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ヴァルキリー |
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無属性 |
半神 |
能力によって味方の強化ができるクリーチャー。 技で自分を強化することもでき、技の威力もあるので、 能力「不屈」を十分に活かす使い方もできるといえばできる。 |
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能力値 |
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HP |
120 |
SP |
20 |
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攻撃 |
90 |
召喚時間 |
4 |
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防御 |
90 |
召喚コスト |
9 |
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魔力 |
75 |
召喚キャパ |
1 |
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4値合計 |
375 |
ZOC |
1 |
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技数 |
4 |
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移動 |
4 |
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※値はすべてレベル50の時のものです。
能力 |
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不滅の闘志 |
C |
「死亡]になった時に味方の攻撃力15%アップ。 |
不屈 |
C |
味方が「死亡]になった時に攻撃力、防御力、魔力5%アップ。 |
味方強化2 |
B+ |
味方キャラの攻撃力、防御力、魔力10%アップ。 |
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習得技 |
技説明 |
技考察 |
スラッシュ |
無属性 物理 攻60 命100 ク10 射1 範1 コ2 |
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スピンスラッシュ |
無属性 物理 攻55 命100 ク5 射0 範2 コ3 自分には命中しない。 |
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ダブルスラッシュ |
無属性 物理 攻35 命95 ク15 射1 範1 コ4 2回攻撃。 |
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ハードスラッシュ |
無属性 物理 攻80 命100 ク10 射1 範1 コ4 |
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エアスラッシュ |
無属性 魔法 攻50 命100 ク0 射1 範1 コ3 直線攻撃。 |
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アシスト |
無属性 変化 攻0 命100 ク0 射1 範1 コ3 対象を[行動不能][必中]にする。 |
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攻撃強化 |
無属性 変化 攻0 命100 ク0 射0 範1 コ1 自分の攻撃力5%アップ。 |
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防御強化 |
無属性 変化 攻0 命100 ク0 射0 範1 コ1 自分の防御力5%アップ。 |
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魔力強化 |
無属性 変化 攻0 命100 ク0 射0 範1 コ1 自分の魔力5%アップ。 |
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脚力強化 |
無属性 変化 攻0 命100 ク0 射0 範1 コ2 自分の移動1アップ。 |
技で見るべきといえばこれかな |
命中強化 |
無属性 変化 攻0 命100 ク0 射0 範1 コ1 自分の命中率10%アップ。 |
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回避強化 |
無属性 変化 攻0 命100 ク0 射0 範1 コ1 自分の回避率5%アップ。 |
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クリーチャーの解説 |
戦意の象徴
「味方強化2」によって、場に出ているだけで味方の能力を底上げしてくれる。この能力は場に出ている他の味方全員に効果があるので、数がそろったあとから出すことができれば大きな効果をもたらす。もちろん死んだ後にこの効果を発揮することはないが、他の能力「不滅の闘志」が代わりに機能してくれる。つまり場にいる間は3能力をバランスよく強化し、死んだ後は死んだとき場にいたキャラ限定ではあるが攻撃力を強化してくれる存在となる。 能力「不屈」は味方の死を見届けることで自身の攻撃力を上げるモノ。これについては後述するがついで感覚でよい。
