もえくり討論会7 2013/12/25
※もえくり2の前に書いていますので、
クリーチャーのキャラが違う可能性があります。
読む際にはご了承ください。
注意書き
「もえくり討論会」は、作者公認ではありますが、キャラの設定などにつきましては黙認です。
よって同作品の公式見解を提示するものではありません。
ルシファー(以下るし):「……」
カツ…カツ…カツ…
るし:「……」
ミカエル:「ルシファー」
るし:「お前は、ミカエル…2000年ぶりだな」
ミカエル:「ああ、お前が地下に落とされてからそれだけの月日が流れたな。元気か?」
るし:「ああ? 元気なわけないだろ。
クソザコい悪魔どもの頭になったとしても全然嬉しかねぇ。
しかも神の氷の封印は溶けやしねぇしよ」
ミカエル:「へぇ、地獄の総帥としてそれなりにやれていたというわけだね。
そこで神様からの御言葉を持ってきたんだ」
るし:「うるせぇ! 俺に劣るあいつに命令を受けろというんだろお断りだ!
お前だってなぁ神の手心がなければ今頃…」
ミカエル:「2010年に、はるか遠くの東の国で、「もえくり」が主催されるんだ」
るし:「もえくり? 不思議な響きだな」
ミカエル:「それに君が出場するように、神からのお達しがあった。
ここで功績を上げれば、君を天上界に戻すそうだ」
るし:「…あいつは何のつもりだ? その仕事ひとつで裏切りの罪を許すのか?
年の取りすぎで甘くなったのか?」
ミカエル:「ああ、それほど「もえくり」は大切な仕事なんだよ。引き受ける気は?」
るし:「…」
ミカエル:「まあ、引き受けなかったらずっと今までの通りここにいるままだけど」
るし:「仕方ねぇ、出てやるよ」
アリオク:「ルシファー様」
ミカエル:「そうそうそれでいい。うちの天上界からはイスラーフィールがでて、
君や「もえくり」のことを天上に報告するようになっているから。
そして地下からは、君のほかにもアリオクやリモン・ナムタルが出ることになっているから」
るし:「……」
発売日の祝賀祭にて
るし:「……」
あり:「わいわい」
なむ:「えへへ」
けるび:「そうなのー」
……
るし:「けっあいつらめ、すっかりと群れてやがる」
やく:「あの、おひとりですか?」
るし:「…あっちいけ」
やく:「あの、もしよろしければみんなと…」
るし:「……この席、俺しかいないから仲間連れて座っていいぞ」
やく:「あ、それでは」
……
かぐ:「お、やくがお友達連れてる。これは珍しいことだぞ」
やく:「あのね、この子はルシファーといって…」
るし:「ん?」
かぐ:「ん?」
……
るし:「強いな」
かぐ:「どうも、お前のようなやつもここにはいるのか。もえくりってのは楽しくなりそうだ」
……………
かぐ:「……楽しい1年だったぞ」
ばはむ:「??? どうしたんです?」
かぐ:「さて、とりあえず開会するぞ」
ばはむ:「結局討論会続けてるんですね。やっちゃん呼んでないし」
かぐ:「いや、あいつについてはもえくり討論会4を丸々使ったからな。
…もえくり2の発売が延びたらその分もえくり1について語ることが多くなると言っておこう」
ばはむ:「で、何について話すんです?」
かぐ:「おすすめクリーチャーについて大いに語る」
ばはむ:「え、いいんです? そもそも好きなクリーチャーほど紹介ページで注目してすでに書いてませんか?」
かぐ:「でもいいだろ。
それよりもえくりは2010年の5月12日に始まったらしいんだが
それからすでに3年半がたっているようだな。その間にどんなことがあったんだろうな」
ばはむ:「筆者はつい1年前に知ったんだから、そんなのわかるわけないですよね」
かぐ:「そうだ。だからもえくりをプレイした1年の総決算として、このもえくり討論会では、
その間によく使ったクリーチャーについて取り上げていくぞ」
ばはむ:「筆者の好みが出ますね。性能がそのままならもえくり2でも同じような高評価なんでしょうね」
かぐ:「どっちにしろ、全てのクリーチャーを取り上げることは不可能だ。
だから筆者にとって強力だと思うクリーチャーを挙げていって、この討論会を進めていくからな」
ばはむ:「あ、はい」
かぐ:「いまさらだが、この討論会は筆者である筆者の思考が大きく出る。
