ケットシー

無属性

精霊

 

面白い性能を持つ専用技を複数覚えるクリーチャー。

複数の固有技に魅力のあるクリーチャーだが、消費SPの関係上、

1回の戦闘でできることを明確にして技構成をしたい。

能力値

HP

100

SP

18

 

攻撃

70

召喚時間

 

防御

80

召喚コスト

 

魔力

90

召喚キャパ

 

4値合計

340

ZOC

 

 

技数

 

移動

 

※値はすべてレベル50の時のものです。


能力

なし

 

なし

 

 

 

 

 

 

 

 

 






 

 

習得技

技説明

技考察

パンチ

無属性  物理  攻55 命100 ク10 射1 範1 コ1      

 

ファイアパンチ

炎属性  物理  攻55 命100 ク10 射1 範1 コ1      

 

アイスパンチ

氷属性  物理  攻55 命100 ク10 射1 範1 コ1    

 

ウィンドパンチ

風属性  物理  攻55 命100 ク10 射1 範1 コ1      

 

リーフパンチ

木属性  物理  攻55 命100 ク10 射1 範1 コ1    

 

ロックパンチ

地属性  物理  攻55 命100 ク10 射1 範1 コ1  

 

サンダーパンチ

雷属性  物理  攻55 命100 ク10 射1 範1 コ1   

 

ウォーターパンチ

水属性  物理  攻55 命100 ク10 射1 範1 コ1  

 

ホーリーパンチ

光属性  物理  攻55 命100 ク10 射1 範1 コ1 

 

ダークパンチ

闇属性  物理  攻55 命100 ク10 射1 範1 コ1 

 

アシスト

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射1 範1 コ3 

対象を[行動不能][必中]にする。

 

ゆうごう

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射2 範1 コ15    

マスターには命中しない。自分が[死亡]になり攻撃力、防御力、魔力の基礎値の半分を対象に加算する。

 固有技その1。味方のパワーアップ技。

つれさり

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射1 範1 コ15   

マスターには命中しない。自分と対象を[待機]にする。

 固有技その2。

こうたい

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射3 範1 コ15    

マスターには命中しない。[召喚中]にも命中。自分と対象の召喚時間を入れ替える。

 固有技その3。召喚催促に使える。

        

 

クリーチャーの解説

3本の専用戦法を持つ猫 
 能力値は平凡、能力もない上召喚時間6召喚キャパ2と召喚しづらいと数字の上では悪いところばかりが目立つクリーチャー。だが下記の3つの専用技のどれもが個性的であり、その技をどう使うかによって運用方法ががらりと変わるという使い方次第のクリーチャーである。


・専用技その1、「つれさり」で敵の要を戦場外へ!

まず「つれさり」だが、これは相手クリーチャーに対して使う技だ。自分と対象の相手を強制的に待機にする技である。これは相手側の強力で召喚しにくいクリーチャー(時間がかかる・コストがかかる)であればあるほど大きな損害を与えられる。ケットシー自身もどちらかと言えば出しにくい(召喚時間が6)方なので、それより出しにくいクリーチャーに使うのがより有効な使い方だ。
 相手クリーチャーの編成によれば召喚難度の高くない子がパーティの要を務めていることもあるので、そこは適材適所である。この技は他の専用技と比べて相手依存度が高いが、あくまで技なので、相手側に使いたいクリーチャーがいないなら使わないですませることもちろんありだ。


・専用技その2、「こうたい」で召喚時間を操作しろ!