この子の攻撃技はスラッシュ系をそろえたものとなっている。「エアスラッシュ」「スピンスラッシュ」といった複数の敵を攻撃する手段も持っている。マスターの使う技ゆえ威力は高く、「不屈」と合わせるといいダメージを与えられるようになる。とはいえ攻撃的な能力を持っているわけではないので、隙を見て技を使う感覚でよい。召喚コストの高さもあり、生き残るのがまず大切だ。 他の技は、「アシスト」を除き自己強化技が多い。この子がいなくなると能力の恩恵が一部消えるので、自己強化で生き残る術を得ることは非常に重要なことだと言える。とくに重要なのは脚力強化で逃げる手段を用意しておくことだろう。 「アシスト」は遠距離低命中技の使い手を補助する使い方が、この子の防御力や役割を考えた一番いい方法だろう。
技を見たとおり、接近技をそろえるのに防御力もHPもそれほどではない。なので攻撃しようと敵地に突っ込ませるだけでは単に寿命を縮めるだけとなる。それをするくらいなら僻地で置物にする方がまだましかもしれない。故に「脚力強化」以外は強化の成果を生かしにくいといえる。 自信の戦闘力で勝負するタイプのマスターとこの子の能力は一見相性がよさそうだが、そういうタイプのマスターはSPに余裕がない戦闘が多いので、この子がいなくても何とかなってしまう。 クリーチャーを支援するタイプのマスターで使用すると、支援役がマスターとかぶってしまうという点がちらっと見えてしまうが、死んでも効果を発揮する「不滅の闘志」による攻撃力アップでより攻めに強く出ることができるという点を利用して強気で使用できるようになるだろう。 |
元ネタ |
北欧神話 |
アース神族の世界であるアースガルド、そこの長オーディンの侍女がヴァルキリー(ヴァルキューレ)である。名前の意味は「戦死者を選ぶ」であり、彼女たちは戦死者たちからオーディンに仕える戦士(エインヘリャル)を選んでいるのである。 戦場では戦装束を身にまとい剣と盾を振りかざして(甲冑を着た美しい乙女の姿が一般的)、戦況をいち早く知ることができるように天駆ける馬に乗って戦況を観察しながら英雄を探すのである。古い時代では美しい女性戦士というよりは筋骨隆々な戦を好む女性霊とされることもあった。 戦場に出る乙女というイメージからか、ヴァルキリーという単語は戦う乙女という意味になってきている近年だが、実際にヴァルキリー自身が戦うことはまずなく、仕事はもっぱら戦場にいる勇敢な戦士を探すことである。戦場で戦う戦士たちの運命を定め、そして勇敢に戦死した戦士をオーディンのおひざ元ヴァルハラへと連れていくのである。時にはヴァルキリー自身が瀕死の戦士にとどめを刺すこともあったといわれる。 戦争がないときは、歌を歌いながら機を織るといわれている。女性らしい気がするが、この時の材料は人間のはらわた、おもりに人間に頭蓋骨が使われ、道具には剣や槍などが使用されているという。出来上がった作品は人間の死体のような灰色をしているという。なぜこんな恐ろしいことをするのか、一説にはこの作品の出来とそれを引き裂いた時にできる形で戦の勝敗を決めているのだという。このことと自ら戦士にとどめを刺すということから、ヴァルキリーには死をつかさどる一面もあるとされる。 ヴァルキリーに選ばれてヴァルハラに案内された戦士たちは、毎日そこで戦う。仮に傷を負い命を落としてもすぐ傷が癒えるため、戦士たちは純粋に自身の実力を磨くことができるのである。つまりヴァルキリーたちは夜には給仕係となり、戦士たちの栄光を称えてもてなしたり成果の世話をしながら、新しい任務を待つのである。 戦士たちはヴァルキリーたちが運ぶ蜜酒や肉などが並ぶ宴会を楽しみつつ武芸を磨き、来るべきラグナロクに備えているのである。 昼には戦場に出て戦死者を探し、夜には戦士たちのメイドとなる。この2つの側面からヴァルキリーは天使とも死神とも呼ばれる。 彼女たちの出自はさまざまであり(そもそもヴァルキリーがアース神族の一員だと明確に描かれていることはない)、アース神族の者とは限らず巨人族や人間の王族の娘もいた。ちなみに固有名を持つ有名なヴァルキリーもいる。 1人はブリュンヒルデ、彼女はヴァルキリーの一般的なイメージとは異なり、物語のヒロインとして助けを待つ役割をしている。ブリュンヒルデは負けるはずの戦士に恋をしてしまいそいつに勝利を与えたことがあり、それがオーディンや他のヴァルキリーに見咎められて助けを待つことになったのである。そしてオーディンの魔法によって永遠の眠りを与えられたのちに炎の檻に閉じ込められてしまい、だれも助けることができないと思われたが、その炎の檻を恐れない英雄が登場することで彼女は救われるのであった。その物語は北欧神話を代表する物語の一つとなっている。助けを待つ女=美しい女という図式は自然なので、彼女の存在もヴァルキリーのイメージ美化に一役買っているといえるだろう。 もう一人は運命の女神ノルン(ユグドラシルの泉の3姉妹)の一人のスクルドが、かつてヴァルキリーであったとされる。彼女の役割は決められた運命、つまり寿命の終わりを告げることであるため、彼女の存在はヴァルキリーに死のイメージを付加させる(説得力を持たせる)要因にもなっているのだろう。
出典 ・松村一男『知っておきたい 世界と日本の神々』(西東社、2010年)110~111ページ ・幻想世界を研究する会『よくわかる 「魔界・地獄の住人」事典』(株式会社ウェッジホールディングズ、2008年)166~169ページ ・池上良太『図解北欧神話』(株式会社新紀元社、2007年初版)52~53ページ ・杉原梨江子『いちばんわかりやすい北欧神話』(実業之日本社、2013年)84~85ページ ・TEAS事務所『萌えるモンスター事典 天の巻』(株式会社ホビージャパン、2013年)141ページ ・森瀬繚『「北欧神話」がわかる事典』(SBクリエイティブ株式会社、2014年)78~85ページ ・TEAS事務所『萌えるヴァルキリー事典』(株式会社ホビージャパン、2013年)15~33ページ
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