そのところを頭の中に留めて読み進めてくれ」
ばはむ:「はい」
テーマ もえくりの強力クリーチャー決定版
かぐ:「まずは軽級クリーチャーから紹介だ。
サラマンダー、出てこい」
さらま:「あー帰りて。出てやるけど約束通り顔出し禁止な」
かぐ:「ああわかったわかった」
さらま「じゃ紹介してやろう。
私の売りは「インフェルノ」だ。これを好きな時に相手にお見舞いできるんだ」
ばはむ:「いいですよね炎属性って。能力値が低くても技の威力で見てもらえるんですから」
かぐ:「それが炎属性全体のいいところだ。
筆者も炎属性が好きで、もえくりを始めたときはコウと私がいたこと、
そして技の威力の高さから使っていたな。
使い方がわかりやすいしな。初心者向けの属性だ」
ばはむ:「で、サラマンダーさんの紹介は、それで終わりでよろしいですか?」
かぐ:「先輩、冗談はよしてくれ。
確かにサラマンダーはその使い方だけでもかなりの戦果を収めることができる。
ではサラマンダー、続きを言ってくれ」
さらま:「あー帰りてー。いいじゃん私の強さなんて知らなくてさ。
そのほうが暇が増えてうれしー」
かぐ:「もえくり2の出演依頼が取り消されるぞ」
さらま:「それは困る。
あとは地形を気軽に変えて味方を助けられる。
あ、入れ替えをよくされる性質からマナバーンのデメリットが小さいところだな」
ばはむ:「他の子にも地形の変更はできるじゃないですか。
何か理由あるんです?」
かぐ:「炎属性のマスに変える利点は、炎属性は射程ゆえに移動コストに悩まされやすいのが多い。
だから移動コストを抑えたうえで強化できる炎属性地形は恩恵が大きいといえるんだ」
ばはむ:「そうでしたか」
かぐ:「軽級クリーチャー全般に言えることだが、召喚コストが少ないからすぐ手札に戻せる。
手札に戻せるが故にSPの温存・補給も容易で長く使うことができるのも利点だな」
さらま:「私長く戦場に居たくないから、積み技なんて使わないでほしいね」
かぐ:「積み技使っても相手の攻撃ですぐ死ぬだろ」
さらま:「そうか、ならいいや」
かぐ:「よくない」
さらま:「サボりはクリーチャーの義務だし。じゃ帰るわ」
かぐ:「もういいよ帰れ」
……
かぐ:「サラマンダーの周りを使うならば小細工を用いるべき、
彼女自体がうって出るときは小細工いらずってところだな」
ばはむ:「「インフェルノ」以外にも「大爆破」で反動を避けることができるのも大きいですよね」
かぐ:「そういった私の持たないものを持っているからな、あいつは」
ばはむ:「技も召喚時間も、小回りが利いていいですね」
かぐ:「先輩は利きませんからね」
ばはむ:「そうなんですよね。最高級クリーチャーは出した時からすでに役割をある程度決めますからね。
先の展開を読む力がないと置物になってしまう…」
かぐ:「次はたんころりんだ。はよでろや」
たんこ:「はいよっ。私の特徴かね。
そりゃ回復でしょ、それもマスターを待たせないのが売りかねぇ」
かぐ:「たしかに。回復したいときに回復できるクリーチャーがいないってことはあるな。
召喚コストが高くて回復という選択肢を切ることもざらだ。
しかしお前にはそれがないからな」
たんこ:「うんうん。たった1ターンで思わぬダメージを受けたとき、回復がほしいと思ってももう遅いからね。
マスターの失策のリカバリーもできるよっと」
かぐ:「そう、1ターンで生き死にが決まるのがもえくりなのだ。
アンドゥ(操作取り消し)ができないから、リカバリー力も個性の一つとしてみることができるな」
たんこ:「私はHPの回復と毒消ししかできないけど、仕事多いんだよねー」
ばはむ:「回復の大御所カラドリオスさんよりも召喚に必要なものが少ないのがやはり大きいですね。
この子いなかったらカラドリオスさんの仕事もっと多かったかも」
たんこ:「2強と言ってくれやさい」
ばはむ:「この子とカラドリオスさんの選び方ってあるんです?」
かぐ:「技のカラドリオス。早さのたんころりんといえよう。
筆者は早さをとるからたんころりんをここで選んだ」
ばはむ:「やっぱり」
どりゅ:「おい、ギリシャの外には1人を選ぶ度胸も決断力も責任感もない奴しかいないのか?
