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アイスブレス |
氷属性 魔法 攻70 命100 ク0 射1 範3 コ4 直線攻撃。 |
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ウィンドブレス |
風属性 魔法 攻70 命100 ク0 射1 範3 コ4 直線攻撃。 |
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リーフブレス |
木属性 魔法 攻70 命100 ク0 射1 範3 コ4 直線攻撃。 |
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サンドブレス |
地属性 魔法 攻70 命100 ク0 射1 範3 コ4 直線攻撃。 |
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サンダーブレス |
雷属性 魔法 攻70 命100 ク0 射1 範3 コ4 直線攻撃。 |
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ウォーターブレス |
水属性 魔法 攻70 命100 ク0 射1 範3 コ4 直線攻撃。 |
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ホーリーブレス |
光属性 魔法 攻70 命100 ク0 射1 範3 コ4 直線攻撃。 |
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ダークブレス |
闇属性 魔法 攻70 命100 ク0 射1 範3 コ4 直線攻撃。 |
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クリーチャーの解説 |
全ての存在を支えるもえくりの女神
召喚リソースのうち“召喚コスト”の面で召喚をサポートする珍しいタイプの召喚催促であるので、召喚時間の短縮ができる「闇の渦」などの技とは違った方向からクリーチャーを出しやすくすることができる。召喚コストの半分をこの子のSPからとっていくという形だ。この子自身のSPの高さはそのためにあるので、遠慮なくSPの高い子たちを召喚していきたい。 この子自身の召喚時間は平凡だが召喚コストがかなり高いので、一度出したらこれの元が取れるようにコストの高いクリーチャーで固めたい。 もちろん能力はティアマトが場にいる間にしか発動しないため、せめて出したいクリーチャー(召喚コストの多いクリーチャー)をすべて召喚中にできるまで場にいてもらいたいものだ。
「幻獣の母」は場にいるだけで発動するタイプの能力である。そのため場にいてもらうために長生きする術が必須だが、この子自身はちょっと体力と防御力があるだけの能力値しかない。移動も3なので、敵の攻撃から逃げ切ることも非常に難しい。というわけで、召喚する場は戦闘開始地点近く、召喚する時は戦闘開始後すぐが一番有用に使えるだろう。端っこにいてもらえば敵の攻撃を受ける機会も少なくなるので、結果的にクリーチャーの数をそろえやすくなる。 「幻獣の母」の効果は死亡まで続くので、この子に戦闘をしてもらわずSPが枯渇するまで肩代わりしてもらう方法ももちろんありだ。召喚コストに負担をかけるクリーチャーは属性内のエリート娘であることが多いのでこの使い方は腐りにくく安定しているといえる。彼女らのためにこの子が枯渇死して身を引く戦法はかなり有効であるといえるだろう。
全属性ブレス技を覚えるが、移動3であるため立ち位置に気を使うこの技との相性は良くない。攻撃力も控えめであるうえ技数も4しかないため、相手クリーチャーの弱点を攻める使い方も難しい。移動力のなさが足を引っ張るので、素直に「幻獣の母」を利用した運用をしていきたい。この子自身に召喚キャパを2も使うので、召喚キャパが1のクリーチャーに対してもっぱら使うことになるだろう。 目当てのクリーチャーを出し終えたらそのまま敵地に突っ込ませるのがいいだろう。その局面には敵側もある程度数をそろえているはずなので、そうなるとブレス技の良さである直線攻撃を生かすことができる機会は意外とあるだろう。
ただ作中のクリーチャーは、召喚コストより召喚時間に負担をかけている方が多いので、そういう意味での構成上の制約は否定できないのが欠点といえば欠点だ。 この子自身の召喚コストの高さもあり、この子を出してまで出す子に価値を見出せないユーザー(特に速攻嗜好の方)にはお勧めするのは非常に難しいところだ。 召喚コストを減らすので、召喚時間を減らす能力を持つニカとの相性は良い。ティアマト生存中は召喚コストの面で出し入れしやすく、ティアマト死後は召喚時間の面で出し入れしやすくなるという、両方の能力を効率よく活かせるようになる。能力の影響の強さからティアマト専用パーティも存在する。 |
元ネタ |
バビロニア神話 |
ティアマトとはメソポタミア神話の塩水の女神である。夫に真水の神アプスーがいる。塩水ということで転じて海の神聖化した存在となっている。古代においては貴重であった水を神格視する考えがあったので、その対象となった 二人はメソポタミア神話において最も古い神であり、この二人によって次々と神々が誕生した。真水と塩水が混ざり合うことで多くの神が生まれたのである。これは川の水が海に行きつく過程で多くのものを生み出すことからきている。 しかし神々の数が多くなり騒がしいことに嫌気がさしたアプスーは、しもべとともに神々を殺す計画を立てる。だがアプスーの計画は子孫の一人である知恵の神エアに知られ、そして殺されてしまう。 最初は優しい母親としての面が見られたが、夫が殺されてから破壊神としての面を見せ始める。夫を殺されたティアマトは怒り、別の恐ろしい息子や怪物集団を生み出して、自らもドラゴンの姿となってエアたちに戦いを挑むのである。 エアの息子マルドゥクはかなりの素質を持っている風の神であり、一人でティアマト有利だった戦況をひっくり返す。そして嵐をティアマトの口に投げ込み、口を閉じられなくなったティアマトを、更に弓矢でティアマトを惨殺して勝利するのである。死後ティアマトの体は世界そのものとなった。ティアマトの死体をマルドゥクが2つに分け、体の半分を天上に上げ天空とし、残り半分を地下や大地に当てた。また、ティアマトの両目をチグリス川とユーフラテス川にしたのである。 ちなみにアプスーの水の神の面は、子孫であり加害者であるエアに引き継がれている。ティアマトの破壊神としての性格も、荒れ狂う海を体現しているとされる。 ティアマトの姿は、多くの首を持つ竜や蛇、下半身が蛇である、尻尾を持つ、など多くの説があるが、蛇か竜以外の共通点は見られない。これは文献にはっきりとした姿が尻尾以外描写されていないためである。この尻尾の記述で、蛇か竜の姿が想像され、今のティアマトのいろんな姿となっているのである。 たくさんのものを作り、たくさんのものを破壊したティアマトだったが、最後はその肉体で天と地の源となったティアマトはやはり原始の母である。
出典 ・松村一男『知っておきたい 世界と日本の神々』(西東社、2010年)164~165ページ ・高橋一人・ほか『天使と悪魔がよくわかる本』(株式会社PHP研究所、2006年)270~271ページ ・「世界の幻獣・ドラゴン」を研究する会『よくわかる世界の幻獣ドラゴン大辞典』(廣済堂あかつき株式会社、2008年)264~266ページ ・岩田和義・ほか『萌え萌え女神事典』(株式会社イーグルパブリッシング、2007年)82~83ページ ・おおつ やすたか・ほか『女神大百科』(株式会社メディア・テック、2006年)132~135ページ ・TEAS事務所『萌えるモンスター事典 海の巻』(株式会社ホビージャパン、2013年)88~90ページ |