バジリスク

無属性

魔獣

 

召喚時間の短いクリーチャーの中では圧倒的な攻撃力を持つ。

場に長いこといないこと前提で使うことになるため、

積み技を使う機会はほぼなく、完全に攻撃用クリーチャーである。

能力値

HP

50

SP

14

 

攻撃

175

召喚時間

3

 

防御

40

召喚コスト

4

 

魔力

65

召喚キャパ

1

 

4値合計

330

ZOC

 

 

技数

 

移動

 

※値はすべてレベル50の時のものです。


能力

毒攻撃力アップ

D

[]の時に攻撃力30%アップ。

魔眼

C+

常に命中率35%アップ。暗闇にならない。

 

 

 

 

 

 






 

 

習得技

技説明

技考察

打撃

無属性   物理   45 命100 ク10 射1 範1 コ1 

 

強打

無属性  物理  攻60 命100 ク10 射1 範1 コ2                     

 

強打撃

無属性  物理  攻75 命100 ク10 射1 範1 コ3                     

この子の基本技。 

消化液

木属性  魔法  攻45 命100 ク0 射1 範1 3  

対象の防御力10%ダウン。

 

毒霧

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射1 範1 コ5

対象を[]する。

攻撃技だけでなく状態異常もできる良い子。 

攻撃強化

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射0 範1 コ1 

自分の攻撃力5%アップ。

 

命中強化

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射0 範1 コ1     

自分の命中率10%アップ。

 

熱血

炎属性  変化  攻0 命100 ク0 射0 範1 コ2 

自分の攻撃力10%アップ、防御力5%ダウン。

 

        

 

クリーチャーの解説

知将マスターの懐刀
 圧倒的攻撃力と召喚リソースの少なさが特徴のクリーチャー。能力値を見ても非常にわかりやすい、撃ち逃げ専用のクリーチャーといえよう。


・その圧倒的に高い攻撃力を繰り返して使用しよう!

この召喚のしやすさと能力値を見てわかる通り、召喚完了したらすぐに敵にこの高い攻撃力をぶつけていく使い方をすることになる。クリーチャーなら一撃で半分以上のダメージを持っていけるし、マスターであっても非常に手痛い「強打撃」を加えることが可能だ。攻撃力を持たないタイプのマスターの貴重なダメージ源とするのもよし、射程の短い技しか持たないマスターの移動5=射程5の技と見てこの子を採用するのもいい使い方だ。

召喚コストが4なので、自身の能力で戦うタイプのマスターが攻撃技を使うのと同じ感覚(召喚時間3ゆえ1ターンは遅れるが)で使用することができるのが非常に頼もしいところだ。

「毒攻撃力アップ」でさらに30%も攻撃力を上げることもできるが、それは手間の問題もありおまけ感覚でよい。


・攻撃力だけじゃない。毒を当てることもできるぞ!

上記の攻撃力だけでも十分に戦うことができる。特にマスターが戦闘力を持たない場合はそうである。だがこの子、毒を与える技も持つ。

 他の技は敵の能力値を下げたり自分の能力値を上げるものだが、1ターンでも場に置いておけないこの子には向いていないものばかりである。


・能力値は攻撃全振り。それだけにうっかり帰還を忘れると大参事!

マスターへの有効な攻撃手をこの子に依存する構成も十分現実的ではあるが、それゆえにこの子が倒されたら詰むということもありえない話ではない。
 この子はその能力値から、攻撃したらすぐ引っ込めなければ次のターンに確実に倒されること間違いなし。この子が受けきれる攻撃はこのゲームにはほぼ存在しないので、引っ込めるのを忘れないことがこの子を使う基本的な第一歩となるだろう。うっかり忘れていたでは済まされないほど大きな被害となる。
 「反撃」にもZOC2以上にも弱いので、相手はしっかり選ぼう。

 

元ネタ

ヨーロッパの伝説の生物

バジリスクとは中東ヨーロッパで信じられていた伝説上の生き物であり、ギリシャ語で小さな王という意味である。そして24センチほどの蛇で、頭部に王冠型の模様があるとされる。つまり蛇の王であり、強力な毒を以て蛇世界を制するとされる。

小さな蛇だが毒が強烈であり、体に触れたり息がかかると木は枯れ、岩は熱で割れ、生物は毒で死ぬという。その致死性の高い毒の効果によって、バジリスクは死を表すともいわれ、いつしか視線にも毒の作用があるとされるようになった。そのバジリスクの毒は空を飛んでいる鳥類にも届くといわれている。別の説では、その視線は毒の効果ではなく石化させる効果だとされる文献もある。バジリスクが飲んだ川は数百年にもわたって汚染され、他の生物を苦しめた。

大きな特徴は、普通の蛇のようにうねりながら移動するのとは違い、体を半分持ち上げながら移動するというもの。

弱点は天敵であるイタチを用意するか、視線に毒があることを利用して鏡を用いること、そして雄鶏の鳴き声をきかせて、バジリスクに発作を起こして動けなくすることである。

 

出典

・荒木正純『知っておきたい 天使・聖獣と悪魔・魔獣』(株式会社西東社、2011年)246~247ページ

・「世界のドラゴン」を追及する会 ほか『よくわかる世界のドラゴン事典』(株式会社ウェッジホールディングズ、2008年)104~106ページ

・「世界の幻獣・ドラゴン」を研究する会『よくわかる世界の幻獣ドラゴン大辞典』(廣済堂あかつき株式会社、2008年)330~331ページ

・桜井めぐみ・ほか『萌え萌え幻獣辞典』(株式会社イーグルパブリッシング、2007年)108~109ページ

・おおつ やすたか・ほか『魔獣大百科』(株式会社メディア・テック、2007年)52~35ページ

・TEAS事務所『萌えるモンスター事典 陸の巻』(株式会社ホビージャパン、2013年)98~101ページ