「こうたい」は、自分側のクリーチャーにも相手側クリーチャーにも使用できる。自分側については、召喚時間の長いクリーチャーの魔石など(召喚中)に当てることで、この子自身がその召喚時間の長さを受け継ぎ、対象の強力なクリーチャーがその場で召喚済みとなるかなり強力な技である。
 この技はこのゲームにおける召喚催促の一つとして十分使用可能であり、「こうたい」使用直後に召喚完了するという点で非常に優れたものとなっている。しかしこの子自体は代わりに魔石などに戻るため、召喚完了させたこの召喚時間分キャパ2を遊ばせておかなければならないのが欠点である。召喚キャパ3の子だとその子単体で戦うことになるため非常に大きな負担となる。

相手側に使うのも有効である。相手側の召喚時間が短めなクリーチャー(特に即召喚が可能なクリーチャー)に使うのがかなり有効だろう。相手側にしてみれば、頻繁に出し入れして使うことを売りとしているクリーチャーが封じられるため大きな損害となるだろう。そのうえ便利な技を持つこの子が即召喚可能となるのだから、状況によっては逆転の可能性を大いに秘めている技だといえよう。非常に応用度の高い技である。


専用技その3、「ゆうごう」で味方クリーチャーの基礎能力値を強化だ!

「ゆうごう」は、この子が自ら死ぬことで対象に能力基礎値を与える技である。攻撃力は35・防御力は40・魔力は45与える(つまりこの子の能力値の半分)。使ったらこの子は死ぬのですぐ使うのはためらいを感じるが、この子自身の戦闘力は高いものではない。戦場に長く居ると割とあっという間に倒されやすいので、使うならためらいなく使いたい。弱い子を補うのも、強い子をさらに強くするのもありである。上2つの専用技よりは使いやすいのも特徴だ。


・専用技3つの総評。パーティに入ればこの子が中心ということだニャ。

簡単に言えば、「つれさり」を使う場合は敵地近くでの召喚からの使用となり、「こうたい」を使う場合は最高級クリーチャーなど時間のかかるクリーチャーの使用が前提となり、「ゆうごう」を使う場合は強化する事を戦術に入れたうえでの使用となるだろう。

これら3つの専用技全てが全く異なる性質の技であるため、ケットシーの存在だけでは相手に非常に読まれにくいが、能力値や召喚時間・召喚キャパのため戦術に自然に組み込むのは簡単ではない。この3つの技をどうするかによってこの子の扱い方はがらりと変わるので、編成に入れるならばまずそこが考察・試行の中心となる。

ちなみに、降霊中で「つれさり」「こうたい」を使うと、マスターが帰還できないのでそれぞれのデメリットが消える。専用戦術なのでうまく使いたいところだ。 

パンチ技や「アシスト」があるが、上記の専用技のため使うことはないだろう。

 

元ネタ

スコットランドの妖精

ケットシーとは、スコットランドに伝わる猫の妖精である。自分たちの独立したなわばりを持っており、その中で自由気ままに暮らしているとされる。

ケットシーの姿は、黒毛に白いぶちがあり緑の目をしているというだけで普通の猫と何ら変わりない姿だといわれる。だがその気になれば人間の言葉を話したり二足歩行もできるという違う点がある。自分がケットシーであることを隠したまま人間世界に溶け込んでいるケットシーもいるだそうだ。

イギリスに伝わる話は以下である。ある男が喪服を着て二本足で立っている猫の群れを見た。その時驚きながら聞き耳を立てると、人間の言葉で猫の王が死んだから弔っているなどを話していることを知る。それを帰って妻にきかせたところ、近くにいた猫が突然「あいつが死んだだと! 次の王は俺だ」と叫んでその家を飛び出し、戻らなかったという。

対に、妖精の犬であるクーシーもいる。

猫の耳の端をちょっと切れば、ケットシーだった場合は二足で起き上がり、人間の言葉で抗議するという。この方法を使えばネコかケットシーかの区別がつくそうだ。

ケットシーの正体は猫の妖精ではなく邪神とする説もある。

 

出典

・奈落一騎・ほか『妖精・精霊がよくわかる本』(株式会社PHP研究所、2010年)86ページ

・桜井めぐみ・ほか『萌え萌え幻獣辞典』(株式会社イーグルパブリッシング、2007年)38~39ページ

・おおつ やすたか・ほか『魔獣大百科』(株式会社メディア・テック、2007年)22~23ページ

・TEAS事務所『萌えるモンスター事典 陸の巻』(株式会社ホビージャパン、2013年)157ページ