バハムート

水属性

能力値

HP

150(13位)

召喚時間

17

SP

30(4位)

召喚コスト

13

攻撃

125(20位)

召喚キャパ

防御

125(14位)

ZOC

魔力

125(18位)

移動

4値合計

525(15位)

 

※値はすべてレベル50の時のものです。

特殊能力

属性強化

弱点属性へのダメージ*1.5

 

 

 

 

 

 

 

習得技

技考察

水の槍

属性一致技。射程も長い。

火炎撃

他の低SP技より威力が高め。

稲妻

射程が長めだが外すことがあるのが難点。

岩雪崩

射程が短いが強力な威力を持つ。

氷の槍

射程があるので使いやすい。

針葉

威力が寂しいので採用しにくい。

体当たり・突進

無属性の技。弱点つけないのでいらない。

暖気・熱気

自分の火力を強化できる。

加速・超加速

もともと移動力が高いのでいらない。

花守・鋼鉄錬金

能力を複数あげられる。ダウンする能力もあるので技構成と相談しよう。

吸水

熱気でいい。

硬化

防御のために攻撃が下がるのはどうかと思う。

花衣

移動が下がるのでいらない。

        

                                  管理人の感想

 特殊能力と技のラインナップを見ると、相手の弱点を突くことに重きを置いた水の最高級クリーチャーだ。

 その能力によって、ほぼすべての属性に対して有利に動けるクリーチャーだ。弱点を突いた時のダメージは圧巻だ。特に属性一致技でのそれはものすごい。ただ、無属性を相手にするときは、弱点をつけないので平凡と言わざるを得ない。そしていくら弱点がつけると言っても、雷属性が相手では地属性の技の射程が1であることを考えると引くことが正しい。その2つの属性以外には遠慮なく戦えるように技を揃えたい。

 よく見ると、ドラゴン系クリーチャーと比べてかなり召喚時間が長い割にステータスはほぼ劣っている。なので弱点を突かなかったらコストの割に合わない子になってしまう。なのでできるだけ多くの属性技を覚えてもらいたい。移動力がある子なので、技を当てること自体は難しくない。防御能力もあるので、技を当てるために突っ込ませるくらいしないと使いこなせないだろう。

 この子、範囲攻撃技がないので複数の敵を同時に相手にすることも苦手だ。来た相手を一人ずつ迎え撃つのが得意である。なので取り巻きを用意するなら、範囲攻撃できるクリーチャーよりはこの子と同じく各個撃破が得意なクリーチャーか、地属性のクリーチャーと組んで、1体ずつ倒していく方がいい。下手に範囲攻撃のクリーチャーと組んでわずかにダメージが残ることが頻発しては歯がゆいことばかりだ。

 敵としてでてきた時は、とにかく移動と射程範囲の長さから、一度狙われたクリーチャーは逃げられないと考えて間違いない。移動力の高い子で攻めるか、狙われている子でダメ押しするのがいいだろう。とにかく早く倒そう。特殊シールドがあれば一番いい。範囲攻撃がないのが唯一の救いである。

元ネタ

旧約聖書

バハムートとは旧約聖書に登場する魚であり、その体の大きさではこの世界よりも大きく、その背中でこの大地・世界を支えているとされる。別名ベヒモス・ベヘモットともされる神の最高傑作である。「見よ、ベヘモットよ。お前をつくった私はこの獣もつくった。これこそ神の傑作。造り主をおいて剣をそれに突きつける者はない」という一文が旧約聖書にあるように、神がこれほど絶賛するほどの出来であったことがわかる。
貪 欲をつかさどるとされており、草木を食いつくし川の水を飲み干し顎が疲れるまで飲食を繰り返すまさに楽天主義者だ。性格は温厚だがその食欲は非常に旺盛であり、千の山に生える草を食べつくしたとされる。このような食欲旺盛な面があるゆえか、暴食をつかさどるともいわれ、食に対する欲望を人間に与えて過食させるという悪魔の一面も見られる。またルシファーの味方として戦うこともしており、その時はその欲を以ってミカエルの補給を妨害していたようだ。結局ルシファーは負けてしまったが。
 幻獣としては代表格であり獣たちの王として他の動物たちには慕われていたようだ。「すべての獣という獣が、このベヒモスと戯れていた」という一文があり、これだけでもバハムートが温厚な性格であったことがわかる。
 バハムートと言えばその世界そのものを支えることのできるほどの体のでかさも特徴である。バハムートはリヴァイアサンと同列に語られることが多いが、それは両方とも海の魔獣であり、神に造られた存在であるという点が共通しているからだろう。両方が海で共存したら海があふれるから、バハムートだけ陸に上がれるようにしたそうだ。

出典
・荒木正純『知っておきたい 天使・聖獣と悪魔・魔獣』(株式会社西東社、2011年)222~223ページ
・幻想世界を研究する会『よくわかる 「魔界・地獄の住人」事典』(株式会社ウェッジホールディングズ、2008年)76~79ページ
・天使悪魔ドットコム『図解天使悪魔辞典』(株式会社幻冬舎、2009年)88ページ
・桜井めぐみ・ほか『萌え萌え幻獣辞典』(株式会社イーグルパブリッシング、2007年)92~93ページ
・おおつ やすたか・ほか『魔獣大百科』(株式会社メディア・テック、2007年)6~9ページ
・TEAS事務所『萌える悪魔事典』(株式会社ホビージャパン、2012年)182~183ページ
・TEAS事務所『萌えるモンスター事典 海の巻』(株式会社ホビージャパン、2013年)96~97ページ
・早乙女研究所ほか『天使・悪魔・妖精イラスト大事典』(株式会社宝島社、2011年)152~155ページ