選ぶ気がないならこちらから名乗ってやるよ! 回復といえば俺、俺だけ選べや」
たんこ:「うわ、うるさいのきた帰ろ」
かぐ:「なんだお前は?
召喚時間はカラドリオスと同じだし召喚コストは大きいし、トップではないだろ」
ばはむ:「そうですよ」
どりゅ:「ああ? 便利な各種実の技を取りそろえ、技も相手の手を減らすものばかり。
確かにたんころりんは即召喚だから小回りが利くといえる。
だが俺もできることの多さから小回りが利く。
即召喚ができるクリーチャーの数は限られているから、いつでも出せるより
出してから何でもできることの方が今のトレンドなんだよ」
かぐ:「まあそうだな、だが3者3様でいいじゃないか。それがもえくりだろ」
どりゅ:「仲良しこよしを良しとするのか、聞いてたより甘い女だったんだな」
かぐ:「ほっとけ、それよりこの討論会に出たんなら何か言っていけよ」
どりゅ:「おい日本神! 日本生まれなら必然的に俺も先輩だろ!
頭を下げて教えを請いな」
かぐ:「ふっ、ではどりゅ先輩、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします」
ばはむ:「ちょっとどりゅちゃん」
どりゅ:「じゃあかぐ、お前は俺の実の何がほしい?」
かぐ:「「マナの実」だな。私は「完全耐性」によって能力値の変動はないし「SPヒール」ももらえないしな」
どりゅ:「そうだろ。
他の技も同様に技単位で価値が高いものをそろえているからな」
ばはむ:「でも「マナの実」はマスターには使えませんよ」
どりゅ:「俺はマスターを回復させるよりも、クリーチャーを回復させることに向いている。
もえくりはチームプレイだから、そのつながりを強くする俺はやはりトップなのだ」
かぐ:「たしかに、こいつを最初に動かすことで初めてできることや思いつく策はいくらでもある。
それは特に戦闘中に意識させられるな。
たった1体のクリーチャーに組んだ技を見るだけでその後の展開の予想図が広がる…。
逆にこいつが受ける恩恵は「ニンフの加護」ぐらいだ」
どりゅ:「さらに俺は、ニンフパーティの一員であることも大きなプラスとなっている。
ぜってぇ負けねぇよへたくそユーザーでない限りな」
かぐ:「筆者否定だな」
どりゅ:「ああ、お前はニンフパーティを語るなと言っておいた。じゃあな」
かぐ:「ああ」
どりゅ:「そうそうナイアス呼んでおいた。あいつ寂しがり屋だからな」
かぐ:「はっ、それはどうも」
ない:「…よろしく、どりゅちゃんがまた迷惑をかけたようで」
ばはむ:「いえいえ、ないちゃんには良くしてもらっていますし。それでは、ないちゃんの自慢についてお願いします」
ない:「それはね、水属性特有の射程の広さかな。
「錬水撃」による能力強化や「泥沼」による足止め…どっちにしろ他のニンフより攻撃が得意だよ。
あと「癒しの水」でみんなの傷をいやすことくらいかな。
SPの数自体は他のニンフと同じだけど、主たる技のSP消費が激しいから
どりゅちゃんに頼ることになっちゃう…。」
かぐ:「やはり水属性だけあって、範囲が自慢だな。
さらに水属性の属性値や地形の恩恵は攻撃性能の強化に一貫しているから、
技の性質とうまくかみ合えばソロでも戦える。
キャラデザの良さもあり筆者お勧めのクリーチャーだ」
ない:「あ、おりえちゃんがかわいそうだから帰るね」
かぐ:「あ、ああわかった」
……
ばはむ:「今の二人、ニンフパーティのクリーチャーですよね」
かぐ:「ナイアスはアタッカー、ドリュアスはサポーターだ。
どっちもエキスパートを名乗るのに遜色ない実力の持ち主だ。
単体で使うならば召喚コストの多さからわずかな出しづらさは否定できないが、
出せばできることの多さから、何も考えず採用しても腐りにくいのが売りだ」
ばはむ:「ナイちゃんの方がアタッカー気質である分強力だと思うけど、
なんでドリュちゃんもなの?」
かぐ:「ゲームクリアの面でいえば圧倒的にドリュアスに分があるからだ」
ばはむ:「…取り上げなかったオレイアスは?」
