イスラーフィール

無属性

能力値

HP

115(63位)

召喚時間

SP

16(84位)

召喚コスト

10

攻撃

80(65位)

召喚キャパ

防御

55(101位)

ZOC

魔力

90(53位)

移動

4値合計

385(74位)

 

※値はすべてレベル50の時のものです。

特殊能力

■死霊術

[スケルトン][ワイト][ゴースト]をランダムで一体召喚。

射程1効果1使用回数4

 

 

 

 

 

 

 

習得技

技考察

屍兵強化

 

特殊能力で出したアンデッドを即強化できる。ぜひ覚えたい。

黒霧

この技を使うのは死霊術を使い果たした時にしよう。

打撃・強打

近くにいる敵をファミリアで仕留め損ねた時のために。

念力

射程2の攻撃技。攻撃ならこちらの方がいいかも。

        










管理人の感想

特殊能力によってSPの消費をせずにアンデッドを召喚できるクリーチャーだ。しかも技でファミリアを強化できるので、召喚と強化を1ターンでできる唯一のクリーチャーとなる。

 特殊能力の「死霊術」による召喚だが、ランダムなので欲しいのに限ってなかなか出てこない気がしないでもない。しかも回数が4回限りなので他の召喚術使いとは違って次から次へと繰り出す戦法はできない。それでもこの能力による召喚と「屍兵強化」が同時に1ターンで使えるところは他のクリーチャーにはできない芸当である。特殊能力の優秀さから、でてきてうれしいのはゴーストだろう。

 この子自身の攻撃技は大したことないので、SPはすべて強化に回そう。1体はこの子のそばに残しておいて、強化しきって突撃させるのもいいだろう。

 敵としてでてきた時は、まずこの子をつぶすことを考えよう。ほうっておくと敵の数が増えて困るからだ。長期戦に持ち込んでこの子の召喚したファミリアを疲弊させるのも有効と言える。

元ネタ

イスラム教

イスラーフィールとは、イスラム教における音楽の天使である。名前には「燃えている者」という意味がある。
 イスラム教の4大天使の一人と言われ、その中で最も美形と言われている。4つの翼を持ち、天を突きぬけるほどの長身を持つと言われる。
 音楽を以ってアッラーを賛美し、この音楽によって聖歌隊は賛美歌を歌うとされている。また、最後の審判の日に終末のラッパを吹くのも彼の役割である。このラッパはアッラーの命によって吹くことになっており、2度吹かれる。1度目ですべてが死に、2度目ですべてがよみがえり、それぞれの行いに対して審判が下されるのだ。
 地獄を1日に3回見張る役割も持ち、そのとき彼はその様子を見ながら大粒の涙を流すと言われている、その涙を放っておくと洪水になるらしく、他のヤツラはその涙を止めるのが大変だという。大きな体に合わず繊細な性格の持ち主であることがうかがえる。
 イスラーフィールのラッパの中は小さな部屋がいくつかあり、その中で死者の魂が休んでいるとされる。ラッパを吹き鳴らされるとその魂が復活するといわれ、それがイスラーフィールが最後の審判において重要な働きをする役割を担う理由となっている。

出典
・荒木正純『知っておきたい 天使・聖獣と悪魔・魔獣』(株式会社西東社、2011年)83ページ
・高橋一人・ほか『天使と悪魔がよくわかる本』(株式会社PHP研究所、2006年)158ページ
・幻想世界を研究する会『よくわかる 「天国・神界の住人」事典』(株式会社ウェッジホールディングズ、2008年)144~145ページ
・天使悪魔ドットコム『図解天使悪魔辞典』(株式会社幻冬舎、2009年)70ページ
・TEAS事務所『萌える天使事典』(株式会社ホビージャパン、2012年)96ページ
・早乙女研究所ほか『天使・悪魔・妖精イラスト大事典』(株式会社宝島社、2011年)92~95ページ