覚(サトリ)

無属性

幻獣

 

シールド系の技が並ぶ、味方の補助を得意とするクリーチャー。

能力によって敵が攻撃を加えてくることはあまりないので、壁にも囮にも使いにくい。

もっぱら味方の補助のみである

能力値

HP

75

SP

21

 

攻撃

80

召喚時間

 

防御

55

召喚コスト

 

魔力

65

召喚キャパ

 

4値合計

275

ZOC

 

 

技数

 

移動

 

※値はすべてレベル50の時のものです。


能力

危険察知

B+

常に自分の回避率50%アップ。

サトリ

B+

自分から3マス以内にいるキャラからの技を回避する。

 

 

 

 

 

 

 






 

習得技

技説明

技考察

打撃

無属性  物理  攻45 命100 ク10 射1 範1 コ1 

 

念力

無属性  魔法  攻40 命100 ク5 射1 範1 コ1

 打撃より射程の長いこっちがいいかも。

物理シールド

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射3 範1 コ2 

対象を[物理シールド5]にする。

 

魔法シールド

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射3 範1 コ2

対象を[魔法シールド5]にする。

能力の影響を受けにくい技は魔法技に多い。

状態シールド

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射3 範1 コ2

対象を[状態シールド5]にする。

 

固定シールド

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射3 範1 コ6 

対象を[固定シールド3]にする。

 攻撃を受けても解除されないが、コストが重い。

透視

無属性  変化  攻0 命100 ク0 射12 範1 コ1

[召喚中]にも命中。対象の名前を表示する。

 

    

 

クリーチャーの解説

 軽くて硬い4つ壁使い

 能力値はかなり低いが、2つの能力が回避率を上げるものなので数字以上の生き残り能力を見せてくれるクリーチャー。召喚時間0ですぐ出せるのもいいところ。


・回避による攻撃の受けなさが大きな武器!

能力「サトリ」によって周囲3マスからの攻撃を完全回避し、「危険察知」によって遠くからの攻撃も50%の確率でよける。この2つの能力によってこの子の被弾率はかなり低いものとなっている。

射程3以上の技を持つクリーチャーは限られており、マスターであっても限られた職業のみなので、必然的にこの子を撃破できるクリーチャーは軽く限定されている。倒されないように大切に使っていれば、相手はこの子を撃破不能という状況に持ち込むことも可能だ。
敵も、この子への攻撃には常に不確実性が存在するゆえ無視しがち。その無視されがちなところを活かして、味方にシールドを張っていくのがこの子の長所を生かした使い方である。


・この子の主な攻撃はシールド張り。4種のシールドを活かせ!

技欄に並ぶ4つのシールド技。これらがこの子の主な仕事である。特に魔法シールドを自分にかければほとんど攻撃を受けることはなくなる、(物理技の遠距離技はショット系だが、それを有するクリーチャーは少数派であるため)。固定シールドは必ず3ターン持つが、SPと技の都合でそこは決めていこう。

攻撃性能は技も能力値も低いので、できる攻撃は削り程度である。しかし敵のシールドを破壊する役割を負うことはできるので入れる選択肢もある。

「透視」射程12マスで魔石・魔法陣状態の敵の正体を見ることができるというモノ。技スペースの都合上入れるのは難しいが、特定のマスター以外は子の透視でないと待ち受ける敵の情報を知る手段はないので、手が余ったり気になる魔石がある時のためお好みでいれるのもありだろう。

 この子は自分の寿命を回避に頼っているところがあるため、運悪く攻撃が当たるとあっさりと倒されてしまう。範囲攻撃のついでであっても大ダメージを受けてしまうほど脆い。

状態異常技もサトリで回避するが、能力交換は当たる。この子は能力が強いタイプのクリーチャーであるため、それを受けてしまうとただのザコクリーチャーとなってしまうので注意。


・あっさり死亡に注意。敵の数が減ったらアドバンテージがこっち側に。

召喚時間は0だが召喚コストが6、治癒師が自分でシールドが張れることと比べるとSP消費が重めであるので、召喚する時は遠距離攻撃手が敵にいないことを確認して、出落ちに気をつけて使っていきたい。周りに気を配るだけでこの子は割と長生きするはずだ。めったにないことだが、SPが切れるまで使えれば立派な覚使いといえるだろう。

マスター同士の戦いになった時にこの子がいたらかなり有利なので、温存できるようにうまく出し入れをしながら、射程のあるクリーチャーから片付けていきたいところだ。

 

元ネタ

日本の妖怪

覚は、今の岐阜県の山奥に住むとされている妖怪であり、人の心を読むとされている。全身が黒い毛でおおわれた猿のような外見をしているらしい。

昔、山中で木を切っていたとある木こりが出会ったとき、覚の姿にビビった時、覚は「ビビったな」といった。逃げようとしたら「逃げようとしたな」といった。諦めたら「諦めたな」といい、その思考をことごとく読み取ってみせて恐怖に陥れた。木こりが本当に諦めて仕事を続けたところ、木こりの割った木の破片が覚に命中し、覚はその場を離れたという。

このようにこっちが思ったことを、こっちより先にしゃべるものだから気味の悪い魔物である。

相手の思いを読んで隙あらばとって食おうとするのだが、どの文献でも覚が出会った者の偶然によって撃退される描写しかないため、本当に人を食うかは不明。

一説では、覚に危害を加えなければ襲ってこないと言われているから相手にしないのが一番である。あえて歯向かわず共存という道を歩む村もあったらしい。

覚の名前は、「人の心を悟る」というところからきていると推測される。

 

出典

・奈落一騎・ほか『妖精・精霊がよくわかる本』(株式会社PHP研究所、2010年)216ページ

・TEAS事務所『萌える妖怪事典』(株式会社ホビージャパン、2013年)186ページ