かぐ:「確かにあいつもできること多いんだがな、取り上げるほどではない」
ばはむ:「さようですか。
じゃあオセちゃんとクムバちゃんを一気にしましょうよ」
かぐ:「めんどくせぇな」
……
かぐ:「あいつらの強さは使えばわかるだろ。
ただ単に攻撃技をぶつけていればいいんだからな。
オセは「サンダーチャージ」と「雷撃」によって射程を選ばず戦える。
クムバカルナは近接攻撃に優れ、地震も持つ。
どっちも一長一短なクリーチャーだが、使い方がわかりやすい分
他の一長一短なクリーチャーより使い慣れるのが早いのも魅力だ。
戦法の洗練がいらないほど万能だからな。
実はこの二人、4値合計が同じだ。
この能力値の高さもあり、だれにでもお勧めができるぞ」
ばはむ:「もしかして、その二人が討論会の常連なのは、実力が高いから?」
かぐ:「まさか。見た目で決めている。先輩なんか産廃なのに選ばれているだろう」
ばはむ:「ひどい…」
かぐ:「もちろんこの二人も苦手な属性に勝つのは難しい。
しかしそんなのはほかのクリーチャーに任せてしまえば関係ない。
オセは即召喚できるから苦手なのがいないときに出せばいいし、
クムバは「眠り姫」がうまくいけばターンをごまかすことができる」
ばはむ:「クリアさえすればいいという人は、その二人を使えばいいようですね」
かぐ:「まあな。飽きっぽい人やとりあえずクリアしたいタイプの人にはな、
こいつらほどおすすめなやつはいないだろうな。
ただクムバに「地震」があるとはいえ2人とも範囲攻撃がよろしくないから…」
ばはむ:「攻撃主体でない子も挙げてみてくれません?」
かぐ:「そうだな。ここは討論会だしな。
スフィンクスを挙げてやろう。技の数がすごいぞ」
ばはむ:「また真逆なタイプが来ましたね」
かぐ:「ZOCが3あり防御性能が高くて味方のサポートが得意。
誰もがCOMに使われてムカついたはずだ」
ばはむ:「確かに、ZOCを持つ子たちはいやらしいのが多いですよね。
しかしそれならば、ケルビムが選ばれてもいいんじゃないです?」
かぐ:「ケルビムが選ばれずスフィンクスが選ばれた理由は召喚時間にある。
即召喚ができる分、スフィンクスのほうが鎖技をよりよく使用できる。
さらに移動力・特殊能力には差がなく、防御性能にも大きな差はない。
ケルビムのほうがHPも防御力もあるが、スフィンクスには「石の牢」や
「泥人形」があり、互角だとみることもできる」
ばはむ:「ケルビムのほうは回復技がありますよ。
属性も持っていないから弱点もない。やはりケルビムのほうがよいのでは?」
かぐ:「弱点を挙げるなら、抵抗属性があるスフィンクスのほうがいいぞ。
射程の長い雷属性に抵抗を持つのはやはり大きい」
ばはむ:「あう…」
まから:「ちょっと、来てそうそう喧嘩シーンなんて聞いてないよ」
かぐ:「来たか」
ばはむ:「これは見苦しいところを…」
まから:「どっちでもいいじゃん。これはあくまで筆者の主観。
スフィンクスのほうが使用頻度が高かった、それだけの理由じゃん」
かぐ:「そうだったな」
ばはむ:「味方向きのケルビム、敵向きのスフィンクスといったところですね」
まから:「攻撃的なかぐらしく、控えめな先輩らしくてさ、いいじゃん」
かぐ:「まとめると、ZOCと防御力と回復技で味方を立て直すのが得意なケルビム、
ZOCと防御性能と移動妨害技で相手の策を乱すのが得意なスフィンクス、でいいな。
よく考えると鎖技のくだりいらねぇな」
ばはむ:「その二人の召喚時間、逆だったらどうだったと思います?」
かぐ:「たんころりん以上の性能を持つ即召喚回復役はバランス崩すぞ。
逆にスフィンクスは召喚時間4でもよかった気がするな」
まから:「だったらステータス上げないとね」
ばはむ:「ところで、マカラちゃんも呼ばれてきたんです?」
かぐ:「ああ、こいつはたっぷり酷使されてたぞ」
まから:「急ぎの仕事は忙しそうな人に任せるのがいいって言うじゃん。
だから私のこの1年は短かったなぁ」
ばはむ:「どのように忙しかったんです?」
まから:「筆者にの戦いには毎回出されてた気がする。
軻遇突智やオセやクムバカルナよりも…」
かぐ:「それは言えるな。そもそもこのゲームは射程を持つクリーチャーはそんな多くないし、
範囲攻撃技を持つクリーチャーはさらに少ない。
その二つを長所とし、さらに最初から使えるお前は
最初から最後までもえくりにすとのお供だったろうな」
まから:「もちろん筆者だけという可能性もあるけどね」
かぐ:「自分で使われ続けた理由を言えよ。
もえくり2への続投面接試験でいうつもりのことをなぁ」
まから:「かぐはどうなのさ?」
かぐ:「ここの看板娘をしているという経歴でパスだ」
まから:「うぐぐ。
私の長所はさっきかぐが言ったように射程と範囲攻撃に特化したところ。
いや、範囲攻撃を高射程で出せるといったほうがいいかもな。
そうでありながら並程度のステータスを持っているからか」
かぐ:「だろうな。
召喚時間4やコストの少なさという召喚のしやすさも後押ししている。
射程や範囲攻撃に秀でたクリーチャーはほかにもいるが、
ナイアスは召喚コスト8で「水波」や「水爆」を持たない、
アンピトリテの召喚コスト11や玄武の召喚時間6はちょっと重いといえる。
これらがマカラがよく使われた理由だ」
ばはむ:「やっぱり使いやすいですよね」
かぐ:「まあな。欠点を挙げるなら「水の槍」を持たないことによる決定力不足だが、
タイマンの機会が多くないこのゲームの性質から無視していいレベルの欠点だ」
まから:「しかし、炎属性の射程の短さはやばいって。
むやみに炎属性を勧めないほうがいいってホント」
かぐ:「なに?」
まから:「相手チームに炎属性がいたら、悪いけど私集中してそいつ狙うよ。
射程差でつぶしてくれって言ってるようなものだもん」
ばはむ:「ちょっとマカラちゃん」
かぐ:「たしかに、火力不足を弱点ついて補うのは正しいな。
相手の弱いところを突くのは戦闘における定石…しかし」
まから:「わかってる。かぐちゃんが属する炎属性だもんな。
そう簡単に落ちたりしないって言いたいんでしょ」
かぐ:「雷属性の技を覚えるやつがいるしな」
うぇん:「じゃあ私の出番だね」
まから:「私たちよく一緒だったよなー」
うぇん:「そうだね。やっぱり召喚時間4は使いやすいといえるんだね」
かぐ:「ウェンディゴが前に出て、後ろからマカラの攻撃を飛ばすのか。
ベストな連携だな」
うぇん:「かぐが一緒だと、平行陣(テニスダブルスにて、2人が前衛になる攻撃的なフォーメーション)になるよね」
かぐ:「お前が相手の攻撃と移動を止めるからな」
ばはむ:「私だったら?」
うぇん:「あなたは射程にも移動にも問題ないからいいです。
私のZOCを利用しなければならない理由ないし」
かぐ:「そう、こいつはZOCと防御力と移動力に任せた方法がかなり効果的だ。
最初に敵陣へ突っ込むだけで相手の移動や攻撃を妨害してくれるからな。
そしてZOC3と移動力7を併せ持つのはこいつだけ。
こいつを戦場の中心で出せば好きな相手の移動を妨害できる。
そしてオーロラで敵の能力を下げたり、「氷道」と特殊能力「地形変更氷」で一気に雪原に変えられるのも非常に強力な理由だ」
うぇん:「全部言っちゃダメでしょ。私出た意味ないし」
かぐ:「しまった。お詫びに最後まで居させてやる」
まから:「じゃあ帰るよ」
かぐ:「ああ、ありがとうな」
ばはむ:「さて、もうそろそろ長くなってきましたよ」
かぐ:「最後はルシファーだ。もうそろそろくるだろ」
うぇん:「どんな人?」
かぐ:「説明不要だ」
るし:「よぉ、カスつち! 来てやったぜ」
かぐ:「相変わらず威張り散らしやがるな」
るし:「天才だから当たり前だろ。移動しながら攻撃もできない糞ザコが」
うぇん:「ちょっと!」
かぐ:「うらやましいだろ。そこに早く座れ」
るし:「今日の相方は速攻性ゼロのデブ魚で、疫病ゴミは解雇か。
お前少しは賢くなったな。そのデブ魚のほうがまだましだからな」
ばはむ:「……」
うぇん:「ねぇばはむさん…」
るし:「オセいねえのか。来て損したぜ。
あいつとケルベロスくらいだな。あえて名前呼んでやるならな」
かぐ:「お前あいつ好きなのか」
るし:「少なくともお前にはすぎた存在だ。あいつについてもっと語るときがあるなら呼べよ」
かぐ:「今はもえくりのお前について語る。さっさと自己PRしやがれ」
るし:「感謝しろよ。足萎えの悪神とデブ魚のおままごとに付き合ってやるんだからよ」
うぇん:「何あの人。ムカつく」
るし:「あ? てめぇいまなんつった」
うぇん:「ムカつくって言ったんです! 出てきてそうそうかぐとばはむさんを罵倒して」
かぐ:「うぇん。やめろ」
うぇん:「なんで?」
かぐ:「やめないと、私がおまえを燃やすぞ」
うぇん:「わ、わけわからないよ」
るし:「はよ手をさげろやちびディゴ」
うぇん:「……」
るし:「で、俺の特徴といえば最高級クリーチャーでありながら召喚時間が短いことだ。
相手側に速攻編成が多い故に最高級クリーチャーは使いにくいというか、
相手が速攻だからこっちも速攻にしないといけないようなステージがほとんどだ。
だがそのステージでも俺は強みを発揮できる。もえくりwikiには6ターンで俺とインドラを出す方法が確立されているから…」
うぇん:「ちょっと、今とんでもない発言したよ。不敬罪でぶち込もうよ」
かぐ:「いや、これはもえくりの宿命だ。
フリーバトルで補っているとはいえ最高級クリーチャーを主としたマスターのいるイベントバトルはないといってもいいからな」
るし:「俺を使えばどんな相手にでも負けねぇよ!
数字を持たないくせに特殊能力だけでいきがっている奴なんかな!」
うぇん:「「光の呪縛」で能力値下がっているのにどう活躍するのさ!」
かぐ:「まて。ルシファーは「光の呪縛」を持っていたとしても全能力が130だ。
これはドラゴン系クリーチャーに匹敵する。4値合計も540でオセクムバより上だ。
劣っている状態で上記の強さに加え技のバリエーションも全属性の技をそろえる。
これが召喚時間3で動き出すんだ。活躍できないわけがない」
うぇん:「召喚コストがバカでかいじゃん。やっぱりだめだよ」
るし:「てめぇさっきからなんだ? 「メテオ」で焼き殺すぞ!」
かぐ:「うぇんでは勝てないな。「飛行」でZOCの意味がないし
それがなかったとしても「メテオ」から味方を守るすべはない」
るし:「もえくりで最も重要なものは何か…。数字に決まっているだろ?
いろんな特殊能力を持ったたくさんの個性的なクリーチャーたちを生かすのがこのゲームのコンセプトだろうが、
そんなものは俺の持つ数字の前でごくつぶしの量産を正当化しているだけだ。
結局この手のゲームは数字がすべてなんだよ!
数字を持たないやつらは、いる意味ねーよ。
正直マスターなんてたかが人間。邪魔でしょうがねーよ。俺を出すだけであんな負担かかるなんてな。
やっぱり2000年前の神の言葉「人間に頭を下げろ」ってやつ、従わなくて正解だぜ。
俺がマスターもクリーチャーもすれば、それが最強チームだ」
かぐ:「そうだったらほとんどのクリーチャーはいらないぞ」
るし:「実際いらないだろ。望むならいまからでもそいつらの続編出場権を剥奪して回ってやらぁ。
そいつらを消した方が、もえくりの名に箔がつこうものだ
もえくりにいろんなクリーチャーがいる理由、知ってるか?」
かぐ:「全てのクリーチャーに魅力があるからだろ。
実際どんなクリーチャーにも使いこなせる人が存在するしな」
るし:「全部俺に潰されるために存在しているからに決まっているだろ。
お前も数字持ちのくせにそんなちゃちな答えしかできないのか!」
うぇん:「ばはむさん。何とか言ってよ」
ばはむ:「でも、ルシファーさんは
単体攻撃も範囲攻撃もできますし、ファミリアの召喚に「精神攻撃」に自己強化もできます。
何でもできるからやはりいうことに異を唱えるのは難しいですよ」
うぇん:「もえくりに対する攻撃的な発言は許しがたいよ。
どんなに実力があろうと、暴れ馬であれば名馬ではない!
ダメクリーチャーだね!」
るし:「ククク…俺の力を堪能して死ね!」
かぐ:「!!!」
ばはむ:「危ない!」
……
ばはむ:「……」
うぇん:「ば、ばはむさん?」
ばはむ:「……」
るし:「よかったなばはむ。このまま死ねば次回作で醜態さらしまくらずに済むぞ」
かぐ:「……」
るし:「じゃあな、鈍足女」
かぐ:「……足萎えは最後まで主君を裏切らない。鉤十字にそう書いてあるぞ」
るし:「…お前のマナバーンでとどめを刺してやったらどうだ?」
かぐ:「いいや、こいつの生命力に任せらぁ」
るし:「そうかよ」
かぐ:「どこ行くんだ?」
るし:「もえくり2の発売は決まっている。
その作中でザコクリーチャーを殺しまくりゃ、その次の舞台には出場拒否するやつが多くなり、
もえくり3の発売が永久凍結となる。
そうなれば俺は務めを果たせたことになり、クククク…」
るし:(ついに天上へ帰れるってわけだ)
かぐ:「永久凍結? そうはさせねぇよ」
るし:「あ? 決定権は俺の力だけだ!」
……
かぐ:「はっはっは」
ばはむ:「……」
うぇん:「ねぇ、どうしてかぐは笑ってるの?
あんなひどいこと言われて、ばはむさんもこんなにして」
かぐ:「…あいつは紛れもない最強クリーチャーだからだ。
あいつに勝った奴にしか、意見する資格はない。その厳しさももえくりの味だろ。
やられたキャラに容赦なく「死亡」の文字を与えるのだからな。
あいつの言を嘘にしたいなら、あいつに勝てるようになるだけだ」
ばはむ:「……」
かぐ:「おい起きろデブ魚、寝てると本当に殺すぞ」
ゲシゲシ…
ばはむ:「う、うーん」
うぇん:「だ、大丈夫? ごめんね。私があんなこと言ったせいで」
かぐ:「黙れといっただろ?」
うぇん:「かぐが黙っててよ」
かぐ:「いやだ。ルシファーに関するまとめをさせてもらう」
ばはむ:「他の…クリーチャーの個性をあざ笑う使い方…それが…」
かぐ:「ルシファーの正しい使い方だ。
だからあの性格は正しい使用法を促しているんだ」
うぇん:「うそっぽー」
うぇん:「さて、これでもえくり1の総決算は終わりだね。
にしてもこれだけの文量を書くだけの余裕がよくあったよね」
かぐ:「当面の目標であった『クワズマの完全版』が出せたからいつ死んでもいいんだとさ。
もえくり関連を半年更新しなかったら筆者は死んだとみなしてくれ」
うぇん:「Lは死んだ…みたいだね」
ばはむ:「それにしても、ルシファーさんは怖いですよね」
かぐ:「先輩は同格なんだからおびえる必要ないでしょう」
うぇん:「じゃ、終わりだね」
かぐ:「ああ。
今回はこのような無駄に長い駄文を読んでくださり、ありがとうございました。
ここまで書いてきたものは、筆者がよく使ったクリーチャーについてですので、
皆さんもよく使っていた可能性が大きいうえにほんの一例にすぎません。
そしてクリーチャー編成に困っている方は参考にしてみるのもいいかもしれません」
ばはむ:「また謝るんです?」
かぐ:「情報発信者がこうであるべきだといったり、謝らずに済ませたりするのは
反感を買いがちで大変危険なんだ。
だから謝ったりどうとでもとれるような説明の仕方をするんだ。
自分で探ってよいと思った戦法がやっぱり一番だからな。
だから形式美を大切にさせてくれ」
ばはむ:「はいはい」
かぐ:「じゃ、近くの病院へ行くか。
抵抗属性とはいえあのルシファーの必殺技を受けたのだからな。
今からオセに担架を持って来さすから」
ばはむ:「は、はい」
おせ:「ちょっと私の出番これだけ!」